右ひじが腱鞘炎!? ちょっと特殊なS660のドライバー事情

管理人はS660に乗り始めてから右ひじが痛い、実は右膝も痛い。
年寄りやからちゃうん?とかツッコミもあるだろうが…。
クルマによって身体のどこかに負担がかかることは時々あることかもしれない。
そんなことを書いてみた。

クルマによって身体に負担がかかるということ

特にスポーツカーではなくてもクルマに乗ることによって身体が痛むという事はままあることだ。
一番ポピュラーなのは腰痛だろうか。

管理人が若い頃、友人のカローラ2を運転した時に腰が猛烈に痛かったことを思い出す。
その時は、友人には悪かったが腰が痛いと文句を言ってしまった(それほど痛かった)。
これは端的に言えばシートの出来なのだが、一般的に一番多い悩みではないだろうか。

そもそもドライビングポジションを取れないということもある。
旧規格の軽トラに乗った時には参った。
運転席で運転できるポジションが出せなかった。
つまりペダルとシートの関係が近すぎて調整できず足が折れ曲がりペダル操作ができないのだ。

競技車両等々では競技第一なので居住性を無視したところもある。
だから体の一部に何かが当たっていたり、無理な姿勢だったり、操作に力が必要だったり様々だ。

最近のクルマはノーマル状態ならそれほど酷いものはないだろうと思う。

S660にはBRIDEのAIRフルバケットシートを入れている ダイレクトに振動が伝わってくる

S660のドライビングポジションはどうだ?

ここからが本題なのだが、旧規格軽トラで参ったのでS660を購入する前にポジションについては多少心配していた。
どういうことかと言うと。

管理人はポジションの決定を次の順番で行う。

  1. 足とペダルの関係を決める(ブレーキペダルに合わせる)
  2. 手とステアリングの関係を決める

ということで管理人の場合はブレーキペダルと身体の位置関係を最も優先しポジションを決定する。

S660ではシートの前後スライド幅が足りるのか?というところが心配だった。
結論から言うとギリギリだった、現在の前後スライドは目一杯後ろとなっている。

こういうことでシートの前後位置については非常にシビアである。
クルマによってはノーマル状態であっても前後スライドが足りず購入を取りやめるということもある。
この反面シートの左右スペースについては比較的寛容というかあきらめが多い。
加えてクルマによっては左右が非常に狭い場合も多い。

S660の場合はシートとドア側センターコンソール側の両方共スペースはミニマムだ。
そんな時ドライビング中の手はどうなっているかと言うと。
右手は肘をドアの肘置きに置いているが多い。
左手は肘をセンターコンソールに置いていることが多い。

狭~い感じは子供の頃から好きっ

実は管理人はこうした狭いコックピットは嫌いではない、いやむしろ好きな方だろう。
なんだか子供の頃によくやった段ボール箱に入って遊ぶような感覚がある。
だから男って、いつまでも子供なんだから~、と女性陣に指摘されそうだ(苦笑)。

S660のコックピットはこんな感じの延長にある。
管理人が個人的に感じる「自由に支障なく操作できる最小の大きさのコックピット」ではないかと思う。
これ以上狭いと操作に支障をきたすし、広いとタイトな感覚が無くなってしまう。
S660コックピットはまさに絶妙なサイズ感となっている。

S660を流している時は前述のように右ひじをドアの肘置きに置いている。
でもこの肘置き痛いのだ、だから自分でスポンジをカットし貼り付けている
これはこれである程度効果がある。

だが最近やはり肘が痛む。
たまたまどこかのブログでS660乗りの方が右ひじ腱鞘炎と診断されたと書いてあるのを見つけた。
やはりS660で右ひじが痛い人はいるのだと思った(肘用のクッションがオプション設定されているくらいだし)。
管理人の場合、肘が痛いのはS660がすべての原因ではないとは思うが、確実に原因のひとつではあるようだ。
最近では右肘をドアの肘置きに置かないようにしている。

BRZで同じように右ひじをドアの肘置きに置いてみると、キチンとクッションが入れてあり大きい痛くない。
だがかなり肘をドア側に振らないと乗せることがができないのだった(ちょっと不自然な姿勢になる)。

右膝が外へ開いてしまう

管理人がS660に乗っていると右膝が外に開いてしまう。
本当は膝がまっすぐ進行方向に向いておれば良いのだがそうはならない。
これは「A.i.R.」のサイドサポートが緩いからとも言えるが、良いところでもある。

この右膝が外へ開いた状態を長時間持続していると、これまた膝が痛くなる。
このため意識して右足かかとの着地位置をできるだけ右へ持っていったりするようにしている。
つまりできるだけ右膝が開かないようにしているということだ。

クルマや装着しているパーツによってはこうしたポジションの癖というものが出てしまうことは避けられない。
少しづつこうした不具合を改善していくことになる。
まったくオッサンの身体は微妙だ…。

やっぱりS660は競技車のようなクルマだと思う

2回目の1年点検を受けた際のインプレッションを過去に書いている。
やはりその時も競技車のようだと書いている
この思いは購入したときから変わらないのが面白い。

管理人の場合、S660を重くしたくないので遮音や遮熱対策は全く行っていない。
もともとS660はドライバーの背中のバルクヘッド部分が鉄板むき出しで遮音も遮熱も対策されていない。
市販車としてはなんと大胆!と思う。

S660のエンジンと室内との境目は遮熱防音がなされていない

ホンダが乗る人をフィルターにかけているようだ。
うるさいし暑いけどあなたは我慢できますか?って具合だろうか。

最近つくづく思うのだがS660はこうした我慢すべき点は多いが楽しい車で素性も良い。

だが、エンジンがあかん、ほんまにあかん。

管理人は元々ターボは嫌いで、もうすぐS660に乗り始めて3年となる。
だけどターボに慣れない、というかS07のフィーリングが嫌いだ。
EK9に乗っていたB16BのようなフィールのNAエンジンが欲しいとつくづく思う。

これがシビックType-R(EK9)に積んでいるB16Bというエンジン

現代は小型のスポーツカーのエンジンが不作な時代ではある。
コストを掛けれない、排ガス規制に対応しなければならない、燃費も上げなければならないと制約がいっぱいだ。

S660もヤレが出てくる頃なので様々なパーツを期待

管理人の場合、S660の走行距離は24,000kmほどで大したことはない。
だが少しだがS660にヤレも感じ始めている。

こうした時に非常に有効なのがブッシュやマウント類の交換だと思う。
それも硬度を上げたスポーツ走行用のモノがシャキっとして良いと思う。

例えばサスペンションアームブッシュ、エンジンマウント等々が用意されないだろうか。
そしたら少しヤレたS660をこれらに交換することでまたシャキっとすると思う。
無限さん検討してみてください。

今回はこのへんで
では