サーキットでは走っている最中にタイヤが発熱し空気圧が上がることを予測してセッティングする。
季節によっても異なるし、極端なことを言えば走り方によっても異なってくる。
しかしストリートではどうなのだろう?
管理人は、暑い夏と寒い冬で同じ空気圧で良いのだろうか?といつも感じていた。
でもストリートでは、毎日クルマに乗り込む前に空気圧のチェックなんてしない。
管理人の場合は頻繁にやっても、せいぜい一週間に一度だろうと思う。
そんなことを書いてみた。
タイヤの空気圧に気を使っているだろうか
管理人TomTomはクルマに乗り込む際にクルマの周りを一周りすることにしている。
「クルマを乗り出す際の儀式的なもの」としてルーチンにしている。
その時に特に気をつけて見ているのがタイヤの状態だ。
外観を見るだけで、タイヤの空気圧の状態はある程度分かる。
タイヤに傷があるかどうも観察するようにしている。
この時少しペチャっとしているようなら空気圧をチェックして補充する。
最近ではタイヤの扁平率が低く(厚みがペッタンコ)なり注意深く見ないと分からない。
タイヤの空気圧があかん時
タイヤの空気圧が適正ではない時に何が起こるかという事だが、これは皆さんご存知だろうと思う。
タイヤの空気圧が低すぎる時
特にダメなのは空気圧が低すぎる時だ。
昔に比べればタイヤの性能が良くなったとは言え、低すぎる空気圧は危険だ。
タイヤの空気圧が低すぎるとどうなるかと言えば、極端に言えばリム打ちするかもしれない。
高速道路を走るような場合では、低すぎる空気圧のためにスタンディングウェーブ現象が出る可能性もある。
また管理人TomTomが大いに注意していることとして、ハイドロプレーニング現象がある。
これは高速道路などで水が溜まっている路面を走った時に起こる現象で、ノーコントロール状態になる。
もちろんタイヤのウェット性能や残り溝の状態が影響するのだが、空気圧も影響する。
雨のウェット路面が好きな管理人TomTomとしては、大いに注意しているのだった。
タイヤの空気圧が高すぎる時
タイヤの空気圧の基準となるのが、純正装着タイヤの自動車メーカーが指定する空気圧だろう。
管理人TomTomもこの空気圧を基準として、少し高くしてみたり、反対に低くしてみたりして調整をしている。
これは、タイヤの扁平率や銘柄により異なってくるので、タイヤホイールを交換した場合はあくまでも参考という感じだ。
一般的にタイヤの扁平率が低くなると空気圧は高めになっていく。
空気圧が高すぎる場合に、最も体感できるのが乗り心地の悪化だろうと思う。
ストリートで乗るクルマであれば、乗り心地というのは大いに気になる部分だ。
タイヤホイールを交換した時に自分にあった空気圧を見つける
以前から不思議に思っていることがある。
それは、タイヤメーカーのサイトやパンフレットに適正空気圧が書かれていないことだ。
考えてみれば、同じサイズのタイヤであっても、装着するクルマによって空気圧が変わるので書けないのだろうと思う。
だから、タイヤショップでタイヤホイールを交換した時に、適正な空気圧というのはショップの店員さんが言う空気圧になることが多い。
いつもそうだが、こうした場合に空気圧は低めには誰も言わないだろう。
空気圧を低くすることによってリスクが大きいからだ。
こんな感じでタイヤホイールを交換したような場合、かなり高めの空気圧にセットされることが多いように思う。
管理人TomTomの場合は、ここから自分にあった適正な空気圧を見つけることにしている。
極端に言えば同じサイズのタイヤであっても銘柄により異なる空気圧になることもあるだろう。
ひとつの例として管理人TomTomが乗っているS660では普段履きに次のようなタイヤを履いている。
- 前165/55R15、ルマンⅤ
- 後185/55R15、ルマンⅤ、リアを15インチ化した
交換した際にショップでは前後とも240kPaにセットした。
これは明らかに空気圧が高すぎて乗り心地が悪すぎた。
乗り心地とコーナリングの感触の妥協点を徐々に見つけていくようにしていた。
純正ではメーカー指定の空気圧は次のようになっている。
- 前165/55R15 190kPa
- 後195/45R16 200kPa
最初は指定空気圧よりも高めからスタートして、前210kPa・後220kPaとした。
乗り心地が悪いために、10kPaづつ落としていって、結局は指定空気圧あたりが一番具合が良いということになった。
最近では、フルバケットシートに交換したために、もう少しリアの乗り心地を改善するために前後とも190kPaにセットしている。
この空気圧でコーナリングはどうなのか?と言えば、それほど問題ない。
もともと、普段乗りやツーリング用に導入したタイヤホイールのセットなので、高いコーナリング性能を求めているわけではない。
だが、このセットでもS660はかなりのコーナリングを見せてくれて面白い。
乗り心地は大いに問題である
サーキット専用車ではない場合は普段乗りをするわけだから乗り心地は非常に重要な問題だと思う。
非常に短時間だけ乗るのであればそれほど問題にはならないかもしれないが、ほとんどの場合は長距離も走ることになるだろう。
そうした時に、大いに疲れる乗り心地では乗るのが楽しくないばかりか、気分が悪くなる時もある。
管理人TomTomは、若い頃ラリー車に乗っていたことがあるが、セッティングによっては足回りが固くて体調が悪い時には乗れなかった。
頭痛がするような時に、そのクルマに乗ると気分が悪くなりどうしようもなくなる事があった。
だからクルマに乗る時は、それなりに気合を入れないと乗れなかったのだ。
そこまで行かなくても、スポーティーさと乗り心地の妥協点を見つけることは、クルマを愛でるのに重要な要素だと思う。
さらにフルバケットシートを入れたようなクルマだと、振動が余計にダイレクトに身体に伝わる。
特に長距離を走る際には、こうした乗り心地の問題が身体の疲労度に影響してくる。
クルマの足回りというのは目的により異なってくるのは当然としても、硬ければ良いというものではない。
サスペンションセッティングやタイヤの空気圧も含めて、クルマの乗り心地というのは重要な要素なのだ。
タイヤの空気を入れるのは自転車用の空気入れ
こんなことで、空気圧を日常チェックし、不足しているのであれば補充しなければならない。
そんな時に登場するのが空気入れだ。
管理人TomTomの手元には空気入れとしては2種類ある。
一つは12Vシガーソケットから電源を取る小さなコンプレッサーだ。
そしてもう一つは自転車用の空気入れである。
この自転車用の空気入れはかなり重宝する。
というのは、深夜や早朝に電動のコンプレッサーを動かすのは大きな音がするので気が引けるからだ。
そういう時は自転車用の空気入れが大活躍する。
最近のクルマは前述のように扁平率の低いタイヤが装着してあることが多いのでエアボリュームが少なくてこれでも十分だ。
例えば、S660の前輪は165/55R15というサイズだが、これなら10回も押し込めば20kPaほど入れれる。
リアは185/55R15なので20回ほど押し込むことが必要になる。
BRZでは215/45R17なので、やはり20回ほど押し込む必要がある。
注意しなければならないのは、自転車用の空気入れのバルブ部分が米式に対応していることだ。
一般的なママチャリ用の空気入れは、米式と英式がアタッチメントで切り替えられるようになっている。
タンク付きならポンピングも比較的楽だ。
スタート前に1輪あたり10回ポンピングすると、4輪で40回ポンピングすることになる。
これはドライビング前の良いウォーミングアップになる(疲れることもあるが…)。
マイエアゲージを用意すべき
ここまで書いてきたように、タイヤの空気圧というのは大変重要だと思っている。
だからこそ、自分のエアゲージを持つべきだと思っている。
というのは、空気圧を見るのにその度に異なるエアゲージで計測しても比較ができないからだ。
だからクルマには自分専用のエアゲージを積むべきだと思っている。
そうすれば出先で空気を補充した場合、いつもの空気圧にアジャストすることができる。
管理人TomTomの場合、クルマのグローブボックスにいつもエアゲージを入れている。
これでいつでもどこでも、自分の思うような空気圧にすることができる。
そして、もう少し減らしてみようとか、という事を試すことができる。
マイエアゲージを用意してはどうだろう。
左がグローブボックスにいつも入れているマイエアゲージ、右がガレージ常備のもの。
今回はこのへんで
では