お伊勢さん詣りにS660で行ってきた。
年末の締めくくりにお伊勢さんにお礼参りをするためだ。
今回はお伊勢さんにお参りする以外に伊勢うどんが食べたかった。
それに古代の三大関所の一つの鈴鹿関を訪ねてみることにしたのだった。
前日から雪がちらつき道路状況がどうなることかと心配したがなんとか決行できたのだった。
お伊勢さんに今年のお礼をする
皆さんにとって今年2016年はどういう年だったろうか?
管理人TomTomにとって2016年は自分自身の走れる車S660をなんとか手に入れて幸せな年となった。
自分自身の車としてS660は実に6年ぶりに手に入れた車だ。
長い間紆余曲折があったが車好きにとってはこの上ない幸せなのだ。
まぁ来年は多少の不安が残っているが来年は来年の風が吹くさと楽観的に構える事にした。
今回のツアーの目的はお伊勢さんにお礼参りをする事。
次においしい伊勢うどんを食すこと。
さらに古代の三大関所、不破関(ふわせき)、鈴鹿関(すずかせき)、愛発関(あらちせき)の一つである鈴鹿関に行ってみたかったのだ。
鈴鹿関は現代で言うと亀山市の関町という場所になり、東海道五十三次だと関宿と呼ばれる。
現在でも一部江戸時代の建物が残されて景観地区として大変美しい街並みを維持しているのだ。
お伊勢さんへはいつものように奈良盆地を横切り伊勢街道経由
大阪方面から伊勢へ行くには様々なルートがある。
一般的なのが西名阪から名阪国道、それに伊勢自動車道というルートが一般的だろう。
管理人TomTomは高速道路が嫌いなのでできるだけ下道で行こうとする。
そこで今回は昨日から冷え込んだので伊勢街道がどうなるか心配だった。
一番の難所は奈良と三重の県境の高見山あたりで積雪や凍結の心配がある。
管理人TomTomのS660はもちろん!夏用タイヤなので無理は禁物なのだ。
という事で大阪市内は阪神高速から西名阪に少しだけ乗って柏原で降りて国道165号を経由して高田バイパスで桜井へ奈良盆地を西から東へ横切る。
あとはひたすら国道166号を東へ向かって進むだけだ。
この道は伊勢街道と呼ばれていて古来から奈良から伊勢へ抜けるルートのひとつだ。
途中には高見山という1200メートル級の山がある。
昔は山の頂上を通る林道のような道だったが今はトンネルができていて非常に楽になった。
トンネルを抜けるとそこは松坂市でもう三重県なのだ。
路面状況は凍結するかどうかギリギリの状態だったが雨や雪がなくなんとか凍結はしていない。
だが橋上は危険なのでかなり慎重にドライビングをした。
松坂市へ入ってしまうともう凍結の心配はない。
いつものように時間短縮のために勢和多気ICから伊勢自動車道に乗る。
伊勢自動車道に乗ってしまえば伊勢までは20分ほどだ。
下は高見トンネルを抜けて松坂市へ入ったところ。
向こうに見える国見山には白く雪が積もっている。
朝のうちは気温も-1℃~3℃くらいだったので凍結が心配だったのだ。
まずは外宮からお礼参りをさせていただく
由来は知らないが伊勢神宮は外宮から参拝するのが正しい順序らしい。
今回は3時間ほどで到着し9時過ぎに外宮からお礼参りをさせていただいた。
すでにかなりの人出でゆったり空いているという感じではない。
みな考える事は同じなのだ。
管理人TomTomは伊勢神宮ではどちらかというと外宮の雰囲気が好きだ。
内宮は人でごった返していた
外宮へ参拝させていただき次に内宮へ向かう。
この分だと駐車場は近いところから満車になるので少し離れたB駐車場を狙う。
駐車場へ入るのに多少並んだがすんなり入れたので想定内だ。
駐車場からはおかげ横丁を通って内宮まで15分ほど歩く。
内宮前のおかげ横丁は上手く作ってあって、いかにもという感じがあまりしなくて良い。
人込みに巻き込まれながら内宮にお礼参りさせていただいたのだった。
実は管理人TomTomは今回のお礼参りにで出かける前から無性に伊勢うどんが食べたくなっていたのだ。
おかげ横丁で昼食には早い時間だったが伊勢うどんのお店は沢山あるがどれも混んでいて一杯だった。
偶然見つけた「伊勢かもしか出張所」というお店の奥で伊勢うどんを食すことができたのだった。
このお店、表はオリジナルの陶器や雑貨を扱うお店で裏側が食堂になっている。
このお店なかなか雰囲気が良かった、もちろん伊勢うどんもおいしいし安い。
年末に忘れてはいけない事がある。
それは注連縄の用意だ。
31日に注連縄を飾ると一夜飾りと言って良くない、だから31日までに飾るのが良いとされる。
今回は伊勢の少し独特な注連縄を購入したのだった。
こういった楽しみもツーリングの醍醐味だ。
それにしてもお店のお姉さん美人だった。
古代の鈴鹿関はいったいどこなんだ?
前述のように古代三大関所のひとつ鈴鹿関に行きたかったのだ。
実は鈴鹿関はどこにあるのか?事前の準備が悪く場所が良く分からない。
文字通り鈴鹿にあると考えるのが自然だがどうも違うようなのだ。
道端に停車して調べてみると亀山市の関町という場所にあったようだ。
関町は東海道五十三次で関宿として賑わった場所だ。
さっそく車を走らせる、内宮からは国道23号線経由の下道で1時間半くらいの行程である。
古い街並みが残った非常に雰囲気の良い街で風情がある。
旧東海道に面して古い街並みが残っていて保存されている建物と新しい建物が調和している。
関宿では会津屋さんという有名な食堂で名物のおこわをいただいた。
当ブログで食べ物を紹介するのは珍しいが旅の楽しみとして紹介しておく。
関宿は古い町並みの風情を味わうには良い街だ。
この年末が迫った時期は観光地は空いている事が多い。
だがお店自体が営業していない事も多いのだ。
だからちょっとした賭けになってしまうが今回のようにお店が開いていてしかも空いていると非常に幸せだ。
会津屋さんは管理人TomTomひとりで貸切状態だった。
今回関宿で感じたのは接する機会のあった地元の人たちが非常にきめ細やかだったことだ。
例えばS660を止めて家並みとS660を同時に収めようとカメラを構えていた時に地元のじいちゃんが「通るよっ!」と声を掛けてくれたり。
こちらが道路を占拠して恐縮なのに笑顔で接してくれたのが印象的だった。
会津屋さんでは貸切状態だったのでおばちゃんともゆっくりお話しする事ができたのだった。
暖かい人間性と観光客への接し方が素晴らしい。
関宿からは東海道を下道で京都へ向かってひた走る
関宿からの帰途は東海道を下道で走って帰る事にした。
具体的に言うと国道1号線ということになる。
さっそく鈴鹿峠を越えるが勾配が急で昔の人たちの苦労がしのばれるのだった。
その後は大津まで国道1号線を走り大津から山中越をすることにした。
たぶん山中越は何度か走った事はあると思うのだがS660でも狭くてタイトで楽しくない道だ。
北白川へ出てきて京都を西へ突っ切り西大路まで出て南下する。
五条から9号線へ入って亀岡経由で帰ることにした。
年末押しつまった頃の観光地は比較的すいている
今回のように年末の押しつまった時期に出かけると観光地は比較的すいている事が多い。
だが伊勢はお礼参りの人が多いと見えてかなりの人出だった。
反対に関宿では観光客はまばらな状態で食堂も貸切状態だった。
お礼参りもできたし空いている関宿を堪能できたし今回のツアーは満足だった。
S660の総走行距離は425.5km、燃費は21.0km/Lとなった。
今回はこのへんで
では