マツダの新型NDロードスターにはアメリカ限定で「CLUB」というグレードがある。
この「CLUB」というグレードは2015年4月に開催されたニューヨークショーで発表された。
新型NDロードスターはアメリカではMX-5 MIATAという名称なので、このグレードの正式名称はMX-5 MIATA CLUBという事になる。
何故か日本では全く話題にならないが、なかなかにマニアックなグレードなのだ。
↑ MX-5 MIATA CLUBのサイド画像、こんなマニアックなグレードを日本でも用意してほしいところだ、しかし日本ではこんなマニアックなグレードは不要だと判断されてしまったのは悲しい、画像はネット上から拝借
USAのNDロードスターのグレード構成
アメリカでのNDロードスターのグレード構成は日本と少々異なるが3種ある。
もちろんアメリカでのNDロードスターは2.0Lエンジンなので基本的なパフォーマンスは日本とは異なる。
これを念頭に置いてアメリカでのNDロードスターのグレードを見てみよう。
SPORT
比較的シンプルなグレード、16インチのタイヤホイールを履く。日本で言うとSグレードに相当する。
CLUB
走るための機能をブラッシュアップしたグレード。
日本には存在しないビルシュタインやBBSそれにブレンボキャリパーを装備しLSDを装備する。非常に実質的で魅力的な装備だ。ただしブレンドとBBSホイールはオプションとなる。
GRAND TOURING
レザーのシートを始め豪華装備と安全装備を施したグレードで日本ではS Leather Packageに相当するグレードだ。
MX-5 MIATA「CLUB」の装備
日本のグレード構成には無い非常にマニアックな装備の「CLUB」だがその内容を挙げてみると次のようになる。
サスペンション:スポーツチューンドサスペンション、ビルシュタインダンパー
駆動系:トルクセンシングLSD
外装:フロントエアダム、サイドシル、リアーリップスポイラー
タイヤホイール:BBS鍛造17インチホイール(オプション)
ブレーキ:ブレンボキャリパー(オプション)
↑ MX-5 MIATA CLUBのフロントスポイラー、大き過ぎず大人な感じのリップスポイラーが付く、サイドがカールしているのが今風、画像はネット上から拝借
↑ MX-5 MIATA CLUBのリアスポイラー、トランクリッドに小さなスポイラーが付く、あえて色を変えているのが良い感じ、でもあまりシャークフィンは似合わないと思う、画像はネット上から拝借
↑ MX-5 MIATA CLUBのブレーキとホイール、足回りはビルシュタインダンパーとLSDを標準で装備する、オプションでブレンボキャリパーとBBSアルミホイールが用意されている、この装備は非常に魅力的だ、日本でも発売してほしい装備だ、画像はネット上から拝借
アメリカのNDロードスターは日本には無いマニアックなグレード構成
アメリカではやはりこうしたマニアックな走りに機能を求めるユーザー層が多いのだろう。
裏を返せば日本では高額車の範疇に入ってしまうNDロードスターは、こうしたマニアックなユーザー層を獲得できていないという事だ。年齢層にかかわらずもっとスポーツカー好きを養成するという事をしないと日本でのスポーツカーのマーケットは育たないだろう。
現在の日本でのスポーツカー好きのマーケットは薄っぺらな状態でカッコだけのスポーツカー好きなのだと思う。
もっともっとスポーツカー好きを増やさないといけない。当ブログでも少しでもスポーツカーの楽しさを伝えられたらと思う。
今回はこのへんで
では