酷道ばかりを走っていたらS660がえらいことになっていた 洗車してエア抜きして足回りをチェックしてみた

考えてみれば暖かくなった2018年の4月以降、毎週のようにS660を駆って酷道を走り回っていた。
思い出すだけでも4月から6月にかけて、和歌山県の酷道425号線、兵庫県の宍粟市あたり、滋賀県高島市あたり、京都府京丹波町あたり、京都府丹後半島あたり、兵庫県養父市あたり、と走りまくっていた。
その代償がえらいことになっていたのだった。
と言ってもクルマのどこかが壊れたわけではない、クルマの外観がえらく汚れてしまっていたのだった。
管理人は先車を頻繁にするほうではないが、あまりのきちゃなさに我慢ができなくなったら洗車するという感じだ。
洗車してきれいにしたついでに足回りを中心にチェックしてみた。
そんなことを書いてみた。

S660には酷道走破の痕跡がクッキリ

管理人TomTomの大好きな峠、特に酷道は狭い上に路面が悪く、落下物も多い、さらに山から出水していることが多く晴れていても路面は水浸しという場合が多くある。
そんな酷道を走るとボディーが大いに汚れるのだった。
汚れる要素の中でも一番の大敵は虫なのではないだろうか。

山の中を走っていると、昼間でもみるみるうちに虫がフロントガラスに衝突して汚れていくのが分かる。
フロントガラスはワイパーとウオッシャーがあるから、まだマシな方だ。
特に速度が高い山岳路を走るとボディーが虫でえらいことになる。

酷道走破でおおいにきちゃなくなってしまったS660虫の跡
酷道走破でおおいにきちゃなくなってしまったS660虫の跡その2

次に汚れる要素は管理人TomTomの経験上、水たまりなのだ。
これがまたすごいことになる、というのは雨が降っているのであれば水は流れるからまだマシなのだが雨が降っていない時はなんとも中途半端なのだ。
中途半端な水分を跳ね上げながら走ると、その水の流れがハッキリとボディーに残る。
まるで風洞実験をしたような感じになる(あくまで感じ)。
この状態って、そのクルマの空気の流れを研究できるので面白い。
左のドアの取手の下にはなぜか水が吹き溜まった跡がある、どうしてこんなところに水が溜まるのだろう。
S660の魅力的な後ろ姿を作っているリアフェエンダーについても面白い水の流れの跡がついている。

酷道走破でおおいにきちゃなくなってしまったS660水たまりを跳ね上げた跡
酷道走破でおおいにきちゃなくなってしまったS660水たまりを跳ね上げた跡その2
酷道走破でおおいにきちゃなくなってしまったS660水たまりを跳ね上げた跡その3

この2つの要素が絡み合って言葉に出来ないほどの痕跡をボディーに残す。
ドアのラインの左が掃除した部分としてない部分の境界、ひと目見ただけで、どれだけボディーが汚れていたか分かる。
酷道走破でおおいにきちゃなくなってしまったS660水たまりを跳ね上げた跡の洗車前と洗車後

ホイールは黒いだけに余計に悲惨

管理人TomTomがS660に履かしているホイールはツーリング用にリアを15インチ化したセットで、ダンロップのDIREZZA ST01というホイールだ。
このホイールは色がつや消しの黒となっていて自分で言うのもなんだが渋い。
なぜつや消しの黒にしたかというとブレーキパッドのダストが目立たないようにという判断だ。
これは正解だった。

だが酷道を走った後のつや消し黒のホイールは悲惨だ。
少量の水を掻き上げて、それが遠心力で飛ばされるままに跡が付いている。
それが乾いてしまうと白い筋となって残る。
見るからにきちゃない。

酷道走破でおおいにきちゃなくなってしまったS660ホイールの状態その1
酷道走破でおおいにきちゃなくなってしまったS660ホイールの状態その2

白いホイールだとこうした場合目立たないが、ブレーキダストは大いに目立つようになる。
黒いホイールだとこの反対だ、悩ましい。

洗車ついでに下回りをチェックしてエア抜きをした

洗車してみると別の車のような白さが復活して新鮮な気分になった。
これだけ酷く汚れたまま乗っているなんて、クルマ好きの方には信じがたいだろうが管理人TomTomの場合はいつもこんな感じだ。
というのはきれいに掃除すると、それを汚すのがもったいなくなるのが嫌だから。
クルマは走ってなんぼ、と考えているのだが掃除したから走って汚したくないとは思いたくない。
実に勝手な心理ではある…。

ということで洗車もしてきれいになったので下回りにチェックを兼ねてエア抜きをすることにした。
エア抜きの様子は以前紹介しているので、そちらを参考にしてほしい

今回のクルマいじりのメニューは、エア抜き、ブレーキ周りチェック、下回りチェックというところ。

ついに新兵器導入でホイール脱着が楽ちんになった

最近、管理人TomTomはホイールナットを緩めるのに難儀するようになった。
年のせいか、十字レンチでホイールナットを緩める際に腰を痛めることがある。
こういうことで以前からホイールナット緩めの新兵器を検討をしていた
本当はコードレスのインパクトレンチが欲しいのだが、それほど頻度が高いわけでもなく(1ヶ月に1回脱着するくらい)緩める時だけなのでどうしようかと迷っていた。

そこで今回導入したのは505mmサイズの1/2インチのスピンナーハンドルだ。
これをいつも使用しているホイールナット専用のソケット(トルクレンチ用)と組み合わせて使用した。
結果から言うと、これは非常に楽ちんで正解だった。
ホイールナットを緩めるのが今でと異なり非常に楽に行える、もちろん腰もなんともない。
ネット上ではなかり安く販売されているので、ホイールナット緩めに難儀している人は検討する価値がある。

スピンナーハンドル導入でホイール脱着も楽ちん

 

 

ブレーキパッド残量はまだ十分、ディクセルESは15,000kmくらいは持ちそう

管理人TomTomのS660は現在ディクセルESというブレーキパッドを前後とも装着している
このディクセルESというブレーキパッドは価格は非常に安いが感触は非常に良い。
コストパフォーマンスが最高だ。

ディクセルESは走行距離が7,300kmの時に導入した。
現在は走行距離が16,800kmほどなので交換してから9,500kmくらい走行している。
ブレーキパッドの残量がどれくらいあるのか確認してみると、前後ともに4部山程度って感じだったので15,000kmくらいは持つだろう。
管理人TomTomの場合はツーリングがS660のほとんどの利用用途だが、酷道ばかりを走っているのでかなり酷使しているのは間違いない。
今のところディクセルESは熱に対しては優秀でフェードしてどうしようもないという事態にはなっていない、耐摩耗性に関してもこれだけ持てば良い方だろう。

下の画像はS660の左フロントに装着したディクセルESの残量の様子、4部山くらい。
9,500km走行後のディクセルES左フロントブレーキパッドの残量

下の画像はS660の右リアに装着したディクセルESの残量の様子、4部山くらい、予想よりも減っているがブレーキバランスがリア寄りになっている証拠。
9,500km走行後のディクセルES右リアブレーキパッドの残量

前後のブレーキパッドの残量を見ているとリアが予想以上に減っている。
純正ブレーキパッドに比較してリアの食いつきが良いようだ。
その結果ノーマルよりもリアよりのブレーキバランスになっている、これは狙った通りだ。
走っていてもノーマルブレーキパッドと比較して前のめりになりにくいという印象を持っている。

 

タイヤの状態はどうだ?意外とフロントが良好な接地状態

足回りチェックのついでにタイヤの接地状況と摩耗具合をチェックしてみた。
管理人TomTomのS660にはツーリング用のセットとして、前ダンロップ ルマンⅤ 165/55R15、後ダンロップ ルマンⅤ 185/55R15という省燃費タイヤを履いている

S660純正装着ネオバについては、ここぞという時は良いが(サーキット等)普段にはグリップが強力すぎと思う。
多少滑らないと面白くもなんともないし、タイヤのグリップに頼りすぎるドライビングはスキルが向上しない。
それに管理人TomTomはちょっと変わっていて雨の日のドライビングが大好きなのだ。
だからウェットグリップの良いタイヤが欲しいと思っている。

現在履いているダンロップ ルマンⅤは少燃費タイヤだけにグリップは大したことはない。
だがダンロップ ルマンⅤはS660と組み合わせていると、ハードなコーナリングをしても破綻することもない。
さすがに攻め込んでいくとサイドウオールの剛性不足が露呈することは多々ある。
ダンロップ ルマンⅤはウェットグリップもそこそこ良いし、なんと言っても燃費が素晴らしく伸びる。

気になっていたのはタイヤの接地状況とその摩耗の仕方だ。
導入してからすでに1年と4ヶ月、距離にして12,000km弱となっている。
予想ではS660のフロントは、ノーマルの場合ほぼキャンバー角が付いていない(0.5度くらい)。
それだけにフロントタイヤのショルダーばかりすり減っているのではないかと予想した。
反対にリアはノーマルで2度くらいのキャンバーがついているので内側がすり減ってしまっているだろうと思っていた。

フロントを実際に見てみると、意外と内側がすり減っていてショルダーもひどい状態ではない。
まずまずの良い状態ではないだろうか。
フロント荷重の絶対値が低いだけに(380kg)、サーキットではなく峠を走るのであればちょうどよいキャンバー角なのではないだろうか。

S660に装着したダンロップルマン右フロントの摩耗具合

リアはさすがにノーマルで2度のキャンバー角が付いているだけに内側がへっているが、予想したほどではない。

S660に装着したダンロップルマン左リアの摩耗具合

S660のキャンバー角についてはフロントをもう少し付けたほうが良いのではないかと考えていた。
だが今回フロントタイヤの状態を見ると今のままでよいと感じた。

ちなみに次期ツーリング用のタイヤの候補はファルケンのZIEX ZE914 Fが有力候補である。
その理由は、サイドウオールが比較的四角いということ(ルマンは丸いのでカッコよくない)、ウェット性能が「b」でまずまず良いこと、燃費性能が「A」で非常に良い、という理由だ。
もっとグリップを求めるという必要が出たときには純正タイヤを履けば良い。

ということで今回は外観も洗車してきれいになったし、足回りもチェックしたところ特に問題なくてほっとしたところ。
しばらくはこの路線で行こうと思う。

今回はこのへんで
では