Vitz GRMN が欲しい病にかかる しかしスイフトスポーツ2台分だし…

昨年2017年の11月に管理人は Vitz GRMN の情報を仕入れに GR Grage に出かけてみたのだった。
Vitz GRMN に関してWebサイトに出ている以上の情報があるのでは?と期待したからだ。
有益な情報は無かったが、 Vitz GRMN の販売チャネルである GR Grage の雰囲気は味わってきた。
それからは大人しくしていたが、また最近になって Vitz GRMN が大いに気になり始めたのだった。
そんなことを書いてみた。

気持ちのよいドライビングって?

管理人TomTomは、気に入った製品は比較的長く使う方だと思うがクルマだけは例外のようだ。
満足できるクルマになかなか出会わないという理由もあるにはあるが、目移りしてしまうというのが本音。

現在乗っているS660は最高に楽しい車なのは確かだ。
管理人TomTomは若い頃からアンダーパワーのコンパクトカー専門だった。
そういう背景もあるが、パワーがあるということよりも、ワインディングで思うようにドライビングできるという事を重視したい。

例えば、パワーは有るがエンジンレスポンスが悪くてワインディングでの扱いに困るという事が嫌なのだ。
こんなことなら、パワーが有るということよりも非力でも気持ちよく、打てば響くような感じでドライビングできる、というほうが良い。

S660は、まさにこんな感じなのだ。
だからパワーがなくて非力でもドライビングが楽しく思うのだろうと思っている。
でもこれはフラットや下りのコースでのお話しで、上りではアンダーパワーであるということを痛切に感じる。

管理人TomTomが感じているのはこんなことなのだが、要はバランスの問題だと思っている。
リニアなコントロール類、ドライビングするのに気持ちの良い空間、もちろん剛性だって必要だし、総合的なバランスの問題だろうと思う。
気持ちのよいドライビングできるかどうかは、パワーがあることが絶対条件ではない。

それでも無い物ねだりという人間の性(さが)が常について回る。
逆に言うとパワーが有るクルマで、こうしたところがシッカリと押さえられているクルマだと、それはほんとうに最高だ。
しかし、こうしたクルマは非常に少ないのが現実だろう。

いつもの悪い病気が再発

「GRMN Vitz」のサイド画像
toyotagazooracing.com

Vitz GRMN を調べていて、スペック上では大いに魅力的なクルマだと思っている
それは軽さ、コンパクトさ、使い勝手の良さ、希少さというところだろうか。
しかし価格は凝った内容だけに400万円と、かなり高価なクルマとなってしまっている。

やはり、日本の山岳ワインディングではコンパクトなことが必須条件だ。
そして、このサイズとしては非常に強力なパワーが素晴らしい。
さらに、レスポンスが期待できるスーパーチャージャーというのも良い。

そんな、かなり良い素性を持つクルマなのに、普段使いできるハッチバックボディーというのも最高だ。
その気になれば荷物も人間も乗せることができる。

そんな事を考えていると Vitz GRMN が欲しくなってしまった。
いつもの悪い病気が出てきたようだ。

普通のVitzに見えないこともない

「GRMN Vitz」のフロント画像
toyotagazooracing.com

クルマに詳しくない人が見たら、きっと Vitz GRMN は普通のVitzに見えるだろう。
そういうさりげない所も良い。
見る人が見た時に Vitz GRMN であるということに気がつけば良い。
これはちょっとマニアックな世界だ。

これに対して、S660の場合は軽自動車という一種のデメリット(メリットにもなり得るが)を過激な外観で多少補っていると思う。
軽自動車だけど、ホンダのSシリーズとしてしっかりした作り込みがなされているクルマ、ミッドシップという特徴があり、外観が他にはないクルマ、というささやかな充足感がある。

しかし、個人的にS660は価格と内容のバランスが良くないと個人的には薄々感じている。
ここが大いに微妙なところで、もう愛想が尽きたという段階でもなく、そうかと言っていつも気になっていたりする。
かなり微妙だ。

それに管理人TomTomのS660のように、ほとんどノーマルで乗っていても、それほど失望しないクルマ、つまりかなり素性が良い車であるという事も言える。
素性が良いのは、適切な弄り方をすれば、もっと良くなるという可能性を秘めている。
エンジンはソフトウェアくらいしか弄る余地がないが、その他の部分はかなり弄れるし、マニアックな希望を実現する事も可能だろう。

クルマに対する価値観は人によって違うのは当然

2017スイフトスポーツのホイール
suzuki.co.jp

400万円を出すなら、 Vitz GRMN の他に候補はないだろうか?、といつも考えてしまう。
例えば、最近大人気のZC33Sスイフトスポーツは納期が4ヶ月程度かかるらしい。
Vitz GRMN は、このZC33Sスイフトスポーツが2台買えてしまう価格ということを考えると、ウーンとうなってしまうのだった。

要はクルマ選びの際に、こんな状況で使用するという前提があり、どこで納得するか?ということだろう。
管理人TomTomの場合、S660を選択した際には、かなりの覚悟をした。
それは荷物が載らない、人が乗れない、エンジンが回らないということを納得した上だった。
でも、それを差し引いても有り余るコーナリング性能や、ミッドシップによる乗り味、外観が気に入ったとかという事だった。

例え非常に高価な車だったとしても、そのクルマに何を求めるか?、そして何を諦めるかという基準は当然ながらひとりひとり異なる。
こんなことを考えていたのだが、現在S660に対して何が一番不満なのか?ということだ。
それは以外なことに、人が乗れるという事と荷物の積載性なのだ。
全く人間は勝手なものだ。

気になるクルマをちょっとだけ比較

ココでお話しに出てきた3車を比較して考えてみた。
考えるにあたって細かいスペックではなく大雑把に考えてみた。
たぶん、スポーティーさは三者三様であり、それぞれの味があると思うからだ。

S660の良いところ悪いところ

現在、管理人が乗っているのがS660である。
このS660は手のひらに収まる感じ、悪く言えばオモチャ感覚、良く言えば気軽にスポーツできるところが良いところ。
さらに、燃費が非常に良く維持費の負担が軽い、たくさんの距離を走り回るにはうってつけだろう。
ただし、人は乗れないし、荷物が全く積載できない。
最近気になっているのは乗心地で、細かな突き上げをなんとかしたいと思っている。

2018年の新春のS660と芦屋浜

Vitz GRMN の良いところ悪いところ

Vitz GRMN のスペックを見て、管理人TomTomが一番気に入ったのが 205/45R17 というサイズのタイヤだ。
FF車としてはかなりのパワーを発揮するが、タイヤをむやみに太くすること無く、このサイズで納めたのには好感が持てる。
きっと面白いハンドリングなのだろうと思う。

トヨタVitz GRMNのタイヤホイール
toyotagazooracing.com

次にスーパーチャージャーを装備していることだ。
前モデルはターボだったが、わざわざ変更してきたところを見るとレスポンスが大いに期待できそうだ。
そして、普通のハッチバック形状のボディーなので人間も荷物も大丈夫だ。
そのボディーは5ナンバーサイズに収まっている。
外観はちょっと弄ったヴィッツという感じで、それほど違和感はない。
最後のダメ押しは限定150台という希少価値だろう。

トヨタVitz GRMNは限定150台、抽選となる
toyota.jp

ZC33Sスイフトスポーツの良いところ悪いところ

ZC33Sスイフトスポーツの良いところは、何と言ってもその軽量さだろうと思う。
軽量なボディーにトルクフルなターボエンジンが組み合わされてパワー感はかなりありそうだ。
管理人TomTomとしては、デザインに違和感があるのが少し残念だ。
例えばCピラーの塗り分け部分なんて、真っ直ぐにしておけばもう少しスマートに見えただろう。
ボディーは全体的にボリュームがあるが、実車を目の前にするとSUVのような感覚になる。
全体的に分厚くて、スポーツカーという感じがしない。
さらにSUVチックなホイールが追い打ちを掛ける。
言っておくが、管理人TomTomはZC31Sスイフトスポーツに乗っていたことがあるので好きなクルマのひとつなのだ。
こういった事を考慮してもZC33Sスイフトスポーツのデザインは違和感がある。

ZC33Sスイフトスポーツのサイド画像
suzuki.co.jp

きっとどんなクルマでも満足できないかもしれない

頭を冷やして考えてみると、どんなクルマでも100%の満足は無いのかもしれない。
良いところはたくさんあるが、悪いところや気になるところは必ずあるはずだ。
今までに乗ったクルマで100%満足である、というクルマは無かった。

悪いところや気になるところをそのままにして乗るということはストレスに繋がる。
管理人TomTomの場合、そのストレスが高じてクルマを買い替えたいと発病するようだ。

となると、悪いところや気になるところを早急に改善しなければならない。
それか、スッパリと諦めて次期マシンを検討するかということになる。
うーん、やはり悩ましいのだった。

今回はこのへんで
では