以前からS660の1.0L版の噂がある。ここにきて北米での1.0L版の噂が急浮上しているようだ。
パワートレインは3気筒1.0Lターボ127BHP
北米向けのS660は3気筒1.0Lターボエンジンを積み127BHPを発揮するらしい。
S660は最初からモアパワー版の存在が噂されていたがそれが現実味を帯びてきたようだ。
↑ S660のエンジン、やはり単純に考えて現在の軽自動車枠のパワートレインでは役不足なのは誰もが感じている事だろう、1.0Lターボが載ってやっと本来の形だと思うのだ、それでこそ「S」のブランドにふさわしいと思う、画像はメーカーサイトより拝借
S660のシャーシは十分な能力を持っている
日本国内での試乗記を見るとシャーシの剛性は十分あるようで1.0Lターボエンジンを積んでも全く問題無いのではないかと思える。たぶん最初から日本国内では軽自動車枠でのデビューとし、日本以外では1.0Lターボを想定しているのだろう。
管理人TomTomが思うにS660程度の車重とパワーならリアディスクブレーキは不要なのだ。しかしあえてここにディスクブレーキを持ってきているのはS660に対する期待に応えるためとこうした1.0Lターボエンジンを積むための布石だと思う。
↑ S660のリア画像、1.0Lターボを積むことを最初から考えているのであればリアディスクブレーキやエンジンルームのスカスカ具合それにボディー剛性は理解できる、軽自動車のためだけではもったいないと思う、画像はメーカーサイトより拝借
NDロードスターの例もある
日本では直接のライバルとはならないがNDロードスターも同じ成り立ちをしている。
北米向けでは2.0L、日本国内では1.5Lと差が付いている。これは税制の問題やスポーツカーに対する風当たりの問題もあるだろう。北米ではやはり絶対的な性能を重視するために日本国内よりも大型でハイパワーのエンジンを積むことになる。
S660についてもマーケティング的に同じことが言えるのだろうと思う。日本以外では660ccの軽自動車枠自体が意味を持たないのだ。
↑ 北米でのNDロードスターのCLUBというグレード、北米でのNDロードスターは2.0LだしCLUBグレードにはブレンボキャリパーを装備するモデルまである、これと同じことがS660に当てはまるという事だ、やはり北米はコンパクトスポーツでもハイパワー志向なのだろう、日本のユーザーはココでも置いてきぼりを食らっていると思う、画像はネット上から拝借
S660の1.0Lターボ版の動力性能を予想してみる
日本国内でのS660は830kgの車重に64PSなのでパワーウェイトレシオが12.97kg/PSとなり、この数値は非常に残念な数値だ。
これに対して北米向けのS660の3気筒1.0Lターボ版は重量が少し増加するだろうから仮に850kgとしよう。そしてパワーが127BHPだとするとパワーウェイトレシオは6.69kg/BHPとなる。このパワーウェイトレシオ6.69kg/BHPは十分楽しめる数値ではなかろうか。
国内でもS660のボディーは全くそのままでパワーのみを北米版同様に強化したモデルは発売しないのだろうか。
もし発売されるようなことがあれば非常に面白い事になるだろう。現在日本国内でのこのマーケットはNDロードスターが独占していると思うのだがこれに対抗し得るモデルが出てくるという事だ。期待してみよう
今回はこのへんで
では