若い頃はあてもなく夜の街を車で流すのが好きだった。
夜の街の繁華街は賑やかでうるさいが少し離れた海際へ行くといつもと違う表情が見れて大好きだ。
関西に住む管理人の場合は特に神戸の街が大好きだ。
今回は台風も来ているので遠出できないが雨の合間に神戸へ夜出かけてきた。
夜中に車停めて写真を一人で撮っているあやしいおっさんだったが神戸らしい画像が撮れたと思う。
そんなことを書いてみた。
二国をクルージング
この週末は台風が来ていて雨風が次第に強くなってきている。
管理人TomTomは弾丸ツアーに出かけるか、それとも奥伊吹山で行われているイベントに参加してみようか、と考えていた。
しかし日曜日に台風は近畿地方直撃でやってくるとの予報だったので出かけるのをあきらめた次第だ。
どこかへ出かけている方々は十分に気をつけていただきたいと思う。
そんなことで夜に急に思い立ち神戸まで走ってきた。
二国(にこく)とは国道2号線のことを言う。
夜中の国道2号線は流れがスムーズで昼間の様相とはずいぶんと異なる。
若い頃は国道2号線を西宮あたりから神戸までよく流したものだ(当時からクルージングと呼んでいた)。
二国は並走する43号線とは異なり夜でも表情が豊かで面白い。
夜中に近くなると閉まっている店舗が多いがラーメン店(激戦地だそうだ)やファミレスなどは営業している。
二国沿いは比較的明るいのでジョギングしている方もたくさんいる。
そんな二国を夜に流すのが若い頃から大好きだ。
神戸と言っても広いのだが
神戸と言っても実際には広いのだが、管理人TomTomの場合は海沿いが特に大好きだ。
阪神大震災前は摩耶埠頭や第7突堤あたりもお気に入りの場所だった。
今回出かけたのはポートアイランドだ。
橋からではなくトンネルで入ってグルッと外側を時計回りにポートアイランドを回ってみた。
ポートアイランドはイケアがあるところというと分かりやすいだろうか。
この場所はかつて神戸ポートピアランドという遊園地があったところだ(随分お世話になったものだ)。
管理人TomTomの若い頃はこのあたりでポートアイランドは終わっていたのだ。
今ではここからさらに海の方へ埋め立てが伸び、さらには神戸空港島まで伸びていてる。
港の象徴コンテナバース
最近の港の象徴といえばコンテナバースだろう。
コンテナバースにはコンテナとそれを動かす移動式のクレーン、それにコンテナを乗せるトレーラーというのがイメージ。
昔は夜中にこうしたコンテナバースに入り込んでコンテナの間で鬼ごっこをしたものだ(これは秘密である)。
もちろん今では警備が厳しく外からしか眺めることはできない。
街灯の光がミラーに反射してS660のボディサイドにラインが入っているのが新鮮。
夜のコンテナバースは幾何学的だ。
道路は直線が長くて車一台走っていない。
対照的にコンテナは何段かに積まれて上空へ伸びていく。
凝った建物
ゆっくり走っていると面白いデザインの建物に遭遇することがある。
なぜだが知らないが最近のポートアイランドにある建物は凝ったものが多い。
管理人TomTomは建築物も大好きだ。
それこそ奈良時代の寺院から現代の建造物まで優れたデザインの建物を眺めるのは楽しい。
実用性からのデザイン、意匠にこだわったデザイン、いろいろあって面白い。
下の画像は理化学研究所計算科学研究機構の建物。
あのスーパーコンピュータの京(けい)があるところだ。
夜に見るとおおいに怪しいオーラを出している。
神戸と言ったら水際を外してはいけないだろう
せっかく港町神戸へ行ったのだから水際も見たい。
ポートアイランドは島なのだが意外と水際が少なくって見るのに苦労する。
というのは、ほとんどの岸壁がコンテナバースとして管理されていて入ることができないからだ。
北公園付近はポートアイランドの中でも少しでも車で水際に近づける場所だ。
ここからは神戸大橋と神戸の街が海から見ることができる。
なんだか久しぶりに神戸の夜景を見た。
すぐ横は岸壁となっていて船が係留されている。
岸壁自体は立入禁止で入れないが距離的にはすぐそこだ。
波で船がゆっくりと揺れていて光がきらめいている。
そんな場所でおっさん一人、夜中に写真を撮っている、外から見るとまことに怪しいに違いない。
しかも、この場所は神戸水上警察署のすぐ前なので怪しまれないようにそそくさと切り上げた。
たまにはゆっくりと街を流すのも良いものだ。
今回はこのへんで
では