以前コペンクーペはなかなかカッコ良いと書いた。
大阪オートメッセ2016でも展示があったので実物を見ての感想を書いてみた。
最近はスポーティーさを出すためにオープンカーが流行だがこうしたクーペも十分スポーティーだと思うのだ。
何か勘違いの最近のスポーティーさ
コペンもそうだしS660もだがスポーティー=オープンボディーとは限らないと思う。
特に軽自動車ではなんでもかんでもオープンにしても重くなるだけだしボディー剛性も落ちる良いことは無いのだ。
国産車では見かけなくなったクーペ形状のボディーでもスポーティさは表現できるだろう。
管理人TomTomは車はコンパクトで軽量なのが一番と思っている。
軽自動車ならエンジンの出力に規制があるので軽くしないとスポーティーにはならない。
こんなことは分かり切った事だ。
なのに見てくれ重視の重くてスポーティーでは無い車を作り続けるのはどうなのだろう?といつも思っているのだった。
↑ 大阪オートメッセ2016でのコペンクーペ、横から見ると少し寸詰まり感があるがうまくクーペ形状になっている、ボディー下部の厚ぼったさをごまかせればさらに良い感じになると思う
コペンクーペは本来この形が良かったのでは?
コペンのように車のレイアウトから言うとミッドシップでもないただのFF車ならもっとスポーティーさを追求しなければならないだろうと思う。
今回実車を見たコペンクーペはデザインはまずまずまとまっている。
最初からこの形を想定して車作りをしていたら同じボディー剛性でもっと軽量な車が出来たのではないだろうか。
コペンクーペの形は細部はもっと詰める必要があるように思うが全体的には良い感じだ。
特にリア部には寸詰まり感があるのでリアウィンドウ部を短くしルーフを伸ばすと良いと思う。
元々コペンにはトランクも点いているので実用性は抜群だ。
それを生かした形状だし車内から手荷物を後ろにポイと放り込んでおけるのは大きなメリットだと思う。
↑ 大阪オートメッセ2016でのコペンクーペのリア部分、後も上手くまとまっている、コペンのイメージの丸さが出ていて良い感じフェンダーのラインの処理に工夫が欲しい、ボディー下部が厚ぼったく見える
スポーティーさを修正すべき時期に来ている
本来スポーティーカーと言うのは性能とデザインが両方ほどほどにミックスされていないといけないだろう。
ガチガチの性能は純粋にスポーツカーに任せればよいのだ。
それよりもちょっと希少でこだわりがあるんだぞというデザインとほどほどの性能が必要だ。
↑ 大阪オートメッセ2016でのコペンクーペのリア部を下から覗きこんだところ、キャプトンマフラーのような形状のマフラー2本出し、細部もなかなか凝っている
ダイハツの現行コペンの特徴はこうしたボディーの外板がとっかえひっかえできることだ。
今回のようなクーペ形状の習作はこの仕組みがあるが故に実現できることだ。
そういう意味ではこの特徴を最大限に発揮して様々なボディー形状を見せてくれるのは面白い。
やはりコペンのこのコンセプトは秀悦だと思うのだった。
しかしボディーが厚ぼったいのは何とかしたいところだ。
今回はこのへんで
では