最近フロアマットに悩んでいる。
というのはフルバケットシート導入をしたことがきっかけとなっている。
着座位置が低くなって膝の位置も低くなっている。
当然ペダルを踏みつける角度が浅くなって「かかと」とフロアの関係も変化した。
この「かかと」の収まりが悪くなったのだ。
そんなことを書いてみた。
人間の体は実に微妙だ
随分前にシートポジションの件で人間の体は微妙だと書いたことがある。
今回はこれを地で行っているのだった。
というのはBRIDE「A.i.R.」のポジションがやっと決まったと安心していた。
フルバケットシートのBRIDE「A.i.R.」を導入後、微調整を4回繰り返してやっとシートポジションが決まった。
我ながら地道な調整を何度も行って、ちょうどよいバランスの取れたポジションを探せたと思う。
ワッシャ1枚でかなり体が感じるポジションの違いが分かる。
ほんまに人間の体は微妙だ、それがオッサンでもだ(苦笑)。
こんな感じでせっかくシートポジションが出て快適になっていたのだが…。
ところが最近右膝が痛むようになった。
この原因は「かかと」の位置にある。
関係する部分が連鎖的に変化する
BRIDE「A.i.R.」の導入に伴ってシート位置が非常にフロアに近くなった(低くなった)。
これに伴い膝の位置も低くなっている。
その結果ペダルと足の関係は踏み込む方向が浅くなり、踏み降ろすという感覚から前へ踏み込むという感覚へ変化している。
さらにS660の場合はペダルの配置が少々窮屈で左右の間隔も少ないし、天地方向にも余裕がない。
個人的にはフロアからの距離も短いと感じている。
現在、管理人TomTomのS660には「EZクリーンフロアマット」というフロアマットを使用している。
だがこの「EZクリーンフロアマット」は2枚構造になっているのは良いのだが非常に分厚い。
確かにS660の場合でもノーマルシートの時には分厚いことはそれほど問題にはならなかった。
というのはペダルを踏み降ろすという感覚が強いからだ。
今回フルバケットシートBRIDE「A.i.R.」を導入したことで「EZクリーンフロアマット」を薄型化した。
踏み降ろすという感覚から前へ踏み込むということに対応したものだ。
具体的には2枚構造の2枚めを取り去って裏にシートを貼り付けた。
さらにスライドレバーと干渉する部分を切り取っている。
それほどBRIDE「A.i.R.」の取り付け位置は低いのだ。
「かかと」が滑ってペダルが操作しにくい
最近、右膝が痛むのはこうしたフロアマットの工夫にもかかわらず「かかと」が滑るからだ。
さらに「かかと」位置が左過ぎてアクセルペダルを踏む際につま先が開いてしまい膝が痛くなる。
今回はこれをなんとか改善しようとした。
現在使用している「EZクリーンフロアマット」の「かかと」部分を見ると微妙にすり減っている。
「EZクリーンフロアマット」の素材自体はEVAだが、ゴムのフロアマットのような弾力性とグリップ性はない。
すり減ってくるとグリップが失われて「かかと」の位置がキープできないということになる。
これをなんとかできないかとイロイロ試してみた。
例えばマットの「かかと」の当たる部分を薄くカットしてスポっとハマるようにする。
これは失敗だった。
次は逆に何かを貼り付けて「かかと」位置をキープする突起にする。
これも失敗だ。
ということで基本的にフロアマットを変えてしまうという事になった。
そうだ!BRZのフロアマットが使えないだろうか?
ウチにはS660の他にBRZがある。
BRZには管理人TomTomの好きなゴムの純正フロアマットが装備してある。
といってもBRZ用ではなく(スバルではラインアップしていない)86用のモノだ。
さっそく、余っているBRZ用の絨毯のフロアマットをS660に装着してみた。
形状は右側を除いてほぼピッタリだ
フロアマット自体の厚みも薄く(!)、懸案のスライドレバーも問題ない。
うれしいのは純正のフロアマット留め具で固定することができる事だ。
管理人TomTomは純正のフロアマット留め具で固定できることを重要視している。
そもそもフロアマットはキチンと固定しないと危険だと思うからだ。
フロアマットが動いてしまうと、せっかくポジション出しをしている事が無駄になる。
それに純正ではない留め具での固定には大いに不安があるのだ。
フロアマットを調べるとよく分かるが、アフターマーケットのフロアマットは純正留め具に対応したものはほとんど無い。
ただ、これなら普通のS660純正マットで良いのだが…。
次にBRZのゴムのフロアマットをS660に装着してみた。
BRZの絨毯のフロアマットがS660に装着できたので、やっとS660にもゴムのフロアマットが手に入ると大いに期待していたのだ。
しかし、結果から言うとダメだった。
ゴム製でトレー状になっているので絨毯のようには融通がきかず形状に無理があったのだ。
で、結局S660にはBRZ用の絨毯のフロアマットを装着している。
これで結構な距離を走ったが全く問題なく、「かかと」の位置もちょうどヒールプレートがありしっかりと固定できた。
適切な位置に「かかと」を置くことができるため、懸念していた右膝の痛みもなかった。
これでS660のペダルワークもとりあえずは快適になった。
助手席側も他車種用とは思えないほどピッタリとしている。
S660のゴムのフロアマット探しはまだまだ続くのであった。
管理人TomTomはゴムのフロアマットが好きだ。
しかし、ただ置くだけのゴムのフロアマットはずれてしまうので避けている。
理想は純正のゴムのフロアマットがS660用に準備されていればオッケーだ。
自動車メーカーが作るゴムのフロアマットの形状はよく研究されている。
それに固定方法が純正のフロアマット留め具を利用する。
安全のためこれは大きな要素だ。
ゴムのフロアマットの良いところはいくつかある。
ドライビングのときに「かかと」位置が決めやすい(ヒールプレートのようになっている)、滑りにくいというところも大きい。
加えて適度な弾力があるため長時間ドライビングしても「かかと」が痛くならない。
掃除が簡単なことが大きい(乗り込む時に気を使わなくてもすむ)。
まだまだS660のゴムのフロアマット探しは続くのであった。
今回はこのへんで
では