前回エアゲージについて誤差があるということを書いた。
注文していたエアゲージが手元に届いたのでさっそく比較してみた。
合計4個のエアゲージで同じタイヤの空気圧測定をしてみた。
そんなことを書いてみた。
マイエアゲージの歴史
おおいに大層だがマイエアゲージの歴史を少しだけ書いてみる。
一番古く手に入れたのは小さいIRSのエアゲージだ。
IRSとはクルマの競技用のパーツを扱う会社でエンケイの競技用ホイールなんかも扱っているので時々目にする。
1つ目
管理人はたぶん10年近く前にこの小さなエアゲージを大枚はたいて(3,500円くらい)購入した。
以来このエアゲージを愛用してきたのだった。
RACING Air Gauge、IRS corp、Made in Japanと入っている。
時代を反映して盤面にはKgf/cm3の単位とMpaの目盛が切ってあり、エアーの減圧も可能。
小さくてどこへでも持っていけるので常時クルマに積んでいる。
2つ目
このRACING Air Gaugeが大変気に入ったので同等のモノと思われるエアゲージを買い増した。
この時はIRSでは扱いを終わっていたので、単にRACING Air Gaugeとのみ入っていて、単位はMPaのみとなっている。
こちらもエアーの減圧も可能。
3つ目
その後ガレージ常設で使用する大きくて読みやすいエアゲージを購入した。
工具メーカーのストレート製のオリジナルでチャック、ホース、本体ともしっかりした作りで丈夫そうだ。
作りはしっかりしていて良いのだが計測にちょっと問題ありだ。
タイヤのバルブにチャックを押し込むと一旦針が止まってからしばらくすると少し上昇する。
最初の場所で止まれば、これが正確な値だと思われるが最終的には10KPaほど過大表示になってしまうと思われる。
惜しい…。
4つ目
ストレート製のエアゲージの読み方が面倒くさいので、価格が安くて正確そうな「MONSTER SPORT エアゲージ」を入手した。
こちらもチャック、ホース、本体ともしっかりした作りで丈夫そうだ。
こうして管理人の手元に4つのエアゲージがあるのだった。
小さいエアゲージは空気漏れ
小さいエアゲージ2つは10年近く使用していることもあり口金の部分のゴムパッキンが痩せてきた。
その結果タイヤのバルブに差し込むと空気が漏れて測定がうまくできなくなってきている。
本体はまだまだ使えそうなのに空気圧を測定できないのは残念。
そこでゴムパッキンを交換することにした。
だけどこんな形状のOリングのようなパッキンは見たことがない。
イロイロ探し回り外径9mm、内径5mmのゴムパイプを調達した。
手元に届いたゴムパイプは想像していたよりも柔軟で用途にはピッタリだ。
さっそく小さいエアゲージの先から古くなったパッキンを摘出し、新たにゴムパイプを押し込み少しだけ長めにカットした。
ホイールのバルブをエアゲージで押し込むとちょうど良い具合に圧縮されて計測時の空気漏れも無い。
大成功だ。
これで小さいエアゲージ2つも現役へ復帰した。
一番正確なのは一番古いのと一番新しいの
さっそく4つのエアゲージを使用して、JB74ジムニーシエラの左前輪で計測をしてみた。
その結果は次の通り。
1つ目:IRS RACING Air Gauge
230KPa
2つ目:RACING Air Gauge
240KPa弱
3つ目:ストレート製 エアゲージ
240KPa
4つ目:MONSTER SPORT エアゲージ
230KPa
やはり10KPa程度の誤差はあるものの、根拠は無いが、たぶん230KPaが正解なのではないだろうか。
正解と言っても正式に校正したという訳ではないので数値が一致したというだけのこと。
そういう意味では2つのエアゲージが240KPaを指しているので、こちらも正解とも言える。
だけどタイヤの空気圧の測定値としては高く出るよりも低く出るほうが実際には安全だ。
ということで今回は230KPaを正解としたい。
結局、一番古いエアゲージと一番新しいエアゲージが正解という結果になった、面白いものだ。
エアゲージはクルマに常備する
小さいエアゲージは、今回パッキンを交換して復活したので、JB74ジムニーシエラとBRZ(ZC6)のグローブボックスに常時積んでおくことにした。
そしてガレージ常設で使用するのは「MONSTER SPORT エアゲージ」を使用することにする。
やっとこれで正確と思える数値を把握できたので心強い。
出先のガソリンスタンド等でタイヤの空気圧を調整する際にもマイエアゲージで同じ物差しで計測できる。
これはサーキット等で計測する際にも重要なことだ。
これからは、できるだけマメにタイヤの空気圧を測定するようにしたい。
皆さんもご安全に
今回はこのへんで
では