管理人はS660に乗り始めて丸4年になる。
その当初ホンダトータルケアに入れなくてすったもんだしたものだ。
その後加入できることにはなったが、直系ディーラの対応としては不満が残った。
今回は意図せず突発的なバーストでS660が走行不能になりホンダトータルケアを使うことになった。
そんなことを書いてみた。
気持ちの良い秋の一日になるはずが…
管理人は久しぶりに平日にお休みを取って、秋の一日を楽しもうと計画していたのだった。
ということで自宅を6:00に出て、混み始める前の阪神高速道路を気持ちよく走っていたのだった。
速度は周囲のクルマの流れに任せて100km弱といったところ。
するとリア左タイヤから、ポンって音がした。
少しだけ振動も出てきた、これはタイヤに何かあったなとすぐに分かった。
速度を落として阪神高速道路の退避帯に停車しようかと思ったが、リスクが大きいと思いインターチェンジから出ることにした。
この時点でまだタイヤは完全に空気が抜けていたわけではない。
ゆっくり60kmほどに速度を落としてインターから降り、幹線道路から少し入った路肩に停車した。
S660を確認すると案の定、左リアタイヤがペッタンコになっている。
タイヤの周囲を触ってみたが傷は感じられなかった。
S660でバースト自走不可、阪神高速を走行中だったがICを降りて大阪の町中でパンク修理剤で対応中
パンク修理剤も初めて使った
こういう場合はパンク修理剤を使用して自走できるようにするのが第一だと思った。
どこかにあったなぁと思い出しながら、フロントのボックスを開けてパンク修理剤を取り出す。
どう使うのか?分からないので説明書を読んでみた。
まずバルブを抜き取り、パンク修理剤のチューブをバルブに接続、そして容器を押して流し込むという簡単な作業だ。
ここまでは多少慌てていたが問題ない。
次にシガレット電源から電源を取り電動エアポンプでエアを充填する。
だがタイヤに空気が入っている様子はない。
こりゃダメだとすぐに分かった、たぶん大きな穴が開いてバーストしているのだろう。
S660でバースト自走不能、大阪の町中でパンク修理剤で対応中、実はパンク修理剤は初めて使用したがいかに役に立たないかということがよく分かった
レッカーを手配しないと
S660はスペアタイヤもないのでこういう時にはレッカー呼ばなければならないが、管理人の場合は選択肢が3つある。
- JAF
- 任意自動車保険のレッカー
- ホンダトータルケア
どれにするか迷ったが、S660に乗ってたし、せっかくなんでホンダトータルケアで呼ぶことにした。
車検証入れに入れていたホンダトータルケアの会員証を取り出して電話してみる。
電話がつながると、オペレーターは感じの良いお姉さんだった。
こちらは多少慌てているが、相手は慣れたもの落ち着いた声で着実に必要なことを聞き取りしている。
こちらの事情を説明し、レッカーを要請したのだった。
すると今の時間なら、まだマイディーラーが開店してないから車をおろせないが、自宅でも良いか?とのこと。
それから再度ホンダトータルケアに連絡して、もう一度レッカー要請してもらわなければならないとのことで、面倒くさいことになるらしい。
だが、他に選択肢がないようなのでこれを了承、と言う運びになった。
特にマイディーラーは朝の作業時間にうるさいことこの上ないのだ。
営業マンを電話で叩き起こす
次に電話したのはマイディーラーのいつものスーパーセールスマンだ。
まだ寝ているようだったが、叩き起こして現在の状況を説明した。
するとスーパーセールスマンはさすが抜け目無い、朝早くからの電話にも苦言を言わずお体は大丈夫ですか?と来た、なかなかやりおる。
ということでバーストした自走不可のS660をホンダトータルケア経由で持っていくから、と伝えておいた。
というのはS660のマイディーラーは以前から朝にうるさい。
10時開店なのだが、以前は早く到着すると露骨に嫌な顔をされたものだ。
現在はそんなことは無いが、客が到着してもレッカー車で入っていっても朝礼は続ける鉄の心は今でも持っている。
結局レッカー車はJAFだった
予定より少し早くレッカー車が現着である、通勤時間帯でもあるので人通りが多くこれは助かる。
ホンダトータルケアのレッカー移動はマイディーラーにクルマを待ち込むというのが条件で無料になる。
これがあるからホンダトータルケアのオペレーターのお姉さんはややこしいことを言っていたのだった。
レッカーのおっちゃんとお話をして、マイディーラーへは10時の開店には早すぎということで自宅へ向かうことにした。
レッカーのおっちゃんとのクルマ談義は大いに楽しかった。
多分同年輩だとは思うが、かなりいろんな客を相手にしていて懐が深い。
最近はこうしたホンダトータルケアも増えてるし、日産なんかもあるとのことだ。
レッカーのおっちゃんとのお話が弾む弾む
レッカーのおっちゃんによるとホンダの場合はどんなに遠いところからでもマイディーラーならお客さんには料金は掛からない。
つまりレッカー移動は無料だが、トラブルからの復帰費用はマイディーラーで作業するという条件である。
だからホンダトータルケアではマイディーラーと言っているのだ。
こんな条件なのでホンダの場合は遠くでクルマが動けなくなっても、その近所のディーラーには入れずに、マイディーラーまでレッカー移動するのが普通なんだそうだ。
極端な場合では東京から関西までレッカー移動するような場合もあるらしい。
国産車の場合はこうした顧客の囲い込みが激しいみたいだ。
レッカー車の車内には専用のタブレットが設置してあり、こうした提携業務の指示を受けたり報告したりできるようになっている。
おまけに客に伝票を印刷するため、BlueToothのプリンターも装備だ(おっちゃんが自慢してた)。
S660でバースト自走不能、JAFのレッカーのおっちゃんがBlueToothプリンターで作ってくれた本日2020年10月16日の伝票、ちなみにレッカー費用は26,820円だった
マイディーラーの鉄の朝礼
大阪市内からレッカー移動してもらって自宅へ到着した。
今の時間なら自宅からマイディーラーに向かって開店にちょうどよい時間になるということで、そのままマイディーラーまでレッカー車を走らせてもらうことにした。
余分な荷物を下ろして、少しだけ休憩し再度出発だ。
そんな感じでレッカーのおっちゃんとの楽しい会話をしつつマイディーラーに到着。
いつものように朝礼中でショールームからは誰も出て来ず、サービスの方が気を使って出てきてくれた。
これぞいつもの何があっても動じない鉄の朝礼って感じだ。
ここで時刻は9:45くらい。
ここでレッカーのおっちゃんとはお別れだ。
管理人はレッカーのおっちゃんには礼を言い、おっちゃんはBlueTooth接続のプリンターで印刷した伝票を手渡してくれた。
レッカーのおっちゃん、ありがとう!って感じだった。
S660のバースト状況
マイディーラーでS660をリフトに上げて下回りをチェックするとタイヤ以外にはダメージは無い。
これは不幸中の幸いである、バーストした際にバタンバタンと音がしていたのでカーカスが飛び散ってエライことになってないか?と心配していた。
バーストしたのはS660の左リアタイヤとなる。
フロントは2019年12月に交換してので今回はパス、リアのみ左右交換することにした。
そろそろ交換時期であったことは間違いないが、こういうことになるとは夢にも思わなかった。
交換用のタイヤ(インチダウンでダンロップのルマン185/55R15)は純正品では無いが、1時間ほどで入荷するので正午までには作業は完了の見込みとのことだ。
なんと迅速な対応なのだろう、ビックリしてしまった。
クルマをディーラーに預けて電車で帰らないといけないと思ってただけに嬉しい誤算、なかなかやるやんマイディーラー。
タイヤの価格は正直安くは無いが、極端に高いわけでも無い、ディーラーの作業なので安心ではある。
正確には、ホンダトータルケア使ってるから他に選択肢は無い状態だ。
S660でバースト自走不能、タイヤのバースト痕を見る、何かが突き刺さったようだ
迅速なディーラー対応とバーストの原因
そんで、タイヤ交換を待ってる間に、こうしてスマホでブログの原稿(文章だけ)を書いている。
タイヤ交換自体も30分程度で2本交換できた。
なかなかやるわいマイディーラー
今まさにダンロップの営業車がタイヤを配達にやってきたところである、この時点で11:00頃。
マイディーラーにはタイヤの在庫は無かったが、小一時間でタイヤ入荷はほんまに早いと思う(よくあるサイズだから助かったか)。
バーストの原因
今回のバーストの原因がハッキリした
なんとドライバー(ねじまわし)のシャフトである、こんなんがタイヤにプスッと刺さるなんて…。
よほどドンピシャのタイミングだったのか、運が良かったのか、分からない…。
自分では何かを踏んづけたという認識は無かった。
シャフト自体が銀色していることもあり肉眼では認識できなかったのだろう。
高速道路は何が落ちているか分からない。
S660でバースト自走不能、タイヤのバースト痕を見る、なんと突き刺さったのはドライバーのシャフトだった、タイヤの中に残っていた
バランスウェイトは止めといた
管理人のS660のリアは15インチ化してある。
使用している15インチのホイールとS660のアームのクリアランスがミニマムだ。
静的な状態ではバランスウェイトとアームのナックル部は1mmから2mmくらいのクリアランスがある。
ひょっとするとGが掛かったりした場合、アームのナックル部とウェイトが干渉するのがリスクなので、せっかく貼ってもらったウェイトは外してもらった。
今回バランスウェイトは3枚だけだったので、タイヤもホイールもバランス的には優秀だ。
S660でバースト自走不能、元々履いていたタイヤと全く同じタイヤが即調達できたので結果的にはディーラーにタイヤ交換に行ってきただけという感じだ
今回の管理人の感想
そんなこんなでマイディーラーから自宅に到着したのが12:30である。
管理人としては結果的に、出かけることはキャンセルとなったが、マイディーラーまでタイヤ交換をしに行ったという感じである。
全体を通して、レッカーの手配、交換するタイヤの手配、交換作業が迅速に進んでミニマムな時間で済んだ。
しかし改めて考えると大事に至らなくて良かった。
関係した方々に感謝である。
今回S660のバーストを通じて管理人が感じたことがいくつかある。
- 高速道路上では慌てない
今回は高速道路上でS660のタイヤがバーストしたわけだ。
原因は高速道路上に落ちていたと思われるドライバー(ねじまわし)だった。
気をつけているつもりだが、避けれないものは避けれない。
起こってしまったことに対してリアクションを的確に行わないと二次災害となる。
特に高速道路上では危険が増すので、慌てず周囲のクルマに気を使いつつ、安全に対応することが必要だと改めて感じた。 - ホンダトータルケアは有用だ
こうした形でホンダトータルケアが役に立つとは思ってなかった。
結構迅速にレッカーの手配もできたし、マイディーラーまでクルマを持ち込むことができた。
遠いところだと少し大変かもしれないが、役に立つことは間違いないし、トラブったときの選択肢の一つとしては大いに有用だ。 - 車のトラブルはいつでも起こる可能性があるということ
前回レッカーを呼んだのはスイスポで鹿とブチ当たって半損した時、もう15年ほど前だ。
JAFに救援要請をしたのは、アイシスに乗っている頃ショピングセンターで始動不能になった時、6年ほど前だ。
ここしばらく事故やトラブルは無かったが、クルマを走らせる限り、いつ起きても不思議ではないということだ。
今回は大事がなくて幸いではある、勉強と思うことにする。 - スペアタイヤは必要だということ
個人的にはスペアタイヤ積んでたら交換して何事もなかったように目的地へ行けていたと思う。
今回は幸いにも街中だったし、電話も通じたし、全く問題なかったが、これが電話も通じない山の中で夜中とかだったらと思うとゾッとする。
最近の風潮としてスペアタイヤを軽く見過ぎと思うのだ、スペアタイヤはやっぱり必要だと思う。
次の車にはスペアタイヤを必ず用意することにする。
みなさんもご安全に
20201018追記:ホンダトータルケア後日談
翌日、ホンダトータルケアから電話がかかってきたので、オペレーターの方とイロイロお話をした。
オペレーターの方が聞きたかったのは、こちらと直接お話をした(バースト当日の朝にレッカー要請をした時)後にどうなったか?ということだった。
結果として、レッカー手配、自宅へS660を輸送、さらにマイディーラーまで輸送、マイディーラーで迅速にタイヤ交換、で完了ということは伝えた。
管理人がお話の中で突っ込んだのは、次の点だ。
- JAFからもらった伝票には自宅からマイディーラーまで輸送することに関してホンダトータルケア了承済とあること
これはJAFからホンダトータルケアへの情報連携に時間差があるようだ - マイディーラー入庫後にホンダトータルケアから連絡があったこと
これについては良く分からない - 以上のことは連携していないのか?ということ
どうも本人から聞きたかったみたい
という真相だった。
管理人の個人的な印象としては、ちっともトータルではないやん、という感じだった。
こんなに突っ込むユーザーも少ないかもしれないが、トータルと名前が付いているのだから状況はキチンと把握して連携してほしいと思う。
今回はこのへんで
では