後日談 インプレッサ スポーツのあとに乗ったのがルーテシア R.S.トロフィー どっちが国産?輸入車? よく分からない状態に

昨日スバルのインプレッサ スポーツに試乗させてもらったことを書いた
実は後日談がありその後にルーテシア R.S.トロフィーにも試乗させていただいたのだ。
ルーテシア R.S.トロフィーは嫁さん的に乗り心地で不評だった。
管理人的には乗り心地は気にならないが質感がイマイチな印象を受けた。
この2台、管理人はイメージ的に輸入車と国産車が反転してしまったのだった。
それに加えてちょっとしたハプニングがあり、ある車を購入寸前まで行ってしまったのだった。
そういった事情を書いてみた。

下の画像はルーテシア R.S.トロフィーのヨーロッパ仕様車。

ルノー「Clio RS 220 Trophy EDC」のリア画像

これまでのお話し

まるで連続小説のようだが当エントリーから読み始めた方には分かりにくいと思うので経緯を書いておこう。
管理人TomTomの家の車は今年12年目になるミニバンのアイシスなのだ。
走行距離は約8万キロで車齢の割にはそれほど走っていないし今のところ全く問題なく毎日乗っている。
細かいところは衰えが目立つが、さすが国産車、さすがトヨタの車という感じだ。

そこで普段は多くても2名での乗車を考えるとコンパクトな走って気持ちのよい車がほしいと思うようになったのだ。
もちろん家の車なので嫁さんが乗れるように2ペダルが条件だ(免許はある)。
こうして走って楽しいクルマ探しが始まったわけだ。

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今回のお話しは前回のインプレッサ スポーツの続編という雰囲気で読んでもらえるとわかりやすいと思う。

ルノースポールというブランド

管理TomTomはルノースポールというブランドが大好きだ。
先代のルーテシアとトゥインゴもR.S.モデルを真剣に検討したことがある。
今時の自動車メーカーには珍しくルノースポールは熱いスピリットを車に具現化したブランドだと思う。

その内容はストイックな車好きにはかなり刺さる内容なのではないだろうか。
エンジンが強力なのは当然として足回りのセッティングやボディーのチューニングが素晴らしい。
さらに現行ルーテシアではMTはなくEDCと呼ばれるダブルクラッチミッションだけのラインアップとなっている。
非常に現代的で割り切ったラインアップだ。

こうしたルノースポールには管理TomTomも興味津々で大好きなブランドの一つとなっている。
現在のルノーは「ルノー日産アライアンス」というグループを成していて日本では日産ディーラーの横にルノーのディーラーが併設されている場合が多い。
昔に比べれば行きやすくなった。

ルーテシア R.S. トロフィーという車

現在のルノースポールのラインアップとしてはCセグメントのメガーヌとBセグメントのルーテシア(海外ではクリオ)の2種となっている。
そのうちにトゥインゴにもR.S.モデルが設定されるのだろうか。

今回試乗させていただいたのはルーテシア R.S.トロフィーという車でルーテシア R.S.の中では一番過激なモデルとなる。

ルーテシア R.S.トロフィーのスペック

ここでスペックをかんたんに紹介しておこう。
ボディーサイズ:全長4,105mm×全幅1,750mm×全高1,435mm
エンジン:直列4気筒直噴ターボ
最高出力:220PS/6,050rpm
最大トルク:260Nm/2,000rpm
ミッション:6速EDC(ダブルクラッチ)
駆動方式:FF
車両重量;1,290kg
タイヤ・ホイール:205/40R18 ミシュラン パイロットスーパースポーツ
車両制御:R.S.ドライブ(NORMAL/SPORT/RACE)、電子制御デフ
ステアリングギア比:13.2:1

注目すべきはシャーシチューニング

ルーテシア R.S.トロフィーの特徴はやはりシャーシチューニングだろうと思う。
足回りボディーともにトロフィー専用のセッティングが施されて硬派な人たちを刺激するのだ。
そのままサーキットへ持ち込めるくらいのセッティングといえばその度合が分かるだろうか。

ルーテシア R.S.トロフィーの最初の印象はイマイチ

管理TomTom自身は以前普通のルーテシアには試乗させていただいたことがある。
その時の印象ではよくできたコンパクトカーという印象だった。
1.2Lターボから118PSなので決して速くはないのだがしなやかでコンパクトカーとしてはよくできていると思った。

前置きが長くなったがルーテシア R.S.トロフィーを目の前にするとそのボディー形状が素敵だ。
管理人TomTomはこのルーテシアの曲線は大好きだ。
だが嫁さんにはあまりピンとこないらしい。
ドアを開けて乗り込もうとすると(今回も管理人TomTomは助手席だ)ドアがやたらと薄っぺらくて軽く感じる。
それに閉めた際の感触もパシャという少し興ざめな印象だった。
ルーテシアの直前にはインプレッサ スポーツに乗ったのでその感触が残っていたのだろうと思う。
シートに座り室内を見回すと質感はあまり高くなくってインプレッサ スポーツよりも質感は落ちる。
シートは非常に良い、少し柔らかいのだがサポートが深くてしっかりと体を支えてくれる。

ルーテシア R.S.トロフィーは管理人の頭のなかでは美化されていたのかもしれない。
実際に座ってみると今時の基準からすると少々古臭く感じてしまったのだった。

ルーテシア R.S.トロフィーで走り出してみると

こうしてルーテシア R.S.トロフィーに乗り込み嫁さんの運転で走り出してみた。
運転自体は嫁さんでも全く予備知識無しでも走り出せる。
トロフィー専用のチューニングとミシュラン 18インチのパイロットスーパースポーツのため乗り心地はさすがに硬い。
路面の凸凹を忠実に拾ってコツコツと常に振動を伝えてくる。

ルーテシア R.S.トロフィーには「R.S.ドライブ」という制御が付いていてこのボタンを幼いと普通の車のような感触でビックリする。
つまり入れ込んで運転し始めた割には肩透かしを食らうという感じなのだ。
すべてのコントロールが鈍くて印象が悪い。

ボディーは硬い足回りやタイヤ・ホイールに少し負けているような印象があり時にブルブルと振動を感じる。

ステアリングはかなりリアルな感覚だがこちらも少し剛性が不足しているような感覚がある。
操作感は少し重ためで過剰にクイックではなくどっしりとしている。

アイドリングストップしたらそのまま…

途中で運転を代わってもらい管理TomTomが運転してみた。
信号で停止しルーテシア R.S.トロフィーはアイドリングストップした。
スポーツカーでアイドリングストップが日本では少ないので今時だなぁと感心した。
信号が青になり発進しようとすると何か様子がおかしい。
ブレーキを離してもアクセル踏んでも全く反応しないのだ。

結局システムが落ちていてギアをPに戻してSTARTスイッチを押してシステムを起動したのだった。
この間、時間にして30秒くらいだと思うが営業マンがいなければパニックだったろう。
おかしいと気づいてすぐにハザードを出していたが後続にはそれほど迷惑をかけずに発進することができた。
営業マンによるとアイドリングストップして4分を経過するとこうなるらしいが真偽の程は分からない。

これじゃアイドリングストップどころか意図せず自動交差点駐車になってしまう。
個体の問題ならディーラーはよく整備するべきだし、ルーテシア全体の問題なら要改善だろう。
この体験はちょっと興ざめだった。

嫁さんはルーテシア R.S.トロフィーの助手席で酔う 腹が減っていたからか?

アイドリングストップならぬ自動交差点駐車はは興ざめで危険だったが気を取り直して再び走り出した。
今度はR.S.ボタンをオンにして「スポーツ」で走ってみた。
明らかにアクセルペダルのレスポンスは鋭くなりEDCのシフトは荒くなる。
変速するたびにガツンと衝撃が来るのだ。
ただしR.S.ボタンは足回りは連動しておらず乗り心地はそのままだ。
管理TomTomの個人的な感想はこの「スポーツ」状態をノーマルとしても良いと思った。
「ノーマル」が鈍すぎるのだ。

嫁さんは助手席で酔いそうと言って気分が悪くなってしまった。
確かにルーテシア R.S.トロフィーの乗り心地は良くはないが嫁さんもそれほどヤワではない。
たぶんお腹が空いていたからだろう。
でもコツコツと今時珍しいストイックな乗り心地であることは確かだ。

ルーテシア R.S.トロフィーはストイックで古風な車

最新のスバル インプレッサ スポーツの後にルーテシア R.S.トロフィーに乗ったから極端な比較になってしまった。
だが設計が新しいだけにインプレッサ スポーツはよくできていて非常に今時の良い感触の車だった。完全にヨーロッパ車のお株を奪ってしまった様相なのだ。まるで日本車と輸入車が入れ替わったような感じだ。

ルーテシア R.S.トロフィーは流麗な曲線の外観に似合わず少し古風でスパルタンなスポーツカーだ。
ストイックでスパルタンな雰囲気が好きならありだろう。
管理TomTom的にはアイドリングストップが自動交差点駐車になるのは危険なので選択しない。

この後あやうく車を衝動買いするところだった

今回のお話しにはまだ続きがある。
この後に86の中古車を中古車センターへ見に行ったのだ。
すると86もあったが程度の良いMR-Sが置いてあった。
これに嫁さんが強力に反応してしまったのだ。
車の状態もよく価格も手頃だったが、そんなに早く決めなくても良いと思ったので後ろ髪惹かれる嫁さんをなんとか家へ連れて帰ったのだった。
このお話しは改めて書いてみようと思う。

今回はこのへんで
では