今はお盆の期間真っ最中ということでお休みの方も多いと思う。
例年と違い今年はコロナ禍のため出かけられない人や帰省できない人も多いのではないだろうか。
なんと凄い時代に遭遇したものだと思う、これはある意味アンラッキーだし、逆に貴重な体験とも言える。
そんな中、管理人は今年も涼を求めて1000m峠越えツアーを敢行した。
ただし管理人の住む兵庫県からは極力出ないようにし、立ち寄る先も必要最小限とした。
そんなことを書いてみた。
最近は兵庫県を見直している
コロナ禍もあり、最近の管理人は兵庫県の中央部の山を走ることが多い。
実はこのあたり細かく見ていくと実は管理人にとって未開拓な地域が多いことに気がついた。
2020年6月に久しぶりにツーリングに出たのは以前書いたが、神河町から生野町というコースだった。
その後に2020年7月にツーリングを行ったのも、神河町から生野町のバリエーションでコース違いだった。
今回はこのもう一つ東側の山塊である笠形山を取り巻くように南北に伸びている林道笠形線を目指したのだった。
ただし今回はきちんと下調べをした、その結果どうも現在は通行止めのようだ。
とりあえず林道入口まで行ってみて、もし通行可能だったらラッキーというスタンスで臨んだのだった。
南北に長い長い林道なのだがやっぱり通行止め…
今回ターゲットにした林道笠形線は南北に長い、起点は福崎町より始まって北上し、多可町まで34kmあるらしい。
おおむね3つの区間から構成されている、今回は笠形山の東側を走る一番北側の区間を目指すことにした。
時間節約のためにアプローチまでは珍しく高速道路を使用した。
事前情報で林道笠形線は不通かも?という情報だったのだが多可町の県道34号線からアプローチすると案の定、通行止めだった。
何度こうした状況に出会ったことか…。
気を取り直して笠形山を東側から回り込み、またもや2020年6月に走った県道367号線で生野町を目指すことにした。
その後氷ノ山越えの国道482号線を目指すことにした。
神河町から生野町を目指す県道367号線、岩屋生野線は2回目なので多少は慣れてきたが改めてココは勾配がきつい。
無事生野町まで抜けたが、生野町は意外とクルマが多い、皆さんクルマででかけているようだ。
先を急ぐので今回は生野町は素通りした。
国道312号線から大屋町をショートカットして国道9号線に入りしばらく走ると氷ノ山への国道482号線の入り口だ。
S660で行く1000m峠越え、林道笠形線の多可町からの入り口(船坂峠)は通行止め…
今回は氷ノ山を北側からアプローチ(969m)
昨年までの南からのアプローチとは異なり今回は北側からのアプローチとなる。
氷ノ山に登る前にいつものミカタスノーパーク展望台でしばし休憩を取る。
なんだか毎年恒例の休憩場所になってしまっている感があるが東屋やトイレもあるし景色が良い。
腹ごしらえしてから国道482号線にアプローチした。
いつも休憩するミカタスノーパークの展望台
今年は兵庫県側が険しい国道482号線は結構クルマや二輪が多かった。
なんとこの険しい国道482号線の兵庫県側でバーベキューをしている人たちもいた。
二輪はアメリカンタイプも多く、オフロードバイクは逆に少数派だった。
昨年道が良くなったからとはいえ、これは今までにはなかったことだ。
こうしたことで山岳路に慣れていないクルマや二輪との離合に手間取ったが途中で気持ちの良い渓谷を満喫した。
日差しはかなりきついのだが木陰は少しだけ涼しい、でもイメージしているような高原気候ではなくやっぱり暑い。
しばし渓谷で目の保養をして再スタートした。
氷ノ山へ登る国道482号線にて、今回は兵庫県側(北側)からのアプローチ、途中渓谷でしばし休憩
通行量が多いので頂上で停止するのは遠慮してそのまま鳥取県側へ下ったのだった。
途中これまたいつものゲレンデ下で記念撮影を行った。
わかさ氷ノ山スキー場ゲレンデで記念撮影
またまた国道29号線の戸倉峠で楽しむ(標高891m)
昨年も逆方向からだったが国道29号線の戸倉峠で気持ちよく走った。
今年は逆方向からだが、ここはやっぱり気持ちの良い峠ではある。
ただ国道29号線が楽しいのはこの戸倉峠の区間だけだ。
その他はちっとも面白くないし、遅い車に引っかかると回避する手段がないのが残念な道だ。
そんな国道29号線だが二輪に少しだけ遊んでもらい気持ちよく走ることができた。
ということで早々に国道29号線からは離脱することを考えていたので再び大屋町に入った。
実は今回は明延鉱山に行ってみたかった。
選鉱場跡である神子畑はよく通るが、明延鉱山の本拠地を訪ねるのは実に30年ぶりなのだ。
ちょっと怖くて懐かしい明延鉱山
国道29号線から東に入り再び大屋町に入る、大屋町を西から東へ突っ切り明延側沿いに南下する県道6号線を走る。
この道は狭く路面状況が悪い、これは昔からあまり変わらないようだ。
現在では明延鉱山跡は坑道の見学や一円電車でちょっとした博物館のような体になっている。
また子どもたちの学習の場としても自然学校等が整備されていて、野外活動センター等も含めて教育委関係の集積地となっている。
古い建物も徐々にではあるが整備されて歴史的な遺産として見学ができるようになっているものがある。
一方廃屋になった家屋も多く栄枯盛衰を感じる。
管理人が30年前に訪ねた時にはあまり整備されておらず、閉山後に打ち捨てられた感が濃厚に漂っていたものだ。
正直言うと少し怖い雰囲気さえあったが、こうした場所を探検するのが好きだった。
当時管理人は四駆のいすゞのビッグホーンに乗っていた。
思えば我ながら30年経っても同じようなことをしているものだ。
若い頃に慣れ親しんだ環境というのはなかなか変わるものではないらしいと思った。
明延鉱山の中心地、橋がかかっていて坑口からのトロッコが走るようになっている、この山の向こうに神子畑の選鉱場がある
結局兵庫県から鳥取県に少しだけ入ってしまった
できる限り兵庫県内としようとしていたが国道482号線で氷ノ山を越えるという時点で鳥取県に入ってしまうのは避けれない。
毎年記録的な暑さということを言っていて、どんどん暑くなる、こうして標高1000m近くの峠であってもそれほど涼しくない。
やはり地球温暖化が影響しているのだろう。
さらに今年はコロナ禍もあり、出かけるのが憚れる風潮もある。
今回も結局立ち寄ったお店としてはガソリンスタンドとコンビニ1軒のみということで最小限だった。
腹が減ったら5つ買い込んだおにぎりを1つか2つ食べるスタイルとした。
コロナ禍が始まってからはこのスタイルなのだが実はなかなか良い。
腹の中が常に一定で安定しているような気がするし、一度に食べないので眠たくならない。
この方式をしばらく試してみようと思う。
本当は土地土地の美味しいものを食べることが大いなる楽しみだが今はできるだけ我慢することにしている。
一日で415.4km走ったが身体のダメージは比較的少なかった
走行距離は415.4km、総合燃費は23.3kmだった。
往路は時間節約のために高速道路も使用したし、山岳路が多かった割には燃費は良好だった。
もちろん車内の熱いS660は常時エアコンを25度にセットし入れっぱなしである。
400km超えのツーリングは久しぶりだったが比較的体の調子は良い。
最近管理人はツーリングで首や腰がダメージを受けることが多くなっているが今回は大丈夫だった。
だが、最近は右膝が痛い。
S660の場合右足のつま先が外側に開き気味になるからだ、その結果、膝がねじられて痛くなる。
ドライビングフォームの見直しと修正が必要なようだ。
果たして修正できるかどうか当面の課題である。
今回はこのへんで
では