S660のホンダトータルケアのアプリを設定してみた なるほど~良く出来てると思う

管理人のS660はホンダトータルケアに当初加入できなかった、その時のバタバタは以前書いた通りだ。
約1年半経過して、やっとディーラー側の準備が完了したみたいなのでホンダトータルケアのカードが交付されたのが2018年3月だった。
しばらく放置していたがホンダトータルケアの設定をPCから行った。
さらにスマートフォンにアプリをインストールしてみた。
ホンダトータルケアというだけあって、様々なことができるようなので使いこなせば便利そうだ。
そんな事を書いてみた。

管理人とマイディーラーとホンダトータルケア

ホンダトータルケアが導入された時点の2016年12月では、マイディーラーであるホンダ直系のディーラーでは独自のサービスを行っていたので調整が取れていなかった
つまり独自のサービスとホンダトータルケアのサービスがバッティングし、この解決に1年半も要していたのだった。
それが解決したみたいで、やっと2018年3月になって管理人TomTomはホンダトータルケアに加入出来たわけだ。
まぁホンダトータルケアに加入できなくても何も困ることはないのだが、使えるものが使えないとなるとなんだか残念な気持ちになる。

管理人TomTomの場合、ホンダトータルケアについてはこうした背景があった。

ホンダトータルケアのスマホアプリTop画面

ホンダだけではないユーザの囲い込み作戦

今回はホンダトータルケアを取り上げているが、こうしたサービスを展開しているのはホンダだけではない。
たんにスマートフォンでのユーザとのコミュニケーションを円滑に進めるモノもあるし、ホンダトータルケアのように各種サービスがパッケージングされているモノもある。

特にクルマを販売した後のサービスについては少しでも取りこぼしの無いように各社余念がない。
放っておいてもユーザが整備に訪れる時代ではなくなっている。
ユーザはより安くて良質なサービスを求めているし、こうしたユーザを取り込もうと自動車メーカー以外のサービスも今は豊富にある。
また自らユーザ車検をやってしまおうという人も増えているのは確かだ。

管理人TomTomの手元にはS660とは別にBRZもあるが、こちらは点検の予約等のやり取りをスマートフォンのアプリで済ませている。
特にややこしい内容でもなければこれで全く問題はないし、自分の空いた時間に操作することができるので楽なのだ。

スバルのスマートフォンアプリのTop画面

JAFや保険にしてもそうだ。
管理人TomTomのスマートフォンには車関係のアプリとして次のものがインストールしてある。

  • ホンダ:Total Care
  • スバル:マイスバル
  • JAF:JAF会員証、JAFお得ナビ
  • 保険:保険会社のアプリ

先日のBRZ脱輪事件では保険会社のアプリを活用し側溝からの脱出を依頼した

ホンダトータルケアの登録にはカード発行が必要

ホンダトータルケアが発表された当時、管理人TomTomはホンダトータルケアのWebサイトにログインしようとして難儀していた。
ホンダトータルケアはホンダ車を新車購入した全てのユーザに付くという認識があったので当然ホンダトータルケアに登録ができるものと考えていた。
しかし、よくよく調べてみるとこれは間違いでホンダディーラーが発行するホンダトータルケアの会員カードが必要となる。
この会員カードに会員番号が記入されているからだ。

ホンダトータルケアに登録するには会員カードに記入された会員番号をWebサイトから入力し本人認証を行う。
これが完了するとやっとホンダトータルケアのマイページにお目にかかれるという仕組みだ。

下は登録したホンダトータルケアのマイページのPC版、管理人TomTomのS660は白なのだが…そこまでは考慮してないらしいが差し替えることはできる
ホンダトータルケアのPC用Top画面

ホンダトータルケアのWebページは次のような構成となっていて、かなり実用的だと思った。
マイページTop

ドライブを快適に

プランニング

Myスポット

Myコース

エコ・ドライブ

燃費の履歴

給油活動

カーカルテ

車検・点検予約

メンテナンス記録

愛車メモ

愛車の画像

オンラインマニュアル

もしもの時に

緊急サポート

トラブルガイド

安否確認

下はPC版のホンダトータルケアのメンテナンス記録の画面だが、ディーラーに入庫または取引が発生したものは全て網羅するようだ。
日付や走行距離、品目と金額が記録され、点検項目はその点検明細が付くので整備簿を引っ張り出さなくても済む。
ちなみに一番下の2016年10月29日のデータはフロアマットの固定パーツを注文した際のものだ、こうした取引まで記録されるのは面白いし役に立つ。

ホンダトータルケアの整備記録画面

管理人TomTomがビックリしたのはメニューの最後の「安否確認」の機能だ。
地震や津波、ホワイトアウトという自然災害が起こった時に本人が操作すると登録した人に安否を通知できる機能となっている。
すでにコネクティッドカーでは事故が起こったと予想される時はセンターからの呼びかけを行うモノはある。
だが安否確認をドライバーが自ら発信できる機能は画期的だと思うのだがどうだろう?

ホンダトータルケアはスマートフォンのアプリからも同様の機能を提供

ホンダトータルケアのスマートフォンアプリの画面はすごく見やすい。
下はメンテナンス記録のページだが、整備明細がある場合は整備記録の書面に掲載されている内容を網羅している。
前回はいついくらでオイル交換したか?なんてことがすぐに分かる。

 

ホンダトータルケアのスマホアプリ整備記録の画面

 

下の画面はメンテナンス記録の交換時期目安だが、ホンダトータルケアには1年の走行予想距離が登録されているので予想される時期を表示している。
これは結構面白いし、冷却水なんて2027年で走行距離が10万キロとなっているのが泣かせる。

ホンダトータルケアのスマホアプリのメンテナンス記録の画面

下の画面はトラブルガイドの画面だが、絞り込みの機能として「感覚から選ぶ」「部位から選ぶ」「警告灯から選ぶ」とかなり実用的なモノとなっている。
これはかなり練られたアプリだと感心した。

ホンダトータルケアのスマホアプリのトラブルガイド部位の画面
ホンダトータルケアのスマホアプリのトラブルガイド警告灯の画面

それにスマートフォンならではの機能もある。
緊急サポートの画面ではスマートフォンの画面から緊急サポートセンターに電話することが可能で、現在いる場所の表示(住所と経度緯度)が出るのでそれを伝えることができる。

ホンダトータルケアのスマートフォンアプリ画面を見ていると外出時のことをかなり考えて作られているのが分かる。

自動車メーカーが繰り広げるスマホで取り込む作戦

自動車メーカー各社のこうした背景には新車や中古車販売後のサービス需要を積極的に取り込もうという狙いがある。
自社のサービスをユーザにフルに利用してもらうための体系的なものだ。
逆に今までの自動車メーカーのサービスは体系化されてなくって、バラバラの個々のサービスが存在していた。
それらを今回のようなホンダトータルケアというサービスを核にして繋げていきたいというものだ。

他の国産自動車メーカーではココまで作り込まれているモノはなく、ホンダが一歩前進という感じだろうか。
そのうちにクルマそのものとこうしたサービスが合体したイメージが出来上がるかもしれない。
今まではクルマそのもののみでユーザは自動車メーカーに対してのイメージを持っていた。
こうしたことが変化していくのではないかと感じた。

今回はこのへんで
では