思い立って 熊野 十津川村 瀞峡 吉野山を巡るプチ弾丸ツアー たいへん清々しい気分になれたのが収穫

先週の土曜日に思い立って熊野までプチ弾丸ツアーを敢行した。
思い立ってと言うのは管理人が思うことがあり今年の締めくくりと来年に向けて気分一新したいという理由からだ。
今回はシンプルに行先を選択し、あまりウロウロしなかった。
するといつも熊野へ行くと500kmを超える日帰りの弾丸ツアーとなるのだが、今回は412kmほどでプチ弾丸ツアーという形になった。
久しぶりに早く自宅を出ることができたので午前中に目的を達することもでき、午後からはゆったりと見たいところを見て回ったのだった。
やはり管理人は紀伊半島が大好きだ、清々しい気分にもなれたし険しい自然の中に人間の力強さを感じるのだった。
瀞八丁にある瀞ホテルの看板が良い感じ

今回のプチ弾丸ツアーの目的はお祓いしていただくこと

管理人TomTomは毎日をIT系の仕事でバタバタと過ごしている。
そんな中、心の拠り所としているのが熊野本宮大社なのだ。
波長があるというか、なぜだか心が落ち着くので、事ある度に出かけるようにしている。

今回は熊野本宮大社へ参拝し、お祓いをしていただくことが目的だ。
それに加えて熊野講の更新手続きを行う事だ。

その次に熊野の奥宮と呼ばれる玉置神社へ参拝したかった。
玉置神社へはなんどか参拝させていただいていいるが、雪の降る前、今年中に行っておきたいと思った。

この2つの目的が叶えばあとはフリータイムというわけである。
そして選んだのが瀞八丁と吉野山である。

こんな感じで兵庫県の東の端の自宅をスタートしたのが6時前だった。

ノンストップで熊野本宮大社まで走った

自宅を6時前に出てガソリンを入れて阪神高速から西名阪へ入る、いつものように柏原(かしわら)ICで降りて国道165号線で奈良盆地へ入る。
そのまま當麻寺や葛城一言主神社の前を通って五條市まで走る。
今度は国道168号線へ入りひた走るといういつものコースだ。

今回はいつもと異なり、まったく休憩を入れなかった。
珍しく流れがよくて五條市までスムーズ、その先の国道168号線も早朝ということもありクルマが少なくて走りやすかった。
そしてそのまま走りまくって熊野本宮大社までノンストップで走りきったのだった。
この結果、熊野本宮大社への到着がなんと8時30分だった(なんと2時間30分くらいで到着した)。

前回、熊野本宮大社に参拝させていただいたのは2017年6月にBRZのお祓いをしていただいた時だった。
思えば半年ごとくらいに熊野本宮大社へ参拝させていただいている。
早々にお祓いの申込みをし、商売繁盛と家内安全を祈念してお祓いをしていただいた。

不思議なもので何か不安なことをがあっても熊野本宮大社でお祓いをしていただくと落ち着くのだ。
神頼みではあるが、心の平安にはたいへん良い。
熊野本宮大社にて

そのまま走ってきた国道168号線をとって返して十津川村から玉置神社へ

その次の目的地は十津川村にある玉置神社である。
玉置神社は3度めの参拝となるが、ここは管理人TomTomにとってはかなり特別な場所だと思っている。

玉置神社は熊野本宮大社とは深い関係にあり、熊野本宮大社の奥宮と呼ばれており大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)の途中にあり、熊野と吉野を結んでいる。
結んでいると言っても修験道の方々が修行を行う標高1,000~2,000メートル級の険しい尾根道なのだ。
ご存知の通り大峯奥駈道は世界遺産にもなっている。

管理人TomTomは自分にとって熊野本宮大社と玉置神社は特別な場所として考えている。
玉置神社は熊野本宮大社とは少々異なる雰囲気を持つ。
熊野本宮大社が万人を受け入れる広く門戸を開いた場所とすれば、玉置神社はそれとは正反対というか厳しい感覚がある。
だから気力の充実した時でないと行かないようにしている。

玉置山自体は標高1,000メートルあり、その道中も厳しい林道となっていて冬場は覚悟が必要だ。
だから年内の雪が降ったり凍結しないうちに行きたかったが、なかなかタイミングが合わなかったのだ。
万人におすすめすべき場所ではない。

玉置神社に参拝させていただいて休憩していると、たまたま宮司の方とお話する機会があった。
玉置神社の歴史や熊野本宮大社との関係、それにご利益(ごりやく)のお話しになった。
それによると玉置神社は眷属がたくさんいらっしゃるということらしい。
このお話しを聞いて、ハタと思い当たるふしがあったので管理人TomTomは納得したのだった。
繰り返すが玉置神社は万人におすすめすべき場所ではないと思っている。

下は玉置神社の駐車場、半分くらいが埋まっていたが思っていたよりも参拝者は少なかった。
玉置山の頂上近くに鎮座されていて標高は1,000メートルを超える。
玉置神社の駐車場、隠者への入り口に売店がある
玉置神社の駐車場、標高は1,000メートルを超えている

玉置神社に参拝させていただき、十津川村方面ではなく瀞峡方面へ下る。
その下る途中に玉置神社の第一鳥居がある。
第一鳥居というだけあって、こちら側が正式な参道なのだろう。
玉置山を瀞峡方面へ降りた途中にある玉置神社の第一鳥居

午後からは自由行動で瀞八丁の「瀞ホテル」へ

朝早めに出れたので午前中に目的は達成したのだった。
そこで前から行きたかった瀞峡へ行くことにしたのだった。
何かのテレビ番組で見た「なんとかホテル」へ行ってみようと思ったのだ(記憶があいまい…)。

瀞峡へ到着すると、実になにもないところだと感じた。
突き当りにはバス停と派出所があるだけなのだ。
土産物屋さんや「なんとかホテル」なんて影も形もないし人もほとんどいない。

しょうがないのでUターンして帰ろうと思ったのだが、なんだか妙に引っかかった。
クルマを停めて派出所の横の階段を降りていくとやっと見つけたのだった。
ついに瀞ホテルへ来ることが出来た

階段を降りて正面に回り込んでみると、これが探していた「瀞ホテル」だった。
玄関から顔を突っ込んでお店の人にお昼ごはんは食べれますか?と聞くと、大丈夫というお返事だったのでここで昼食を食すことにした。
瀞ホテルの玄関のたたずまい

内部は古き良き時代が良く残されていてなんだか懐かしい雰囲気が漂っている。
窓際の席の前には瀞峡の川の流れが間近に見れて贅沢で暖かな特等席だ。
瀞ホテルの内部は当時のままが良く保存されている
瀞ホテルの日当たりの良い席からの眺めは絶景

メニューに載っている品数は少ないが、ハヤシライスが売り切れということなのでマフィンとサラダのセットをお願いした。
お味はなかなか美味しかったので満足だが、この地域の食材で勝負してほしかったと思った。
瀞ホテルのマフィンのセットはなかなか美味しい

食後のコーヒーはなかなか美味しくかった。
こういう場所のコーヒーは残念なことが多いのだが、「瀞ホテル」のコーヒーは美味しい。
さらにコーヒーを美味しくするのはこの贅沢な眺めだろうと思う。
瀞ホテルの窓際で飲むコーヒーは至福のひととき

食後にはこの「瀞ホテル」の建物をじっくり楽しむこともできた。
もし宿泊することができるのなら、こんな贅沢な場所はそうそうない貴重な場所だろう。
きっと昔は秘境の隠れ宿として使われたのだろうと思う。
瀞ホテルの2階から望む瀞峡の景観
瀞ホテルの外観は良い感じ

結局、居心地の良い「瀞ホテル」には14時前までいたのだった。

なかなか行けない吉野山へ回る

冬の太陽はつるべ落としだ。
16時を回ると薄暗くなり17時を過ぎると暗くなる。

「瀞ホテル」のある瀞八丁から吉野山へ回ることにした。
吉野山は見るべき場所がたくさんあるが、最近ゆっくりと訪れたことがない。
15時には吉野山へ到着したいのだが結構距離があり難しそうだ。

瀞八丁からは国道169号線をひた走り吉野山へ向かう。
途中工事のため迂回する羽目になるがなんとか16時に吉野山へ到着したが、すでに薄暗くなってきて時間的余裕はなかった。
まずはクルマを停めて金峰山寺へ参拝させていただき金剛蔵王権現を拝見したいと思った。
吉野山の金峰山寺は初めて訪れた

役行者の伝説は全国あちこちで聞かれる。
管理人TomTomが以前訪れた鳥取県倉吉の投入堂などもその一つで、こちらも険しい山の中にどうやって建てたのだろうと思うお堂が断崖絶壁にあるのだ。

金峰山(きんぷせん)とは吉野山から大峰山(おおみねさん)を指し修験道の聖地として有名な場所だ。
そして修験道の開祖である役行者(えんのぎょうじゃ または えんのおずぬ)が金剛蔵王権現を表したということだ。
そして金剛蔵王権現をお祀りするために蔵王堂が建てられた。
吉野山の金峰山寺の蔵王堂

間近で見る金剛蔵王権現は非常に力強くて鬼気迫るものがある。
役行者の足跡はどこへいっても力強い。
吉野山の金峰山寺の蔵王堂にある役行者がお作りになった蔵王権現像

このあと是非訪れてみたかった金峯神社へ行こうとしたが迷ってしまい再び参道へ降りてきてしまった。
すっかり暗くなってしまったので吉野山を後にすることにしたが、おみやげには団子と葛切りを買わせていただいた。
葛切りのお店の店主はクルマ好きなようで管理人TomTomのS660をあちこち見て質問された。
こういう交流も楽しいものだ。

帰りは南阪奈道路経由で阪神高速に入り比較的スムーズに帰宅したのだった。

BRIDE「A.i.R.」の微調整はまだまだ続く

今回、ポジション微調整したBRIDE「A.i.R.」で山岳路を走ってみて感じたことがある。

やはりポジションが寝すぎていて山の中では路肩が見づらい。
もう少しポジションを立てる事が必要だと思った。
で、対策としてフロントを一番下、リアを中段にセットしようと思っている。

冬場はS660の足回りの動きが悪くてコツコツ衝撃をからだに与えてくる。
今回はその衝撃が背中の痛みに繋がってしまった。
こちらの対策は衝撃吸収シートをシートクッションとシェルの間に入れてみようと思っている。

ベストポジションを探すのはなかなか難しいものだ。

総走行距離:412.5km
燃費:20.9km/L
時間:05:45~18:45

今回はこのへんで
では