管理人は結構新しいモノ好きである、新製品が発売になると大いに気になる。
それはクルマでも同じで、新型車で自分の好きなジャンルだとこれまた大いに気になるのだった。
基本的にコンパクトカーが好きなのだが日本ではコンパクトカーのジャンルは面白くもなんともない。
しかし久しぶりに気になるコンパクトカーが登場しそうだ、しかもEVとしてだ。
そんなことを書いてみた。
ホンダが作るとEVもこうなるのか
「HONDA e」に感心したのはEVだが走りを忘れていないことだ。
電池の積載位置だとか駆動方式だとかイロイロこだわっているようだ。
そして何よりもデザインが可愛らしいのが良い。
初代リーフの登場したときの印象は、なんて不細工なクルマなんだろうと思ったものだ。
それは今も続いていて現行リーフについてもアメリカ受けを狙ったデザインで大味、少しも魅力的ではない。
今回グッドウッド・フェスティバルに登場した「HONDA e」の動画での走りを見ると激速という訳ではない。
普通のコンパクトカーと変わりはないのだが、素晴らしいフォームで走るのが分かった。
低重心を活かした非常に安定した身のこなしを見せていた。
honda.co.uk
「HONDA e」を見ていて思い出したことがある。
それは初代シビックに合い通じるモノがあるのではないか?ということだ。
思うに低燃費車の先鞭をつけたCVCCシビックのような位置づけをホンダは狙ったのだろうと思う。
現にホンダはグッドウッド・フェスティバルではそうした演出をしている。
もちろん!EVでも気持ちよく走りたいと思う
時代の流れには逆らえないということでEVへの流れはますます加速していきそうだ。
個人的にはEVは燃料補給(EVは充電)が短時間でできないことが最大のネックだ。
管理人は短時間である程度の充電ができるのであれば、EVも実用性も増すのではないかと思い始めた。
その時間がどんどん短くなって30分くらいで80%とか90%まで回復するのであれば使用するのに精神的な抵抗は減っていく。
それが将来的にはもっと短くなっていくだろう。
仮に10分で80%くらいまで回復するとすればどうだろう?
80%の容量で200km近く走れたら、きっと内燃機関のクルマとそれほど遜色はないのではないだろうか。
ユーザが不安に思っていることを解決しながらホンダらしい味付けを行っているのだろうと思う。
こうしたことを考えながらEVが少しだけ身近になったような気がしている。
honda.co.uk
20年後30年後の名車というわけにはいかないのかも?
今でも人気のあるEK9シビックType-Rなんて、考えてみればすでに20年前のクルマだ。
こうしたクルマが今でも人気があるのは十分実用になるという事も大きな要素だと思う。
現に管理人の友人はEK9を普段の足にしているのだった。
20年前のクルマを普段の足にする、これは20年経過した時点でもエンジンやボディ各部がキチンと動作するということにほかならない。
友人のEK9の場合も駆動系は問題なし、灯火類も問題なし、インパネのメーター類も問題はない、だから普段の足として乗れるわけだ。
しかし「HONDA e」のようなクルマはインパネが液晶モニターだらけになっている。
果たして20年後30年後に実用性を保てているのだろうか?ここは大いに疑問である。
管理人が使用しているPCの液晶モニター(サブ)は10年ものだが、液晶パネルの端っこの部分が広範囲にドット欠けしており完全とは言えない。
果たして液晶モニター多用のクルマが20年後に実用性を持っているのだろうか?
もし実用性を保てないとすれば名車として残るということは難しのかもしれない。
こんなことを考えているとやはり機械モノはシンプルな構造に限ると思うのだった。
となると最近の液晶モニターを使用したクルマはいくら走りが素晴らしくても将来的に古いクルマとしての価値が出ないのかもしれない。
honda.co.uk
「HONDA e」はUKで予約が始まっている
ホンダUKのサイトを見てみるとすでにリザベーションができるようになっていて予約金として£800(約108,615円)が必要だ。
honda.co.uk
「HONDA e」はグッドウッド・フェスティバルでも実際に走ったようにすでに完成度は高く細かい手直しの段階だろう。
走って楽しく見ても可愛らしいEVコンパクトカーがもうすぐ走り出すのは楽しみだ。
だが一方、個人的には内燃機関へのこだわりは尽きない。
さらに20年先30年先に生き残るクルマが減ってしまうのは少し悲しいと思う。
こうした部分も自動車メーカーは考えて作っているのだろうか?
当然考えているのだとは思うが、有効な解決策が無いというのが実情なのだろう。
ここのあたりは少し残念な気がする。
今回はこのへんで
では