ここのところS660からジムニーシエラへのクルマの入換を進めている。
管理人的にはジムニーシエラの納期が思っていたよりも短くなったために慌てて準備しているという感じである。
先日S660の売却も済んだので最後にS660に感じたことを書いてみた。
そんなことを書いてみた。
走る距離が短くなっていた最近のS660
管理人の場合、最近、特に2020年はクルマで全く走れない年だった。
コロナ禍、それに加えて管理人の住む兵庫県の端っこを含む関西地方では2回目の非常事態宣言が現在でも発令中である。
管理人が趣味でクルマに乗り出掛けることは不要不急であることは間違いない。
だが誰もいない山の中に行くのに関係があるのか?なんて感じることもあるが我慢した。
そんなこともあり1回目の緊急事態宣言が解除された時も県境をまたがないように行く先を決めた。
まことに息苦しい時代ではある。
こんなことで2020年は3,461.5kmしかS660で走っていない。
結局、管理人がS660で走った距離は、2016年10月~2021年2月までで34,349kmだった。
実際にはS660に乗る機会が減った理由はまだある。
S660特有のピッチングの多いボディの動き、足回りの感じ、ドライビングポジション、シート等々が理由だった。
最近は距離を走ると身体に堪えるようになってきた。
一番酷かったのは2020年の年末、この時はぎっくり腰のような症状になり回復までに1週間以上かかった。
もう少し若かったら全く問題無いことでも、情けないことにオッサンには堪えたのだった。
やはり、なんでもそうだがしみじみ健康第一だと思う。
稀代の軽ミッドシップスポーツカーであるS660の存在に感謝したい
管理人はミッドシップのクルマに乗るのはS660が初めてだ、加えて自分のクルマとして軽自動車を購入するのも初めてだった。
管理人にとってS660は初めてづくしだった。
購入時からS660の積載性は覚悟の上、それ以上にSのネーミングをしたホンダスピリットが気に入った。
さらに小さなスーパーカーのような外観も大いに気に入っていた。
よくぞこんな時代にS660のようなとんがったクルマを出せたものだと今更ながら感心する。
ホンダの英断には感謝したいと思う。
4年半にわたって乗り込んでみた実際のS660は、思っていた以上によくできたクルマだった。
どうせ軽自動車だし、という考えが管理人の頭の片隅にあったのだが良い意味で見事に裏切られた。
ボディ剛性もちっとも落ちること無く最後まで十分だった。
S660は基本的に徹頭徹尾アンダー傾向でしつけられている。
公道上で走らす限りリアが滑ってオーバーステアになることはない。
管理人は少しでもオーバーステアにするべくリアのタイヤを細くしたりしてみたが変わらなかった。
性格をガラッと変えるなら根本的にアライメントを一から見直さないといけないだろうと思った。
管理人としてS660に注文を付けるとしたら次のような点だと思う。
・足回りのストローク確保ともっと足を動かす設定がほしい
・フロントブレーキの容量アップがほしい
・特別感を感じるエンジンがほしい
・ドライビングポジションはドライバーの天地方向の余裕がもっとほしい
・積載スペースはもうひと工夫ほしい
根本的に合わないと思った点
S660に注文を付けるとしたらという点を上げたが、管理人の場合はもう少し根本的なことも感じた。
それはホイールベースの短さとレイアウトから来る前後方向のピッチングだった。
S660の場合はミッドシップということもあり重量配分がリアに寄っている。
当然重たいものがストロークするのを止めようとするとスプリングを固くするという方向性である。
こうしたことが原因でS660はピッチングが独得のモノになっている。
最初にS660に乗った時にはこれを強く感じた、今まで感じたことのないピッチングのような感じだった。
S660のリアサスペンションはなかなか良く考えられていて、スペース的にストロークが取れない中できるだけ取れるようなレイアウトになっている。
だから意図せずギャップ出くわした時にリアに大入力があってもどこかを擦るような失態はない。
ここは立派だと思うが、これが独特の乗り心地を作り出しているのも事実だろうと思う。
もしこれを改善しようと思ったらホイールベースを少し伸ばして、ドライビングシートを少し前に配置すると良いのではないかと思ったりする(あくまでも管理人の妄想レベル)。
昨日S660の引渡も完了し、ガラ~ンとしたガレージは少し寂しい。
管理人に体力と財力があればS660は残しておいても良かったのだが、無いものはしょうがない。
売却希望
S660の残ったパーツも売却先が徐々に決まりつつある。
残っているのは大物なので取りに来てくださる方希望。
・BRIDE 「A.I.R」改、S660シートレールLFタイプ
今回はこのへんで
では