巷で流行っている信越化学工業株式会社のKF-96というシリコーンオイルを購入したことは以前書いた。
かなりの時間が経過してしまったが、やっと洗車することができたので、その感触をまとめてみようと思う。
結論から言えばコレは使えると思う。
樹脂部分はもとより、ゴム類、ボディー、はたまたガラス面にも使用できそうである。
そんなことを書いてみた。
S660を洗車する機会がなかなか無かった…
2018年7月の初めに信越化学工業株式会社のKF-96というシリコーンオイルを購入したわけだが、なんと2ヶ月以上放置となっていた。
仕事が忙しくなんともならなかったし、今年の夏は大変暑く洗車する気が起こらなかったということもある。
ここのところ涼しくなり秋の気配が濃くなってきたので汚れに汚れたS660を洗車してKF-96を使用してみた。
KF-96は缶から小分けしてスプレーボトルに入れた。
KF-96自体は少々ドロッとした液体できつい匂いもなく透明だ。
手で触るとヌルヌルして、いかにもシリコーンという感触だった。
洗車はいつものように洗剤でボディーを洗い、十分に洗剤を洗い流した。
濡れたままのボディに対してKF-96を使用してみることにした。
ボディへは濡れた状態でKF-96をスプレー
ボディーの水を拭き取らない濡れたままの状態に対してKF-96をスプレーする。
それをまんべんなく広げて行き、全体に塗り込めるようにした。
管理人TomTomの感触ではスプレーをし過ぎて、少々濃い状態になってしまったようだ。
濃すぎるとムラができるので拭き取りが難しくなる。
これでは少なすぎるかも?という感じの量でちょうどよいかもしれない。
拭き取りはとっかえひっかえしながら、ムラが出ないように拭き上げていく。
管理人TomTomはこの拭き上げと磨きの作業が昔から苦手だ。
ボディーの黒い樹脂部分にもシッカリ塗り込むようにする。
すると黒々としてテカテカしてくる。
S660で言えば、リアウィンドウの周りやリアのデフューザーと言うかバンパー部分の黒い樹脂がテカテカして気持ち良い。
ゴム部分へもKF-96を塗り込む
サイドウィンドウ周辺のゴムの部分にも塗り込むことで黒々として締りが出る。
きっとゴムを保護する働きもあると思うので一石二鳥だ。
エンジンルームの樹脂部分にも薄く塗ってみると生き返ったように黒々としてやはり気持ちが良い。
あまり濃く塗ってしまうと垂れたりするので、あくまでも薄く塗るのが良い。
今回は室内には使用しなかった。
シリコーン特有のスベスベとして滑りやすい感じを嫌ったからだ。
室内はいつものように薄い中性洗剤で拭き掃除した。
心配していたウィンドウへのKF-96の塗布
今回、一番心配していたのがウィンドウへのKF-96の塗り込みだが最初はするつもりは無かった。
しかし作業していると面倒くさくなってフロントウィンドウへも塗り込んでしまったのだった。
しょうがないのでフロントウィンドウへ塗り込み、塗っただけだと筋がついているので水を含ませて吹き上げると筋が目立たなくなる。
問題はワイパーとの相性だと思っていた。
現在使用しているワイパーはPIAAのシリコートだが、KF-96とシリコートワイパーとの間の相性がどうなるか予想がつかなかった。
水をかけてみると水の弾きが非常に良いというか強力だ。
いつも使用しているレインXなんて比較にならないくらい水を弾く、これはこれで素晴らしい。
心配なのはワイパーとの相性が悪いと、ビビリ音が出たり、ガクガクしたりワイパーの動作に支障が出るのではないかと思っていた。
ワイパーを動かしてみると何も問題もなく拭き取ったので一安心だった。
KF-96はクルマの外装に対して万能なのかもしれない
クルマの外装の要素といえば、ボディー、樹脂類、ゴム類、それにウィンドウだろうと思う。
今のところ、これら全てにKF-96は使用できるようなのだ。
樹脂に塗ると黒々として艶が出て保護にもなる。
白化した樹脂には塗っていないが、ある程度黒々とするのでは無いだろうか。
ゴム類に塗るとこちらも黒々としてメリハリが出る。
さらにゴムの保護にも効くのではないだろうかと思う。
一番心配していたウィンドウについても、強力撥水(レインXの比ではない)するし、PIAAのワイパーとの相性も良い。
こうしたことを総合すると、KF-96はクルマの外装すべてに使用できるのではないだろうか。
ただし、管理人TomTomはタイヤの艶出しには使用していない。
ちなみにタイヤワックスはシュアラスターのSurLuster S-67というのを使用している。
KF-96の感想
KF-96は面倒くさがりの人には1種類でクルマの外装全てに使用できる万能ケミカルとなりうると思う。
もうしばらく使ってみて様子を見てみようと思う。
20190430追記
KF-96は1種類でクルマのアチコチに使用できる、ある意味万能ケミカルではあるがボディーへの塗布は拭き上げが難しく農食ボディーではかなり苦労するかも知れない。
管理人の場合はボディー色が白なのでムラムラもそれほど目立たないが濃色ではそうも行かないだろう。
こういうところが難しいところ。
管理人はこれがあるのでボディーは別のモノ(CarLack)を使おうかと考えている。
またウィンドウへの塗布についてはワイパーとの相性もあるが、管理人の環境では(PIAAのシリコート)相性悪いとまでは言わないが濃すぎる印象。
ウィンドウの撥水についてもラインXに戻す予定。
結局KF-96は樹脂むき出し部分の艶出し、ゴム部分の保護というのが主な用途になると思う。
今回はこのへんで
では