管理人はコンパクトで軽くて気持ちの良いドライビングができる車が好きだ。
どちらかというとパワーよりもヒラヒラ感が好きでライトウェイトスポーツカーが好きなのだ。
最近のスポーツカーを見ているとなんだかスポーツカーはオープンでなければならないという風潮がはびこっているように思う。
管理人はこれには苦言を呈したい。
いつのまに出来上がった?スポーツカー=オープンカー
ハイパワーなスポーツカーには当てはまらないかもしれないが現在ではスポーツカー=オープンカーと言う風潮が一般的だと思う。
こうした現象はいつからなのだろうか?
確かに英国の古いライトウェイトスポーツカーはオープン2シーターが常識だった。
それも雨の降る英国でだ。
これがアメリカ西海岸のあまり雨の降らない地域なら良く分かるのだが・・・。
日本でも一昔前のライトウェイトなNAロードスターやビートはオープン2シーターだ。
この時代からすでにスポーツカー=オープンカーという構図ができあがっていたのだろうか?
一方ホンダのType-Rシリーズは歴代クローズボディーとなっていてこれとは正反対の動きとなっている。
要は選択肢の多さなのだと思う。
最近ではNDロードスターやS660がオープンボディーであり小さくて軽いスポーツカーでは代表的な車種となっている。
他にも新型アルトワークスなんかが頑張ってはいる。
いかんせん現在ではスポーツカーとして楽しめるベース車が少なくて、そこに占めるオープンカーの割合が高くなってきたという事だと思う。
でも管理人TomTom的にはスポーツカーはクローズボディーに限る。
下の画像はトヨタのS-FRだが管理人TomTom的にはこれくらいのサイズがちょうど良い感じだ。
コンパクトで軽量でクロードボディーなのだ。
スポーツカーには不利なオープンボディー
スポーツカーにとってボディー剛性は非常に大きな要素だ。
ボディーがしっかりしていないと足回りが力を発揮できないばかりかドライバーは安心して踏めなくなる。
管理人TomTomはNCロードスターに乗っていた時期があるがボディー剛性はお世辞にも高いとは言えなかった。
ある程度はボディーを捩じりながらも粘るのだが一線を越えると急に挙動が乱れるという事が起こる。
それにドライビングしていてボディーが捻じれたりギシギシ音を立てて気持ちの良いモノでは無い。
管理人TomTomがオープンカーで唯一ビックリしたのがS2000だった。
この車は完全なオープン2シーターなのだがボディー自体は非常に剛性が高くて攻め込んでもミシリともしなかった。
ただし初期型のS2000(AP1)はリアサブフレーム部分の剛性が低くてリアが不安定だったのが玉にキズだ。
管理人TomTom的にはオープンボディーの爽快さよりもガッシリしたボディーが欲しい。
走って剛性感があり手足のように操れる事が最重要なのだ。
だからNDロードスターにしてもS660にしてもどうしてオープンボディーにしてしまうのかと思う。
まったくもったいないお話だ。
クローズボディーであるならもっと軽量でもっと剛性感の溢れる車が作れたのではなかろうか。
下の画像はホンダのS660でタルガトップになっている。
タルガトップは頭の後ろにキチンとした構造体がありロールバーとして機能するというところが特徴。
オープンは好きではないがタルガトップならなんとか妥協できる。
こうした管理人の考え方には理由がある
管理人TomTomは若い頃ラリー競技に参戦していた。
ラリーに出るには当然車両が必要だがその際にオープンボディーと言う選択肢はなかった。
ロールバーを組み林道を走るにはクローズボディーしかない。
ラリーは可能性としてロールオーバーしてしまう時の事も考えないといけない。
そうまでならないとしても林道を走っていると様々なモノが飛んでくるのだ。
自車で掻き上げた石ころだったり泥だったり木の枝だったり虫だったり様々だ。
だからオープンボディーなんて考えられない。
まぁ百歩譲ったとしても何かあった時に自分の生存空間を残しておかなければならない。
具体的にはオープンボディーであってもキチンとしたロールオーバー対策がなされている事が重要だと考えている。
NCロードスターには頭の後ろに小さなロールバーが設置されていたが非常に小さい。
本格的に走るなら通常にロールバーを組まなければならない。
すでに終わってしまったがパーティーレースではロールバーを組んだ車両で行われていた。
せっかくオープンボディーなのにロールバーが有ると無いとでは解放感に大きな差がある。
これなら最初からクローズボディーなら良かったのにと思う。
オープンボディーでもタルガトップであればもう少しマシだと思う。
管理人TomTomはこうした事もありS660のタルガトップならなんとかなると思ったのだった。
スポーツカーはクローズボディーに限る
ここまで書いてきて管理人TomTomは思いついたことがある。
小さなスポーツカー、それはクローズドボディーで狭い運転席だ。
そんな運転席でニマニマしながらドライビングしているなんて閉所が好きなのではないだろうか。
子供の頃にそこらの段ボール箱の中や押し入れに入って長い時間を過ごしたことがあると思う。
きっと子供のような精神の持ち主は狭いところが大好きで居心地が良いのだ。
そういう意味では大好きな車をドライビングしている時は狭い空間で童心に帰れるという事なのだろう。
なんというオチなのだろう?と思うがこれは核心をついているのかもしれないと思う。
逆に純粋にオープンカーが好きな人は精神的に大人だという事が言えるかもしれない。
いくら童心に帰っていると言ってもドライビングは大人のふるまいを心掛けなければならない。
皆さんもご安全に!
今回はこのへんで
では