管理人のS660にBRIDE「A.i.R.」を導入しシェイクダウンを行ったのは以前書いた。
フルバケットシートである「A.i.R.」を導入したのはS660でのドライビングを快適にするためだ。
毎回ある程度の距離を走るから、走っている最中は快適に過ごしたい。
前回シェイクダウンを行った際にもう少しポジションを起こしたいと感じたのだった。
そこで台風が来ているがガレージにこもって「A.i.R.」のポジションの微調整を行った。
すると意外な問題が発覚したのだった。
前回感じたポジションの不満
前回シェイクダウンを行った際に「A.i.R.」に感じたのは意外とシェル自体が寝ていることだった。
最近の管理人TomTomは比較的立ったポジションが好みである。
それからすると「A.i.R.」は少し寝ているのだった。
サーキットを走るにはポジションが寝ていても問題はない。
だがシートが低く寝すぎていると視界が悪くなるのだ。
この前(「A.i.R.」を取り付ける前だが)もコンビニから道路へ出る際にスロープではなく段差を降りてしまいガツンと衝撃を与えてしまった。
この原因は管理人TomTomが疲れていて、さらにS660のポジションが低いためにスロープの場所をキチンと確認しなかったからだ。
S660をはじめポジションの低い車はこうしたことは大いに気をつける必要がある。
管理人TomTomはコレを肝に銘じることにした。
そこで「A.i.R.」のポジションを変更することにした。
現在のポジションは前3段階のうち2つ目(中間)、後ろ3段階のうち2つ目(中間)だ。
これを前のみ3段階のうち1つ目(最も低い位置)に変更することにした。
そしてさらに前側にワッシャを入れてシートの傾きを微調整をしようという計画だ。
「A.i.R.」をシートレールに装着するとスライドできない
こうして作業を開始したわけだが、「A.i.R.」の後ろはそのままに前を最も低い位置に変更しボルトを固定した。
この状態で車にシートとシートレールを仮止めし座ってみた。
ポジションは管理人TomTomが希望しているものに近いので、これで良いと思いフロアに「A.i.R.」を固定した。
さて、ここからが問題なのだが、座ってみてシートをスライドしようとすると、どうにもできないのだ。
なぜスライドできないのか?
この時点で管理人TomTomはきっとシートレールの左右がずれてしまっておりスライドしないのだろうと考えた。
S660に仮止めしては外すことを何度か繰り返してみたが一向にラチがあかない。
そこでよく観察してみると「A.i.R.」の前端下部とスライドレバーが干渉しているのだ。
このためにスライドレバーが常に下へ力が加わった状態になっていて動かそうにもできない。
これが原因だ。
下の画像は前2つ目(中間)でのスライドレバーの状態だがシート前端とは隙間がある。
これを前1つ目(一番下)にするとスライドレバーがシート前端下部に干渉する。
結局「A.i.R.」の取り付けは前後中間にして後ろのワッシャで調整
このスライドレバーの問題だが単に干渉しないように下へ癖をつければ良いというものではない。
というのはS660の場合、フロアマットとの位置関係も微妙なのだ。
管理人TomTomが装着しているEZクリーンマットという比較的分厚いフロアマットだと通常でもスライドレバーは干渉する。
このためS660の場合スライドレバーは上から「A.i.R.」に、下からフロアマットに押されて行く場がなくなる。
これを解決するためには、フロアマットを薄いものにするか外してしまい、スライドレバーの生存空間を確保する必要がある。
この問題は今すぐに解決できないので結局「A.i.R.」の取り付けは最初の通り前後中間位置に戻した。
しかしコレでは元の木阿弥なので後ろに入れていたワッシャを1枚から3枚に増やすことにした。
だがワッシャ3枚はさすがに分厚すぎてナットが掛からないので2枚であきらめた。
以前よりは少しだけ「A.i.R.」自体を立てることができた。
ワッシャ自体は1枚2mm~3mm程度のものだが1枚加えると意外と違いが体感できる。
人間の感覚は非常に微妙なものだと感心する。
ドアと干渉するためにできるだけ押し込みながら固定する
前回取り付けた時にドアと「A.i.R.」が5mmほど干渉していた。
BRIDEのS660用シートレールの後ろの取り付け穴は比較的大きい。
シートごと横からセンター方向へ押し込みながらなるべく中央へ寄せてた状態でボルトを固定する。
わずか数ミリだが「A.i.R.」自体をセンター寄りへ装着することができる。
するとシートベルトキャッチがセンターコンソールへ押し付けられてかわいそうなことになっているのだった。
さらに細部を観察するとセンターコンソールとシートが干渉していることに気がついた。
後方へのスライドはこの部分が干渉することでスライドができないというわけではない。
車体側の取り付けボルトがシートレールと干渉することで後方へのスライドが止まる。
できればもうワンノッチ後ろへスライドしたいが今のところしょうがない。
ポジションは後ろにワッシャを増量したことで少し上がった
こうして「A.i.R.」を仮止めしては外しを数回繰り返し、なんとか今できるポジション出しを行った。
理想はもう少しシートを立てて下げるということをやりたいが、S660は室内空間がミニマムなだけにミリ単位の調整が必要だ。
それに前述のスライドレバーやフロアマットの問題もあり簡単には解決しそうにはない。
ホンダさんS660用の管理人TomTomの大好きなゴムの純正フロアマットを出してください。
そうすると一つ解決しそうに思う。
今回はこのへんで
では