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インプレッション

20091115 坂道にて
GOLF5には坂道での発進補助が付いていて、坂道発進を行うと後ろに下がらないように勝手にブレーキをかけてアクセルを踏まれるのを待っている。この時に感じるのだがブレーキペダルに反力があり、オイルプレッシャーがかかっていることが伝わってくる。GOLF5のブレーキの感触が悪いのはこれが原因でないかと感じている。プレッシャーがかかった状態だと非常にカチっとしてペダルが奥へ入らずストロークが詰まる。これに対して普段ブレーキを踏む状態だと非常にフカフカでストロークも長い。この機構が付いているがために普段のブレーキの感触が犠牲になっているのであれば非常に惜しい気がする。やはり前へ進むときのことを基準に考えるべきだと思う。

20090812 ツーリングにて
750キロ出雲へ一気に走って様々な場所を走ってきた。
○ワインディング
DSGのSモードが楽しいセッティング、シフトポイントも変化するがステアリングの重さまで変化するのが今回発見。ブレーキはローター研磨の効果が出て冷えているとあまり感触良くないが、温まってくると非常に安定した食い付きを示し前提となる走り方が日本では合っていない様な気がする。特に街中の低速域で温まらない場合は真価を発揮できないに違いない。今回空気圧を少し高めにしておいたが、かなりコツコツと小さな衝撃を伝えるので結構固い足のような気がする。ただしロールは標準的で決してガチガチの足ではない。コーナリング自体はアンダーステアが基本で、アンダーがきつくなりかけるとDSCが介入してラインを補正するがこれにはあまりビックリしないで済む。
○流れの速い国道
80キロから100キロ程度で流れる国道では非常に燃費を稼げる走りができて、運転も非常に楽である。回さなくても流れに乗れるしある程度スピードが乗れば維持するのは楽な作業。直進性も問題なく、本来の使い方はこういった場面か?
○高速道路
こちらも非常に安定した走りで安心感がある、今回可能な限り出してみたがあらゆる領域で特に問題はない。高速でもリフト等の不安定さはなく、もっと試してみたいほどであるが自制心を必要とする。
○その他
シートが秀悦である、今回は時間の関係でほぼ走りっぱなしとなったがシートに助けられて非常に快適であった。以前から気になっていることであるがマフラーの排気音が結構うるさく気になる。昔からGOLFは結構野太い音を出してはいるが、これは昔も現在も変わっていないらしい。
ハイビームの配光が素晴らしい、国産車ではロービームはまともだがハイビームが的を得ていないものが多く夜のワインディングでは苦労することが多かったが、ピレリのハイビームは光量と配光が素晴らしい、補助灯がなくても良いかも?と感じる。
○総合的に
このボディーでこの動力性能、運転していて我慢しないといけない部分がマフラーの排気音程度である。燃費もメーター読みでオーバーオール11.6を記録したのにはビックリ。もっとこの性能を前面に出して宣伝すればよいと思うのだが、日本ではこの性能をなかなか発揮する場所がないかもしれない。

20090802 ワインディングにて
慣らしも中盤にさしかかり山で少し回してみた。エンジンのスムーズさとDSGの速さダイレクト感は非常に秀悦。スロットル中域の付きとトルク感が気持ちよくしっかり踏める、唯一不満なのは回転の落ちが悪く、アクセルOFF時のダイレクト感が削がれる。
ハンドリングはまだ良く分からないが慣れればアクセルONでもOFFでもコントローラブル、速度に比例してステアリングの重さが変化するので慣れないとビックリする。
トップエンドの感触は慣らしがもう少し進んでからのつもり。

20090801 ブレーキ2
ディーラーさんで1ヶ月点検受けてエア抜きをしてもらった後にフルブレーキングを敢行、これがいかん全然止まらん。この性能でこのブレーキでは非常に危ない、まったくどういうバランス感覚をしているのか理解できない。

20090718 ブレーキ
ズヤズヤのローターで全く感触が悪いブレーキであるが、ここのところ強く踏むことと少し熱を与えるようにしていると少々改善の兆し。まだ感触は良くないが少し当たりが付いてきたような感じである。見てみるとパッドも少しまっすぐ当たるようになっているし、ローターも綺麗になりつつある。早く本来のブレーキ性能が出てもらいたいものである。これらの原因の一つとして街中では減速時にDSGが自動的にシフトダウンするためブレーキを踏む回数と強さが少なめなこともある、シフトダウンするためにブレーキをかけなくても減速するためである。もう少しブレーキは様子見としてみたい、でもエア抜きが必要な感じ。
少しローターに当たりが出てきた

20090708 少々乗り込んでみての印象
ステアリングについてはダルでもなく鋭すぎでもなく適切であるが、ステアリングホイールが寝ていてシートポジションとの兼ね合いが難しい。元々アップライトなポジションを要求するのか?コーナリングについてはまだまだなんともいえない状況であるが、ステアリングの切込みから動作するまでにタイムラグがあるような印象で(ロドスタとの比較)早めに操作する必要がある。
ペダル配置は適切であるが、ブレーキペダルの位置が体に近くオルガン式のアクセルペダルとの位置関係が難しい。アクセルを離してからブレーキペダルに足を置き換えるのに足首を持ち上げないといけないので少々しんどい。
ブレーキは当たりがなかなか付かずローターはまだささくれ立ったままでダストだけが出る状態。ペダル操作もストロークが深く印象が悪い。踏み込んでからのリニアさが無くってどれほど踏み込むと良いのかがまだ分からない。パッドやブレーキライン、フルードの交換が必要かもしれない。これも経過観察である。
エンジンについては非常にトルクフルで1000回転台でも十分に坂を登ることができ使いやすい。これだけパワーのある車なのに驚異的である。
DSGのミッションについても非常に好印象で、シフトアップは歯切れが良くポンポンという感じ。また減速時のシフトダウンはオートモードでも行っており、信号赤を認識したときなど早めのアクセルオフでは思ったところまで走らないことがあるが慣れの問題である。
DSGのパドル、小さい

20090627 ファーストインプレッション
ディーラーさんから走り出てまず最初に感じたことは、車体全体が軽く感じられること。加速したときに非常に軽々って印象である。操作系はそれほど奇をてらったものはなく常識的な操作系なので、最初に乗り込んでも戸惑わなくて済む。給油もしてみたがドアに付いている給油キャップを開けてやるだけ、非常に簡単明瞭である。
ステアリングは非常に軽く、国産車と変わらずもう少し重めでも良いかもしれない。
ミッションのDSGは通常ATと比較してもまずは分からないレベル、発信時に半クラ状態の微振動で感じる程度である。シフト動作は次々に上のギアを選択してなるべく高いギアで走るようなセッティングであり燃費重視か?変速時には上のギアにエンゲージしてエンジンの回転数がストンと落ちるのは気持ちが良い。
エンジンの印象は非常に回転が軽くフリクションが無いような印象。慣らしのために3000回転程度だが、十分なトルクが出ていて少々の坂道程度なら登ってしまうのが好印象。2500回点くらいからモリモリと力が沸いてくるような印象でもっと回したくなる。
音については外から聞いているとガリガリとディーゼルのようなエンジン音が大きい。反対にアイドリングの排気音は心配していたほど大きくは無い模様だが、慣らしが進むとどうなるか経過観察である。走行中の音はやはり排気音が大きく、ボーっとどこか後ろのほうで音が鳴っているような印象。トンネルに入ると結構な音量で響いているのが分かる。
乗り心地については予想していたより固くなく角も取れているような印象。多少コーナーを攻めてみるとロールもするし、ちゃんとストローク感があり仕事している印象である。
気になったことは、フロントガラスの最下部の平滑度が悪く歪んで見えること、これは他の車には無い特徴である。

 

 

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