最近S660に興味津々の管理人である。
管理人はオープン2シーターとの相性が悪い。
というのは座高が高いために室内の天地方向の寸法に不満なのだ。
つまり簡単に言うと頭が天井につっかえるのだ。
こんな事も含めてもし管理人がS660を購入したらこういう風にカスタマイズしてみたいという事を書いてみた。
スポーツカー=タイトな室内
いつも不思議に思っている事がある。
それはスポーツカーと言うのは室内がタイトである事だ。
スポーツカーだからと言って室内が狭く窮屈であるという事は必要条件ではないと思うのだ。
しかし世の中のスポーツカーは総じて室内は狭く窮屈に仕上がっている。
管理人TomTomくらいの体格(177cm80kg旧人類体型)でもそう思うのだからもっと大きい人はさんざん苦労している事だろうと思う。
これはNCロードスターの時もそうだった。
室内が狭いうえに何故か無理な体勢を余儀なくされるのだ。
センターがずれているだとかセンタートンネルが左足に当たってしかも熱いとか。
特に足を投げ出す姿勢を取ることが多いのでそれだけにシビアに感じる運転姿勢だと思う。
S660のシートに座るとそれほど極端な姿勢になるわけではない。
運転姿勢自体はNCロードスターよりも少しマシかもしれない。
S660はミニマムな室内空間だがなんとか我慢できるから不思議だ。
それでも絶対的なスペースは少なくて圧倒的に空間が狭いのは致し方ない。
だがいつも我慢できないのは頭上の空間の無さなのだ。
いったいどういう人種を想定して作っているのか分からないが管理人TomTomのようなオッサンでは全く歯が立たないのだった。
NCやNDロードスターにしてもS660にしても頭が軽くルーフに触れている状態となってしまう。
サーキットへ行ってヘルメットをかぶるともうダメで首を傾げた状態でドライビングしなければならない。
これは非常に悲しいし首が辛い。
ポルシェ911やケイマンにも乗った事があるがこんな事は全く無くってそれなりに余裕があるから不思議ではある。
下はNCロードスターにレカロシートを装着した図。
リクライニング式のシートでは座面が下がらない事が多い。
NCロードスターの時もそうだった。
S660シートの改善
管理人TomTomは過去にNCロードスターの際にも頭上のクリアランスを改善しようとしてレカロシートを入れてみた。
実はこれは中途半端で失敗だった。
何故か?それはフルバケットシートにしなかったからだ。
フルバケットシートしかないでしょ
リクライニングバケットシートはレカロをはじめイロイロあるがよほど特別な事をしない限り座面を低くするのは難しい。
これに対してフルバケットシートはシートレールが低く取り付ける事が出来るモノがラインアップされている事が多い。
これによりフルバケットシートであればかなり低く取り付けることができる。
それに2シーターなのでリクライニング機構はアッサリ諦めるという事も肝心だろう。
どうせノーマルでも後ろには倒れないのだ。
数あるバケットシートでもどれを選ぶ?
そこでフルバケットシートはどれを選んだら良いのか?
サーキット走行専用車として普段乗りは無視するという事であればフルバケットシートの選択は割と簡単だ。
自分の体形と相談のうえで気に入ったモノを選択すれば良い。
ただしそのフルバケットシートが車内に入り干渉しないという事を確認する必要がある。
普段乗りがメインで時々サーキットも走るという時には選択が難しくなる。
深いフルバケットシートは乗り降りが大変なのだ。
S660のような2シーターではサイドシルが分厚かったり空間が狭いためにさらに乗り降りが困難になるのだ。
そこでサイドサポートの浅いフルバケットシートを選択すると良いだろうと思うのだ。
エスケレートのホンダS660用バケットシート「TYPE-660」
ロードスターやロータスエリーゼのフルバケットシートでは有名なエスケレートがS660用のフルバケットシートを出している。
このシート画像を見てもらえば一目瞭然だがゆるいフルバケットシートなのだ。
これなら普段使いできそうな形状となっていて目的である座面を下げるという事も実現できる。
ちなみに座面の下がり具合はメーカーによると次のようになっている。
専用シートレール+汎用サイドブラケットセット使用時、純正比最大約35㎜ダウン。
純正シートレール+専用サイドブラケット使用時は純正比最大約10㎜ダウン。
管理人TomTomなら迷わず35mmダウンを選択する。
このエスケレートの「TYPE-660」なら座面を下げると同時にある程度のサポート力を得ることができるだろうと思う。
下の画像のようにエスケレートのフルバケットシートはサイドがそれほど深くないのが良いところ。
これなら普段使いにも使えそうで良い感じ。
カラーは素材と共に最大9色から選択できる。
管理人TomTomならブラックを選択してノーマルとなるべく区別が付かないようにしたい。
S660の前後違径ホイールの問題を考えてみる
管理人TomTomが個人的にS660で気になっているのは前後のホイール径が異なる事だ。
ハイパフォーマンスカーなどでは良くある設定なのだができれば前後同径のタイヤホイールがベストだと考える。
S660はミッドシップなのだ
でもS660は軽自動車ではあるけれどミッドシップカーなのだ。
ミッドシップであるがゆえにリアの安定性を狙って極端に太くてペッタンコなタイヤホイールが装備される。
これはこれでカッコ良いのだがどうにもオーバースペックに思えるし低扁平率が気に食わない。
そこでリアの15インチ化を考えてみたのだった。
S660の純正タイヤホイールサイズ
S660の純正タイヤホイールサイズは次のようになっている。
フロント
165/55R15
15×5J インセット45mm PCD100mm 4穴
リア
195/45R16
16×6.5J インセット50mm PCD100mm 4穴
さすがに純正装着と同じ銘柄の横浜ADVAN NEOVA AD08には前後ともラインアップが揃っているので純正タイヤが擦り減った後のリプレースタイヤには苦労しないだろう。
ちなみに他のスポーツタイヤはラインアップが無いのが玉にキズではある。
- ダンロップ DIREZZA ZII★ 前後ともにサイズ無し
- ブリジストン POTENZA RE-01R 前後ともにサイズ無し
S660のリア15インチ化
そこでリアの195/45R16と外径が近いタイヤサイズを15インチで探してみると185/55R15が非常に近い。
185/55R15のほうが直径で2.6mm、半径で1.3mm大きいがこれくらいなら全く問題にならない。
この185/55R15というサイズはまずまず一般的なサイズで手に入れやすいし価格も安い。
リアのインチダウンタイヤサイズは185/55R15に決定だ。
フロントは元々15インチだしこのままで良いだろう。
S660のタイヤシュミレーション
いつものように特製エクセルシートを使用してタイヤのシュミレーションを行った。
タイヤシュミレーションの目的は純正装着タイヤとなるべく外径を近づける事だ。
差の欄の数値はmm。
S660のホイールシュミレーション
こちらもいつものように特製エクセルシートを使用してホイールのシュミレーションを行った。
ホイールシュミレーションの目的は純正装着ホイールとどれだけ差異が出るかを見る事だ。
外側差異の欄の数値はmm。
ホイールの選択
さてつぎにこれらのタイヤを履かすホイールがどのようなものがあるか調べてみた。
ホイール選択の前提として次のような事をクリアしようと思う。
- フロントは165/55R15のタイヤを履く
- リアは185/55R15サイズのタイヤを履く
- インセットはなるべく純正ホイールの外面位置をキープ(極端に外へ出たりしない)
- リム幅は可能な限り細くする
と少し変態的な管理人TomTomの趣味なのだ。
ホイールを探してみるとまずまずの選択肢がある。
その中から選んだのが次のようなホイールとサイズである。
もっと選択肢はあると思うが一部を抜粋して紹介してみよう。
ブリジストン ECO FORME CRS131
エコホイールだがなかなかスポーティーなデザインとなっている。
シルバーとブラックがある。
フロント
15インチ×5.5 4穴 PCD100 インセット50
ノーマル比較1.35mm外に出る
リア
15インチ×6.0 4穴 PCD100 インセット45
ノーマル比較1.35mm内に入る
なかなか軽自動車用とは思えない伸びやかなデザインで黒は足元が引き締まって見えて良い感じ。
前後15インチだがリム幅とインセット違いという組み合わせ。
ブリジストン ECO FORME forged S
最近増えてきたエコホイールでも鍛造のモデル。
やっぱり鍛造って言葉には弱いのだ。
シルバーとブラックがある。
フロント
15インチ×6.0 4穴 PCD100 インセット52
ノーマル比較5.70mm外に出る
リア
15インチ×6.0 4穴 PCD100 インセット42
ノーマル比較1.65mm外に出る
5スポーク形状で力強いデザインで作りも鍛造でこだわっている。
こちらは前後同サイズでインセット違いの選択となった。
当記事で紹介したホイールサイズは実際にマッチングしたわけではないので購入時はお店に確認してほしい。
S660はオプション無しのβを選択してみたい
ココで紹介したように管理人TomTomがS660を買うならメーカーオプションは全く無しとなるだろう。
それにシートをフルバケットシートに交換するなら豪華なシートは不要だ。
となるとグレードはβで十分だしメーカーオプションは不要である。
αとの差額を紹介したようにフルバケットシートやタイヤホイール等のカスタムに回す方がベターだと考える。
αとβの装備差
さらにうれしい事にS660はαとβでは走行性能にかかわる部分は全く差が無いという事だ。
内装やホイールの見てくれのみの差となっていて弄る人にはうってつけのモデルだろうと思う。
ビックリするのはLEDヘッドライトまで同じなのだ。
ここまで一緒というのは注目ポイントでカスタマイズベースモデルという事なのだろう。
ナビ問題
最後にナビの問題だがこれは簡単に解決する。
元々S660にはUSBオーディオも装備されているので音に関してはそれほど心配していない。
そこでナビはオンダッシュ一体型ナビを取り付ければ安く上がる。
管理人TomTomはパナソニックのGorillaシリーズで十分だと思うのだ。
ちなみに純正オプションのナビはインターナビ ポケットを入れたスマートフォンと接続して使用するようになっている。
つまり電波が届くところでの利用が前提なのだ。
これは山奥の峠なんかで電波の届かない時には困ってしまうだろうから避けるべきだと思う。
こうした事を考えるとナビはオフラインでも利用できるモノを選択したい。
今回はこのへんで
では