ついこの前、西日本では大雨の被害が出て未曾有の災害となった、管理人が住む関西地方では2018年9月4日にやってきた台風21号が強風の猛威をふるった。先日は北海道では地震が起こった。
近年の地球規模の天変地異には恐怖すら感じる、それも立て続いて日本列島を襲っている。
当ブログはクルマのブログではあるが、平和な生活あってのブログであり、その上で趣味としてのクルマとの関わり合いを書いている。
ちょっと複雑な気持ちではある、しかし個人としてできることを発信していこうと思っている。
ここのところの天変地異で被災された方々にはお見舞い申し上げ、早期の復旧を願っております。
大雨も怖いが強風も恐怖だ
管理人TomTomの住む兵庫県の東の端っこでは2018年9月4日にやってきた台風による強風で久しぶりに怖い思いをした。
前回、強風で怖い思いをしたのはいつだったろうか?、管理人TomTomがE51エルグランドに乗っていた頃だからかなり前のことになる。
たしか2004年だったと思うが、カーポートが吹き飛ばされそうになってたいへん怖かった。
今回の台風21号では、管理人TomTomが住む地域でもそれと同等かそれ以上の風が吹いたと思う。
大阪では電柱が倒れ、駐車中のクルマが風で転がって大破するという事態が起こった。
トラックが強風に煽られて倒れるというのは過去に何度かニュースで見ていた。
だが、配送用の軽ワンボックスが強風に煽られてゴロンゴロンと転がるなんて今回始めて映像で見た。
軽ワンボックスだけではない、駐車場にある普通車でさえもゴロンと転がり、強風により吹き集められてしまう事態となった。
管理人TomTomの住む地域では、それほど被害は出なかったが電柱がいがんでしまったのを見ると危なかったと思う。
大雨で水が押し寄せるというのも怖いことだが、強風で家やクルマが吹き飛ばされるというのも怖い。
加えて管理人TomTomは阪神大震災も経験しているので、地震についても未だにトラウマになっているのだった。
下は国道477号線の京北宇津あたりで通行止めとなっている、この後通行止めが多く右往左往した。
林道好きにはつらい季節ではある
先日、管理人TomTomは時間が取れたので北摂の山に入ってみた。
具体的に言うと亀岡あたりから京北町にかけての地域だ。
この地域は管理人TomTomにとって走りなれた山々ではあるし、近年では道が整備されて酷道というような道は激減した。
そんな場所なのだが、今回台風の後に訪れてみて酷いことになっていた。
国道級の道路でも崩落や倒木により通行止めが相次いでいる。
倒木が道路脇の電柱や電線にもたれかかっている光景は幾度となく見た。
危険な状態であることはひと目で分かるので、たぶん送電は停止しているのだろうと思う。
走っていると関西電力の工事車両が多数作業しているのを目撃した。
電柱や電線のトラブルで送電がストップしているのを復旧活動中である。
この時はそうなんだ…と思ったのだが。
下は日吉ダムあたりだが、倒木が電線に寄りかかっていて、その下を通行しなければならない箇所があった、これは危険だ。
通信ができない = 情報が入らない
今回は状況が分からないので、それほど狭いというか険しい林道は通らないようにした。
それでも道は町道、県道、府道、国道を問わず通行止めが頻発していた。
行っては引き返し、行っては引き返しの連続だった。
夕方になり自宅へ帰ろうとルートを探るが、通行止めが多くて思った方向へ行けない。
こういう時は最新情報を持っているクラウドに頼ってみようとスマートフォンでルート検索をしようと思った。
この地域では、それほど圏外になるということはないのだが今回は違った。
走ってもなかなか電波が入らない、どうしたことだろうと思っていると、はたと気がついた。
ご存知のように山間部では携帯電話キャリアの基地局が集落ごとくらいに打たれている。
できるだけ人のいる地域の圏外地域を減らすためだ(人口カバー率という指標がある)。
だが今回は台風がやってきてから3日~4日ほど経過している。
その間、ずーっと停電しているのだろう、これに耐えかねて携帯電話基地局がダウンしているのだ。
携帯電話基地局は大規模なところでは自家発を持っているものもあるし、そうでなくてもバッテリーバックアップが必ずある。
停電して3日~4日経過してしまうと、そのバッテリーバックアップも切れてしまうのだろう。
そうすると基地局全体がダウンして通信ができなくなる。
こうしたことで、まったく通信できない地域が増えてスマートフォンでのルート検索はできなかった。
管理人TomTomが乗っているS660には通常のナビとスマートフォンを装備しているが、自分の目で地図を確認してルートを引き、実際に走って確かめるということしかできなかった。
やはりこうした事態の時はオフラインでの運用もしっかり考えておく必要があるのを痛感した。
しばらくは山に入らないほうが良いだろう
今回、北摂の山々を走ってみて感じたことは、想像していたよりも被害が大きいことだった。
大阪市内もかなりの被害が出たが、こうした山間部の地域は道路が寸断されて停電が続いているところがまだまだ多い。
幹線道や国道から補修されていくと思うが、まだまだ不通や損壊していたり崩落している箇所が未知数となっていて情報がない。
報道では行きやすい場所や被害が分かりやすい場所に偏ってしまっているので、こうした地方の状況は伝わってこないものだ。
こうした報道体制もどうかとは思うが、情報不足なのは間違いない。
当ブログをご覧頂いている方の中にも林道好きな人は少なからずいると思うが、しばらくは近畿地方の林道には行かないほうが良いだろう。
道路の被害状況が分からず、また雨がかなり降っているのでさらに被害が広がる可能性もある。
2次被害を防ぐためにもここは自重すべきだろうと思う。
林道好きやアウトドア好きには寂しいことだが早期の復旧を願うのみである。
今回はこのへんで
では