ホンダから新型フィットが出るということで管理人は少々期待していたことがある。
というのはホンダのコンパクトカーで元気良く走れるフィットで走りを重視したモデルが出ないかと期待していたのだった。
だが蓋を開けてみると従前と同じ路線のフィットRSだった。
安全装備が充実したのは良いが、肝心の走りの装備やグレード構成は皆無なのだ。
ホンダの6MT 3兄弟(小さい方からS660・フィット・シビック)の真ん中のモデルである新型フィットにはもっと走りを強調して欲しいと思った。
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今どき素晴らしい出来のフィットの1.5Lエンジン
現行のGKフィットになった時に、その1.5Lエンジンには目を見張ったものだ。
この1.5Lエンジン、一説にはF1のエンジニアが関係しているとか噂があった。
このエンジンは1.5Lから132PS/6,600rpmと155Nm/4,600rpmを絞り出す高性能エンジンなのだ。
ZC32Sスイフトスポーツが1.6Lから136PS/6,900rpmと160Nm/4,400rpmを発揮していたのと比較すると100cc排気量が少ないにもかかわらずほぼ同じ数値となっている。
管理人TomTomはこの1.5Lにしては高出力なエンジンを活かすグレード設定が欲しかったというのが正直なところだ。
フィットでスポーティーなグレードと言えばRSとなる。
もちろん6MTを選択することができるし、2ペダルを選択する事も可能だ。
マイナー前のRSグレードは1.5Lのラインアップでは最上級モデルで装備が充実し価格も高かった。
管理人TomTomは今回のマイナーチェンジで装備が簡素で軽く価格も安いスポーティーなモデルが出ないかと勝手に期待していた。
だが蓋を開けてみると従前の路線とまったく同じで少しガッカリしたのだった。
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安全装備以外は変わり映えのしない新型フィット
確かにフィットは新型になって安全装備はたいへん充実した。
だがそれ以外の部分はほとんどがキャリーオーバーであり進化していないと思う。
それでも管理人TomTomが感心するのはフィットのパッケージングだ。
室内は外観からするとビックリするくらいに広く使いやすいレイアウトとなっている。
荷台も広くて普段使いのコンパクトカーとしてはこれ1台でなんでもこなすだけの実力を持っている。
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今回、新型フィットになってフロントのフェースリフトはいまいちカッコよくない。
そもそも1.5Lモデルだけ全長が4メートルを超えるということは意味がわからない。
GKフィットのボディーは最初からあまりかっこよくない。
横から見ると間延びして見えるし、リア部分は分厚い印象がありスポーティーではない。
キャラクターラインもゴチャゴチャしていてうるさい印象があってデザイン的には失敗作だ。
コンパクトカーは普段使うだけに明るく楽しく愛らしく見えるデザインが良いと思うのだ。
そういった部分がGKフィットには欠けていると思う。
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走りを意識した理想のフィット
コンパクトカーだけにフィットに求められるのは軽くて装備が簡素で価格が安いというのが理想だろう。
走りにかかわる装備はそのままでという条件だ。
さらに言うならFFだからトラクションを確保するLSDもオプションで良いから欲しい。
一時期噂されていたフィットのType-Rなんてのも現在は影も微塵もない。
だが、今後1.5LのV-TECターボを積んだら面白いと思うのだ。
そういう意味ではNAでの燃費対策と環境対策はもう限界に来ているのかもしれない。
今どきNAエンジンを積んだモデルは大変貴重になりつつある。
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もう一つ欲を言えば6MTの他にまともな2ペダルがほしい。
CVTではなくDCTなら言うことなしだ。
コンパクトカーでコストが掛けれない事情があるのは分かるが実現したら面白そうだ。
どうも最近の新型車はシンプルで必要最小限の装備のモデルは利益幅が小さくて作ろうとしない。
その点DJデミオの15MBなんかは大いに意味のある車だと思う。
最近のホンダデザインは大味だ
今回の新型フィットにしても、もうすぐ発売開始される新型シビックにしてもデザインが大味で緻密さがない。
ボディー全体がゴテゴテと装飾過剰で、本来のボディーラインをぶち壊している。
その代わりと言っては何だが各部の小手先の装飾は過剰でクリーンさがない。
なぜ最近のホンダデザインはこんなことになってしまったのだろうか。
ホンダの1ユーザとして心配なのはこうしたホンダの作る車が大味になっていることだ。
デザインもそうだし、グレード設定もそうだ。
もう少しキチンと作り込まないとなんとも中途半端な印象が拭えない。
もっともっと面白い車を作ってくれることをホンダに期待したい。
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今回はこのへんで
では