嫁さんをJB74ジムニーシエラに乗せたら酔ってしまった… その後の経過

2021年3月に管理人の手元にJB74ジムニーシエラがやってきた。
その際にノーマル状態で嫁さんに乗ってもらい様子を見たところ酔ってしまい難儀した。
その後、足回りを入れ替えて機会があるたびに嫁さんに乗ってもらうようにしている。
そんなことを書いてみた。

嫁さんはスポーツカー好き

スポーツカー好きの嫁さんに前回JB74ジムニーシエラに乗ってもらったのは完全ノーマル状態の時だった。
この時は管理人が迎えに行ったので助手席だった。
硬い閉まった乗り心地が好きな嫁さんはこの時完全に酔ってしまったのだった。
どうもブワーンと大きく揺れるのがダメだったみたいだ。

その後、管理人はJB74ジムニーシエラの足回りを神戸モトレージの「TERRA HOTコイルスプリングキット(20mm UPコイルとビルシュタイン46)」というサスペンションに入れ替えた。
またタイヤはオープンカントリーRTの185/85R16で現在の空気圧は200kPaほどだ。

このスプリングとダンパーの組み合わせはかなり固くてそこらへんの舗装路ではあまり動かない。
どちらかと言うと足が動かないのでボディをラダーフレームにマウントしているブッシュがしなっているような感覚がある。

管理人のJB74ジムニーシエラの足回り、神戸モトレージの「TERRA HOTコイルスプリングキット(20mm UPコイルとビルシュタイン46)」
神戸モトレージの「TERRA HOTコイルスプリングキット(20mm UPコイルとビルシュタイン46)」

使い方によるJB74ジムニーシエラの足回り

今回つくづく感じたのだがクルマの足回りって使い方に大いに左右されるということだ。
これは考えてみれば至極当たり前のことだと思う。

そもそもJB74ジムニーシエラのノーマル足回りの狙いは不整地を走ることができ、さらに舗装路もそこそこ両立させるという足回りになっていると思う。
だから柔らかいのは柔らかいのだが舗装路も丁寧に操作してやればそこそこ走れる足回りになっている。
だが長距離の走行はあまり得意ではないようだ。

というのは管理人の場合ツーリングに出れば1日に400km~500kmほどくらい走る時がある。
ツーリングに出ると行っても未舗装林道ばかりではない、未舗装林道に行くとしても10%が未舗装路、残り90%が舗装路という割合になる。
いつもいつも林道へ行くというわけでもないし、林道と言っても舗装林道もある、だから実際にはもっと未舗装路の割合は低い。

足回りノーマル状態のJB74ジムニーシエラで400kmほど走ると舗装路上ではそれほど苦労せずに走れる。
しかし自宅に帰ってきてから気がついたのだがクルマから降りるとフラフラする。
そう、船酔いのような症状なのだ。
柔らかい足回りでストロークの大きな揺れが続いて船酔いのようになっているのだった。
これには我ながらビックリした(初めてだ)。

これで管理人が感じたのは、JB74ジムニーシエラのノーマルの足回りはこうした使い方は想定していない(向いていない)ということだ。

オープンカントリーRTの185/85R16、現在の空気圧は200kPaくらい、LT企画なためタイヤ自体も結構硬い。
オープンカントリーRTの185/85R16、現在の空気圧は200kPaくらい、LT企画なためタイヤ自体も結構硬い。

ちいさなクルマに硬い足回り

管理人はJB74ジムニーシエラに乗る前にはS660に乗っていた。
管理人にとってS660は初めての軽自動車だったのだが特有のボディの動きをすると思った。
S660のノーマル足回りはそれほど硬くはないがダンパーの動きが少々悪かった。
だけどストロークもあり、それなりに素晴らしいノーマルの足回りだったと思っている。

S660で感じたのは軽自動車がゆえの独特の動き、例えばピッチングだ。
ホイールベースが短いがためにピョコピョコする、これはJB74ジムニーシエラも同じだ。
左右方向はスタビライザーやスプリング、ダンパー等である程度抑えることができると思うが、前後方向のピッチングはどうしてもピョコピョコする(抑えるのは難しいみたい)。
JB74ジムニーシエラではかなり硬い足回りを入れてみても基本的には同じ動きをする。
ホイールベースを調べてみるとS660は2,285ミリ、JB74ジムニーシエラが2,250ミリとなる。

JB74ジムニーシエラはS660に比較して少しホイールベースが短い、だから余計にこの傾向が強調されてしまうような印象だ。
小さいクルマ、つまりホイールベースが短いクルマで前後のピッチングを抑制するのは非常に難しいのではないだろうかと思った。

管理人のJB74ジムニーシエラ運転席の様子、なんだかごちゃごちゃしている。
管理人のJB74ジムニーシエラ運転席の様子、なんだかごちゃごちゃしている。

嫁さん的には合格のJB74ジムニーシエラの足回り

別に嫁さんのためにJB74ジムニーシエラの足回りを入れ替えたわけではない。
だけどATを選択したのは自分が楽するためと時々嫁さんに乗ってもらうことも想定していた。

自分なりにイロイロと調べてJB74ジムニーシエラをロングツーリングで使用する際に快適に過ごせる足回りとしたつもりだ。
JB74ジムニーシエラのノーマルの足回りは元々ストロークはあるのでこれ以上伸ばす必要はない。
ツーリングで走る舗装路での快適性を狙ったらこうなったという感じである。
ピシッと締まったダンパーとある程度硬いスプリングの組み合わせだ。

当初はノーマル車高で行こうと思っていたがモトレージのアドバイスで20ミリアップとした。
これはこれで良かったと思う、今のところ20ミリアップの弊害は全く無い。
どちらかと言うと少しだけだが車高アップの外観が良い感じだ。

現在のJB74ジムニーシエラはこんな感じなのだが、これに乗った嫁さんは「ちょっとボディが動きすぎ」とか言いながら機嫌よく運転している。
今では酔うこともなくなったのは良いことだ。
嫁さん的にはもっと締まった感じが良いのだろうが、これでもJB74ジムニーシエラとしてはキューッと締め上げた足回りなのだ。

今後の課題は燃費か?

こんな感じで現在のところJB74ジムニーシエラについては家庭内平和は保たれている。
最近、管理人が不満なのはJB74ジムニーシエラの燃費だ。

タイヤ・ホイール交換とともに徐々に落ちてきて現在は12-13km/L(タイヤ大径化の補正済)あたりをウロウロしている状況だ。
この状態だとフルタンクで400km走れない、もう少し良くならないかと思っている。

原因としてはやはりタイヤの影響が大きいと思っている。
現在履いているオープンカントリーRTはそれほどヘビーなブロックパターンではないが燃費はやはり落ちる。
確かに未舗装路に突入した時の安心感は絶大なものがある。

現実を考えてみると走っている距離の10%も未舗装路がない状態だ。
もう少しだけ舗装路よりの燃費の良いタイヤで良いかもしれない。
やりたいことは尽きない。

今回はこのへんで
では