新型スイスポZC33Sを見てきた 今回のスイスポは期待にそぐわずかなりの力作のようだ

新型スイスポに関しては管理人もおおいに気になっていて前回はWeb上の公開されている情報を主に見てみた
今回は納車前の新型スイスポをチラッと見ることが出来たのでその印象を書いてみた。
新型スイスポの実物は今どきのハッチバック車らしく縦に分厚いデザインであまりスポーティーではない。
だが各所にスズキらしいこだわりが見え隠れしていてかなり期待できそうな雰囲気ではあった。
新型スイスポZC33S、フロントキャリパー

新型スイスポZC33Sの外観とサイズ肥大化

黒い新型スイスポを目の前にして3ナンバーになったという感じは正直あまりしなかった。
管理人TomTomは車が大きくなるのが好きではないので5ナンバー枠にこだわりがある。
世界的に見れば5ナンバーというのは日本だけのお話しだしグローバルではまったく関係がない。

そういう観点から目の前の新型スイスポZC33Sを眺めてみると正直あまり気にならなかった。
それよりも普段S660に乗っていると軽自動車でも最も低いのでどんな車でも大きく巨大に見える。
新型スイスポZC33Sも横幅よりも縦に分厚いデザインがSUVのようで気になってしまった。

スイフトスポーツはZC31S以降ほぼそのディメンジョンをキープしてきたが、今回のZC33Sについては全幅を拡大してきた。
きっとトレッドを拡大することによるメリットを得ようということなのだろうと思った。
新型スイスポZC33S、ボディサイドの様子

新型スイスポZC33Sの軽量化の試み

管理人TomTomがかつて乗っていたZC31Sスイフトスポーツはかなりのボディ剛性があった。
それこそ補強をしなくてもまったく問題がないというかその必要を感じないほどの剛性があった。

このクラスの車で先代から70kgも軽量化したというのも凄いことだと思う。
軽量化というのは言うのはスポーツ性能にとって効果は抜群だがやるとなるとかなり難しいことだ。
現代の車は最初から重く作ろうと思って作っているわけでもないので、このクラス(車重が1,000kg前後)でそこから70kgも削ぎ落とすのは至難の業だろう。

聞くところによると今回の新型スイスポZC33Sは必要な剛性は残しつつ、余分な剛性は削ぎ落として軽量化を行ったようだ(あくまで噂だが)。
結果しなやかなボディーとなり質感向上に貢献しているということだ。

新型スイスポZC33Sのエンジンはどうなのだ?

管理人TomTomはやはり古い人間なのだろう。
新型スイスポのタコメータをWeb上で見た時にガッカリした。
レッドゾーンが6,000rpmから始まっているのだ。
高回転型のエンジンならなんでも良いとは言わないが、回転を許容するのはスポーツエンジンの一つの得意分野だからだ。

逆に考えると低回転から使えるトルクが出ているならば、回転域を下方へシフトさせれば良いのではないだろうか。
例えば従来であれば4,000rpmから7,000rpmまで回転域を使っていたとする。
それが3,000rpmから6,000rpmが使えるということになると下方へシフトしただけで使える範囲は3,000rpmと同じなのだ。
新型スイスポZC33S、エンジン全景

きっと新型スイスポZC33Sはこうしたところを狙っているのだろうと思った。
エンジン自体のパワーもかなり出ているらしいのでトルクフルなでかなり期待できそうな雰囲気ではある。
ユーザの側もトルクを活かした新しいドライビングを身に着けなければならないようだ。

エンジンの上に乗っているカバーはプラスティックのように固いものではなくウレタンのような柔らかいものだった。
新型スイスポZC33S、エンジン全景

新型スイスポZC33Sのアルミホイールはなんだかなぁ~

管理人TomTomが以前から新型スイスポZC33Sのアルミホイールはなんだかなぁと感じていたのだが残念なことに実物もそうだった。
なんだかSUVのようなデザインのアルミホイールでまったくスポーティーではないのだ。
これなら最初からアルミホイールを履かないで鉄チンホイールで十分だろう。
新型スイスポZC33S、スロットル回り、フロントキャリパーあたり

ブレーキを覗き込んでみるとZC31Sの時はインナーハット形状だったが、ZC33Sは普通のモノになっていた。
フロントキャリパーとフロントホイールの間にはあまり余裕がなく15インチ化は難しそう。
16インチなら履けそうだ。
リアは管理人TomTomは初めて見たがキャリパーが真上に付いていた。
新型スイスポZC33S、スロットル回り、リアホイール

新型スイスポZC33Sは随所にこだわった作りを見せる

新型スイスポZC33Sのリア周りを覗き込んで見てみるとかなり面白かった。
リアのトーションビームの形状は変わってより合理的な形状となっていた。
さらにマフラーが面白かった。
なんだかショップが作ったような曲げ部分に溶接痕の残るマフラーだった。
市販車でこういった形状というか作りのマフラーは珍しい。

それにマフラー出口がやたらと口径が大きくなくて実質的だ。
マフラーカッターは付いているがその中のマフラー出口は非常に細くて1.4Lターボに見合った口径と思う。
カッコを求めず性能本位を行くのはスズキらしいと思った。

新型スイスポZC33S、スロットル回り、リア回り

今回は新型スイスポZC33Sを見るだけで試乗することはできなかったがすごく期待できそうだ。
乗ってしまえばきっと大いに迷うことになるかもしれないので要注意だろう。

今回はこのへんで
では