日本の道は狭いのだ 自動車メーカーは大事なことを忘れてはいないか?

S660に乗っていて便利だなぁと思うことはクルマが小さいことだ。
おおむね、どんなところにでも入っていける。
だがそんなS660でも難儀するような狭い道も存在するのは事実だ。
地方へ行くと狭い道は山ほどある。
最近のクルマは日本ではなくヨーロッパやアメリカに合わせて作られているので大きくなっている。
これが非常に不満なのだ。
そんなことを書いてみた。

管理人は「ポツンと一軒家」が大好き

管理人は毎週楽しみにしているテレビ番組がある。
日曜日の夜に放映されている「ポツンと一軒家」という番組だ。
日曜日のゴールデンタイムに放映されていて続いているところを見ると意外と人気があるみたいだ。
この番組、酷道好きにはたまらない。

先週放映の和歌山ではビックリするような細くて険しい道が紹介されていた。
管理人が酷道と言っている道よりもさらに狭く急峻で危険ですらある。
よくこうした道に取材陣は入っていくものだと感心する事が多い。
それほど日本の地方部の道は狭いところが多い。

逆にこれは都会に住む人達がこうした日本の地方の険しい場所を忘れているのではないだろうか?
地方の山間部では過疎化が進み廃村も多くなっている。
そんな現実を忘れてはいないだろうか?
だから「ポツンと一軒家」という番組は人気があるのかも知れない。

地方へ行くと道はいまだに狭い、S660のサイズは便利だ

軽自動車は日本土着のソウルヴィークルだと思う

かくいう管理人も兵庫県の東の端っこに住み、どちらかと言うと都市生活者だと思う。
平日はほとんど電車で移動し仕事をしている。
そして週末にS660を駆って地方へ出かけることが多く酷道や林道を楽しんでいる。

そうした時に感じるのが軽自動車のサイズは地方の狭い道にはピッタリだということ。
管理人は軽自動車でも集落の中の角を曲がるのに難儀して切り返し、挙句の果てには車止めにこすったりする事もある。

左フロントの黒く塗装が剥がれているところが集落の中の角を曲がる際に縁石にこすった跡…。
ガレージで佇むS660

実際に地方へ行くと軽自動車の割合が非常に高い、非常にざっくりだが半分以上は軽自動車だ。
それには理由があって、サイズが地方の道にはピッタリだからだ。

それに「ポツンと一軒家」で道案内を買ってくれる人の良いおっちゃん達はほとんど軽トラックなのが興味深い。
作業や2人までの移動には軽トラックは最強だ。
四駆モデルもあるし、必要ならデフロックも装備できる。

こうして見てみると軽自動車というのは本当に日本に必要な車だと痛切に感じる。
いわば軽自動車は日本のソウルヴィークルだと思う。

日本の道を忘れてしまった日本の自動車メーカー

最近でこそ地方の道路も整備されて走りやすくなった。
だがこれは地方でも幹線道だけ、そうではない生活道路はたぶん江戸時代から道路の幅が変わっていないのではないだろうか。
変わったのは舗装されたというところだけかもしれない。

管理人は最近、新型ジムニーや新型ジムニーシエラを試乗しに行った
スズキによれば新型ジムニーはプロの道具としてこだわって作ったということだ。
やはり軽自動車のサイズというのは狭い道での取り回しにピッタリなサイズだと思う。

京丹波町の峠を越えるS660

充実の軽自動車に対して最近では5ナンバーのクルマ自体が非常に少ない。
グローバルで見ると5ナンバーサイズのクルマの需要が少ないためなのだろう。
プリウスくらいの大きさ(全幅1,760mm)のクルマがどうも一昔前でいう小型車の見本のようになっている。
だが、このサイズでも地方へ行くと大きすぎるのだ。

日本の自動車メーカーは都会ばかりでクルマを考えているのだろうか。
もっと地方の現実を研究すべきだ、道が狭いうえにガソリンスタンドがどんどん無くなっている。
つまりサイズが小さくて航続距離が長い事が必要だ。
小型車で使い勝手の良い車や四輪駆動車等々、今の軽自動車でラインアップされているようなクルマが必要だと思う。
日本の自動車メーカーは真剣に考えてほしいものだ。

今回はこのへんで
では