先週土曜日にS660を初回点検に持ち込んできた。
前回書いたように納車してから1週間で約1,700kmを走ったのだった。
管理人にとってこれほど早く初回点検に持ち込むのは初めてだ。
今回はディーラーでの点検の際にリフトでS660を持ち上げたので下回りを中心にじっくりと観察してみた。
その感想を書いてみたい。
4日間で1,700kmの爆走は体にこたえたのだった
前回の記事からしばらく時間が経ってしまったが実はあのあと管理人TomTomの体はガタガタだったのだ。
それもそのはずで全く久しぶりにスポーツカーに乗って、競技車のようなS660に慣れてもいないのに1週間のうち4日間で1,700kmを走破したのだった。
最初のうちはシートに対する体の入れ方が分からずポジションも決まらない。
さらにS660のノーマルシートは腰の踏ん張りがイマイチで腰が決まらない。
そんなこんなで帰って来てから1週間は腰や背中が痛くてつらい思いをしたのだった。
きっともう少し馴れればマシになると思うのだが管理人TomTomの場合は長距離を一気に走る事が多いのでフルバケットシートの導入を真剣に検討したいと思っている。
S660の場合は乗降性との兼ね合いが非常に難しい。
少し悩んでみようと思う。
しかしS660は一人乗りのツアラーとしては素晴らしい車だと思う。
確かに積載性は皆無だが一人なら荷物は大丈夫だし、走って楽しい、そして回さなければ低燃費である事も素晴らしい。
さらにS660は軽自動車でサイズが小さいため訪れた先で駐車場所を探すのにも楽チンだ。
S660の初回点検には1,938kmで持ち込んだ
さてお話を元に戻すとS660は納車からちょうど2週間後に1,938kmで初回点検に持ち込んだ。
管理人TomTomはホンダの車は初めてなので当然ホンダの初回点検も初めてである。
担当メカニックの方はなかなかの手練れのようで懇切丁寧に管理人TomTomの疑問にも答えてくれた。
やはり人が大事なのだ。
今回の点検時にはエンジンオイル&エレメント、ミッションオイルを交換依頼した。
やはり切粉が出そうという頭があるのでオイル類は交換したくなる。
さらに光軸をできる限り上げてもらった。
実は夜に街中でも見たいところにヘッドライトの光りが届かず見にくかったのだ。
点検では特に異常は無く問題なし。
だたいくつか気になる点とメカニックからの指摘があった。
それは次のような事だ。
- 冷間時に1速にエンゲージしにくい事
- 3速のシンクロが少々ガリっとしてしまう事
- ブレーキのタッチが少々スポンジ―な事
- ナビの取付けが助手席エアバックに掛かってしまう恐れのある事
こうした点をキチンと説明してもらい納得したのだった。
下の画像はS660のフロントフード開きボックスを取り去った際の画像。
赤丸のところにフロントストラットタワーを補強するボックスが溶接されているのが分かる。
S660は小さいくせにこうした補強がたくさん入っていてボディーの剛性を確保している。
オイル交換の際にリフトに乗ったS660を下から覗き込んだ
実は前からS660の下回りはじっくりと見てみたかった。
リアのサブフレームがアルミなのは知っていたが細部がどうなっているか見たかったのだ。
それに下にはNASAダクトが付いていると言うではないか。
これはじっくりと観察するチャンスとばかりにメカニックに頼み込んだのだった。
では順番に見てみよう。
下の画像はS660のフロントロアアームあたり。
S660のフロントはストラット形式でロアアームの形状も一般的なモノだ。
特徴的なのはロアアーム取付け部に金属プレートの補強が入っている事だ。
下の画像はS660のフロントハブのあたりでごく一般的な形状だ。
下の画像はS660のフロア下に設置されているNASAダクト。
手前のダクト部分で空気を引き込み奥の穴に誘導する。
まぁ多少は効果はありそうだがS660のエンジンルームには熱がこもるのは間違いないところ。
S660のエンジン回りはかわいい
下の画像はエンジンの前側で触媒あたりだがなんともかわいらしいエキパイだ。
下から見ると次のようになっていてエキパイがなんだか良い色に焼けているのだった。
エキパイの上に見える黒いアームはエンジンを支えるエンジンマウント。
このエンジンマウントがあるからスナッチを感じさせないのだろう。
下の画像はオイルパンのドレーンプラグを外してオイルを抜いているところ。
オイルパンの形が一般的なモノとは異なり大変面白い。
オイルエレメントもメンテしやすい場所に付いている。
ちなみにオイル交換はエレメント交換と共に行ったが2.6Lと伝票に記載があった。
下の画像はS660のミッションを下から見上げた画像。
オイルの注入口が見える。
ミッションオイルは1.3Lと伝票に記載がある。
オイルが少ないのでミッションの容量が少々心配ではある。
芸術品のようなリアサスペンションに惚れ惚れ
実は管理人TomTomはS660のリアサスペンションにぞっこんだ。
走っても楽しいし、こうしてリアサスペンション周りを眺めるのもなかなか良い。
S660のアルミサブフレームは凝った形状で剛性確保のためのリブがたくさん入り所々軽量化のためか肉抜きがしてある。
S660のリアサスペンションの形式はデュアルリンクストラットというらしい。
アルミのサブフレームに長いアームを介して取り付けられた足回りはなかなか素晴らしい。
これだけでも軽自動車にしては高価なS660を購入した甲斐があるというモノだ。
こうして改めてS660の下回りを見てみると作り手の苦労が良く分かる。
限られたスペースと予算の中でなんとかやりくりした感が良く出ていると思う。
しかしよくもこれだけ凝った作りの車を作ったものだと感心してしまう。
昨今のホンダはあまりパッとしないがこうしたところにホンダらしさを感じてしまう。
しかし下から見て楽しい軽自動車なんてのはなかなかないのではないだろうか。
今回はこのへんで
では