2014年2月にルノーから「KWID コンセプト」が発表された記事を書いた。
その時にこの「KWID コンセプト」のルーフにラジコンのヘリコプターが格納されていたと書いた。
今になって考えてみるとこれはドローンだったのだ。
「KWID コンセプト」はキモカワイイ
「KWID コンセプト」が出た時にこの車のデザインは非常に良いと思った。
コンセプトカーだけにあり得ないデザインをしているのだが全体的にコロンとしてカワイイ。
この感じは同じルノーのZOEに通じるものがある。
「KWID コンセプト」のルーフの秘密
当時記事を書いた時にルーフからラジコンヘリコプターが出てきたと書いた。
これは今流行のドローンだったのだと今頃気づいた。
時代背景を考えるとAmazonがドローンで配達するとか世界的にドローンが話題になり始めた時期なのだ。
コンセプトカーらしくドローンを取り入れてるのだった。
見る側にそうした知識が無いとこうしたコンセプトカーも宝の持ち腐れだ(苦笑)。
KWIDは新興国向けのクロスオーバー
元々「KWID コンセプト」はインドで発表されたコンセプトカーで新興国での利用を想定している。
世界的に小さなクロスオーバーが人気でここ数年のトレンドなのだ。
KWID自体は製品化されてインドのマーケットに2015年5月に投入されている。
クロスオーバーの中でも一番小さなサイズに属する大きさで若者向けなのだ。
しかしこのサイズ日本においてもクロスオーバー不在のセグメントとなっていて非常に魅力的だ。
製品版KWIDのスペック
インドでのKWIDのスペックを見てみよう。
サイズ:全長3,679mm×全幅1,579mm×全高1,478mm
ホールベース:2,422mm
エンジン:799cc3気筒ガソリン
最高出力:54PS/5,678rpm
最大トルク:72Nm/4,386rpm
ミッション:5MT
サスペンション:前ストラット、後ツイストビーム
タイヤホイール:155/80R13
ブレーキ:前ディスク、後ドラム
燃費:25.17km/L
乗車定員:5名
トリム:トリムレベルは4種
価格:256,968インドルピー(約47万円)~
↑ KWIDのフロント画像、全体的にはルノーのデザインを良く引き継いだデザインとなっている、CLIOをスケールダウンして車高アップしたような感じ、がぞうはメーカーサイトより拝借
↑ KWIDのサイド画像、ウニュウニュしたサイドが特徴、リアハッチも立っていて実用性は高そうだ、タイヤホイールが小さくてカッコ悪いがインドの事情に合わせたものだろう、画像はメーカーサイトより拝借
↑ KWIDのリア画像、リアも小さいながら良くまとまっていると思う、この車なんと幅が1,579mmしかないのだ、非常にコンパクトなボディーで日本で言うと軽自動車と5ナンバー車の中間くらいの大きさになる、画像はメーカーサイトより拝借
↑ KWIDのインパネ画像、インパネも含めて車内は非常にシンプル最小限のモノしかついていない、しかしこれだけシンプルだと逆に新鮮に映るのが面白い、画像はメーカーサイトより拝借
↑ KWIDのシート画像、シートは価格を考えると十分なモノが付いている、日本に持ってくると面白いと思うのだがどうだろう?、画像はメーカーサイトより拝借
KWIDを日本へ持ってくると面白いかも
インドで発売されているKWIDはその前身である「KWID コンセプト」とは少々異なる車になってしまったが小さくてかわいい車だ。
なんせサイズが日本の軽自動車と5ナンバー車のちょうど中間くらいなのだ。
こうしたサイズって日本でも重宝されるのではないかと思う。
もし日本へ持ってくるならこのままだと受けないと思うので手を入れる事が必要だろう。
例えば
- タイヤホイールの大径化
- 2ペダルの設定
- 1.2Lクラスのエンジンの搭載
- できたら4WDの設定
という変更をすれば雪国でも実用4WDとして受け入れられるのではないだろうか。
そして日本でルノーと言えばやはり輸入車というイメージを保っているが日産と同じグループなのだから国産車としての立ち位置も作ってしまえば良いと思うのだ。
現在このクラスはモデル末期のラッシュ/ビーゴしかないが、もうすぐラッシュ/ビーゴも新型になりそうだしスズキのイグニスあたりが参入してくる予定なのだ。
日本国内でもこのクラスのクロスオーバーから目が離せない。
今回はこのへんで
では