新型デミオの発表会が開催されたようだ。
その際のマツダの稲本専務によると是非とも正価販売を実現したいとの報道を見て思った。
この正価販売という言葉が何を指しているのかは詳細不明だが、定価を決めて値引きをしないということなのだろうと想像する。
マツダのブランディングが成功するか?
ブランディングの際に価格の統制を行うというのは基本的な事なのだ。
しかしながらデミオについて価格統制が可能なほど強力なブランドになるのかと言うと、非常に競争の激しいカテゴリーでありライバルが多数存在すること。
時期的にユーザーはリーマンショック以降根本的に立ち直っていないこと。
マツダの販売に関してブランディングを支えるだけの要素が無いこと。
これらの理由により時期早尚だと思うのだ。
元々のマツダのブランド力
元々マツダは少し前までは値引きが激しく、これは主に商品の作り込みが甘かったことが理由だ。
このため中古車価格が下落し、一度マツダの車を買うとマツダ地獄と言われたものだ。
現在ではこれはかなり改善され、こういうことも無くなってきていると思う。
現にTomTomがNCロードスターを購入し、売却した際も他メーカーとそれほど変わりは無かった。
つまりこういうブランディングと言うものはユーザーがどのように受け止めるかで変わってくる。
製品である車自体が品質高く、性能も良いなら、あとは販売現場が変わらないといけない。
この良い製品をここで購入して良かったと思わなきゃならないのだ。
それにはセールス、サービスの質はもちろんのこと、その他にはもっと付加価値が必要だ。
今のままでは難しいと言わざるおえないと思うのだ。
最近のマツダの製品は非常に良い
失礼な事を書いたが製品自体は良いし、そのスピリットも十分伝わっている。
あともう少しだと思うのだ。
ユーザーにしてみれば安く買えるのはありがたいことだが、高いお金出しても手に入れたいと納得するモノが必要だ。
今回はこのへんで
では