アルファロメオのジュリアが復活、だがずいぶん大きく立派に変身

アルファロメオの新型ジュリアが発表された。第一印象としてはずいぶん立派になったように見受けられる。
その内容もあらゆる技術を投入した渾身の作という感じだし駆動方式がRWDなのが興味深い。

最近はオマージュがトレンド

つい先日もルノーがアルピーヌA110のオマージュとして「Alpine Celebration Concept」の発表を行っていた。
世界的にオマージュという動きが活発で古いモデルを見直すというかデザイン性の方向付けというか面白い動きとなっている。
個人的にはこの背景にテクノロジー一辺倒ではなく人間の感性に訴える部分を重要視しようという思いが隠れているのではなかろうか。

新型ジュリアはコンセプトモデルではない

プレスリリースを見ていて気が付いたのだが今回発表された新型ジュリアはコンセプトモデルとはなっていない。
という事は発売と前提としたモデルという位置付けだ。そういう目で見ないといけないモデルなのだ。
アルファロメオ新型ジュリアのフロント
↑ アルファロメオ新型ジュリアのフロント、第一印象としては156をペチャっとしてギューと引っ張った感じ、サイズは発表されていないがかなり大柄なセダンのようだ、ハイパフォーマンスな車だけにダウンフォースをコントロールする仕組みが入っている、画像はメーカーサイトより拝借

アルファロメオ新型ジュリアのサイド
↑ アルファロメオ新型ジュリアのサイド、全体的な外観はあまりアルファらしくない、どこのメーカーか良く分からないジャガーと言われても分からないかもしれない、ブレーキがホイール一杯一杯なのが凄い、ちなみにブレーキディスクはカーボンセラミック製、画像はメーカーサイトより拝借

アルファロメオ新型ジュリアのリア
↑ アルファロメオ新型ジュリアのリア、リアはなかなか迫力がある、トランクのスポイラーは非常に小さい、逆にバンパー下のデフューザーは巨大なモノが付く、マフラーは左右4本出しで斜めに配列されている、これはどこかで見た配列だレクサスだったか、画像はメーカーサイトより拝借

新型ジュリアの内容

現在発表されている内容としては次のようなモノだ。

エンジン:新エンジン6気筒510HP(Quadrifoglio version)、気筒休止システム付き
駆動方式:RWD
サスペンション:前ダブルウィッシュボーン、後マルチリンク
重量配分:前後50対50
0-100km/h加速:3.9秒
ブレーキ:カーボンセラミックディスク
軽量化:カーボン製プロペラシャフト、ボンネット、ルーフ、シートフレーム
パワーウェイトレシオ:3kg/hp以下
技術的ハイライト:トルクベクタリング、インテグレーテッドブレーキシステム、アクティブエアロスプリッター
走行モード:Dynamic/Natural/Advanced Efficient/naturally Racing(一部車種)

元々のジュリアは普通のセダンだった

ジュリアは元々1960年代から1970年代においてアルファロメオの代表的なセダンだった。
そこから派生してスポーツモデルとか2ドアのクーペやオープンボディーが作られた。個人的に大好きな「ジュリア・スプリントGTA」はジュリアの派生モデルでアルミボディーの非常にホットなモデルだ。
今回の新型ジュリアはいつから発売されるとか営業的な内容は無いのだが反響を探っているところなのだろうか。かなりのハイパフォーマンスカーなのでメルセデスでのAMG、BMWのMモデル等に対抗し得るモデルとして投入するのだろう。
アルファとしては純粋なスポーツカーとしては4Cがあり、新型ジュリアをセダン型のスポーツカーとして考えているようだ。
1963年式ジュリアTIスーパー
↑ 1963年式ジュリアTIスーパー、元々はコンパクトなセダンだった、この頃のアルファには非常に味がある、今でもこの時代のアルファは魅力的だ、画像はWebCGより拝借

今回はこのへんで
では