日本の量販店で販売されている自動車アクセサリーについていつも感じている事がある。
それはデザインと機能の両方が揃った商品が非常に少ないという点なのだ。
という事で管理人が気に入った自動車アクセサリを勝手に紹介する「自動車アクセサリの逸品」と名付けたページを作ってみた。
今回はその第2弾として車で使うハンマーライト、メーカーは不詳「AJ9 01 801」を紹介したいと思う。
↑ 「AJ9 01 801」ハンマーライトの全体画像、透明な筐体にメカ部分が透けて見える、この中にハンマー/カッター/ライト/赤色灯が内蔵されている、さらに車体へのマウント用のマグネットも内蔵だ、しかも防滴構造になっていて多少の雨なら大丈夫なようだ、後部にはペンのようにクリップが付いている、またその辺りは表面がギザギザになっていてハンマーとしての利用時にしっかり握れるようになっている、グリップの部分に赤色灯が内蔵されて片側6個両側では12個のLEDを点滅する
ハンマーライトは非常時の車からの脱出ツール
つい先日も鬼怒川が氾濫して甚大な被害が出た。被害を受けた方々にはお見舞い申し上げます。
こういった災害時や事故の際に車のガラスを割って脱出するという事を想定する必要がある。
ハンマーライトというのはこうした場合の車から脱出するためのツールだ。
機能面としては窓ガラスを割るためのハンマー、シートベルトを切断するためのカッター、それに通常のライトと赤色灯としての3つの機能を1つにまとめたモノだ。
↑ 「AJ9 01 801」ハンマーライトのライト部分画像、電球は通常のムギ球が付きリフレクターは小型だ、シルバーで尖がった部分がハンマー、電球の周りのフラットなシルバー3点はマグネットとなっていてボディーに立てることができる、ライト面をボディーに固定するのでどちらかと言うと赤色灯がライトとしてのメインの機能だと考えているようだ、この部分にハンマーライトやら型番が書いてある
↑ 「AJ9 01 801」ハンマーライトのライト部分を外した画像、電球はムギ球で2.5V/0.3Aの仕様だ、現在この仕様のLED球を物色中、ねじ込む部分には黒いゴムのOリングが装着され防滴性能を持っている
↑ 「AJ9 01 801」ハンマーライトの後端部の画像、後端部はねじ込み式の電池蓋が付く、もちろんココにもOリングが入っている、ボディーサイドがギザギザになっているのがお分かりだろうかシッカリ握れるよになっている、電池は単3を2本使用する
ハンマーライトのメーカーは不明
このメーカー不詳、型番「AJ9 01 801」のハンマーライトはある自動車ディーラーが販売していたモノだ。
管理人TomTomはこの機能美に惚れ込んで購入し現在2つ持っている。2005年に手に入れているので既に10年前の品物だ。
このハンマーライトはメーカーも不詳だし、型番も「AJ9 01 801」としか書いていない。どこが作っているのか全く分からない状態なのだ。
元々販売していたディーラーに聞けば分かるかもしれないので今後調べてみようと思っている。
ココでは呼び方も分からないので「AJ9 01 801」ハンマーライトと呼ぶことにした。
↑ 「AJ9 01 801」ハンマーライトのハンマー部の画像、ハンマーはライトの先端の側面に2つ付いていてココでガラスを粉砕する
↑ 「AJ9 01 801」ハンマーライトのカッター部の画像、筐体の左右にカッターがついていてシートベルトを切断するのに利用できる、赤いボタンはメインの操作ボタン、押すと赤色灯/ライト/赤色灯とライトの同時点灯/消灯と順番に切り替わる、透明な筐体から基盤が透けて見えているのが憎い
ハンマーライトの逸品:「AJ9 01 801」
モノ自体は透明なプラスティック製となっていてあまり見かけないような外観となっている。
シンプルな筐体にガラスを割る、シートベルトを切る、照らすという上記の3つの機能を内蔵している。
自動車の車内へのマウンティングが良く考えられていて、車内のカーペットに簡単確実に固定できるホルダーも付属している。
自動車外部では内蔵したマグネットでボディーに引っ付けることで赤色灯を点灯させて夜間の安全性確保を行う事が可能だ。
さらに各開口部にはOリングが装着されており防滴機能を持っていて実際の利用状況に即した機能を持っている。
↑ 「AJ9 01 801」ハンマーライトのメインスイッチ部の裏側画像、赤いメインスイッチの裏側にもスイッチが付いていて重要な機能を果たす
↑ 「AJ9 01 801」ハンマーライトのメインスイッチ部の裏側画像その2、この裏側のスイッチはホルダーに装着しているかどうかを検知するスイッチなのだ、ホルダーから取り外すとこのスイッチで検知し自動的に赤色灯点灯モードになる、また使用後は点灯したままでもホルダーに装着する事により消灯する、偉く凝った作りになっているのだ
他に同様の機能を持ったハンマーライトは見たことが無い
量販店へ行くとこうした自動車からの脱出ツールはいくつかある。
だが「AJ9 01 801」ハンマーライトのように、これだけの機能を高次元に組み合わせた商品を見たことが無い。
個人的には、見てくれはそれほど高機能なように見えないところが通好みで素晴らしい。
↑ 「AJ9 01 801」ハンマーライトのホルダー装着画像、先端のハンマーの部分をホルダーに差し込んで後部をパチンとはめ込むとしっかりホルダーに固定される、このホルダーにはさらなる秘密が隠されている
↑ 「AJ9 01 801」ハンマーライトのホルダー装着画像その2、ホルダーは車内のジュウタンに突き刺すピンが付いている、まず後部を突き刺しその後前のピンを差し込むようになっている、これで簡単に固定する事が可能だ、後部のピンはもっとフラットになりホルダーに固定される、唯一この固定部分の強度が少し足りないのが欠点と言えば欠点だ
↑ 「AJ9 01 801」ハンマーライトのホルダー画像、ホルダーの後のピンは固定式で先に差し込む、その後に前のピンをスライドさせて固定する、なかなか凝った作りのホルダーとなっている、ピンは使わなくてもネジ留めする際の穴も開いている
どうして大々的に売り出さないのだろう?
これだけ高機能とデザイン性の両立をしている優れた商品をもっと売り出さないのかが気になる。
元々販売していたディーラーの全くのオリジナルなのか、それとも既に商品として存在していたモノをオリジナルとして売り出したのかは現在のところ不明だ。
個人的にはたぶんこのデザインでこの機能なら十分に売れると思うのだ。
是非、現代版として復活させてほしいと思っている。
管理人TomTomが持っているこの「AJ9 01 801」ハンマーライトはすでに10年が経過したモノだ。
従ってライトは通常の電球が装備されている(赤色灯はLED)。
個人的にはこれをLED化しグレードアップしてみたいと考えている。
今回はこのへんで
では