新型のアクアが発表されているのだが全く注目してなかった。
個人的には先代アクアのイメージが様々な意味で非常に悪かった。
しかし新型アクアは発売が2021年7月で3ヶ月ほど経過したが非常に評判が良いようだ。
そんなことを書いてみた。
ハナから注目してなかった新型アクア
管理人はコンパクトカーが大好きだ。
コンパクトカーが発表されると一通りチェックして、自分ならこのグレードにこのオプションを付けて買うかしら、と妄想したりする。
だが管理人にとって先代アクアの評価が悪すぎた。
実際何回も先代アクアには乗る機会があったが、これは良いと感じたことが無かった。
管理人の個人的な見解だが、先代アクアについてはガッカリポイントが多数ある。
まず乗り込むと、そのインパネにガッカリした。
質感が無く、まるで商用貨物車に乗っているようなインパネだった。
走っても、ガサツな雰囲気でしっとり感を全く感じなかった。
安価で小さくて燃費も良いコンパクトカーだが、それだけだった。
唯一の救いは非常に燃費が良かった。
特に街中ではビックリするほど燃費が良かった。
加えて一般道を走っている先代アクアの振る舞いが非常に気になった。
たぶん先代アクアを購入する層の問題だと思っている。
5ナンバーで適度に小さく、燃費も良い、ましてトヨタのクルマなのだ。
そうなるとどうしても非常に保守的な層の購買が多くなる。
それに伴ない運転スキルも酷かった、特に地方の空いた国道で流れに乗らない唯我独尊運転には辟易したものだ。
こんなことが重なって先代アクアの管理人の評価というかイメージは最悪だった。
新型アクアがでてきた時に思ったこと
それでもメディアで新型アクアが登場し始めた時に一通りチェックしてみた。
そこで感じたのが現行フィットと同じ顔してるやん、ということだった。
現行フィットよりはまだマシだが、同じ系統の顔をしていることにビックリした。
思うに、このフロントデザインはボンネット高をごまかすためのデザインなのかもしれない。
明らかに新型アクアは先代アクアよりもボンネット部分が分厚くなっている。
これは歩行者保護のためにクリアしないといけないことなので時代の流れだと思う。
先代アクアもボディー後半は攻めたデザインをしており、リアドアのガラスが後ろ上がりだったり、リアゲートの造形が少々特徴的だった。
新型アクアもこの流れを受け継いで再度からリアにかけては同じ傾向のデザインをしている。
パット見はリアをみると同じやん、と思ったのだがフロントが異なるのだ。
その際にリアへのつながりがボンネットの高さを薄めてくれていると思う。
実際リアゲート周りのデザインは非常に良くなった、これなら違和感がない。
一方、現行フィットは同じデザインのフロント部分を持つが、いかにもボンネットの高さが強調されていて鈍くさい印象がある。
これはミニマルデザインということではなく鈍くさいデザインだと思う。
その点トヨタの新型アクアは同じ系統のフロントデザインでありながらうまく処理していると思う。
ワンペダルはマストではない
以前も書いたがワンペダルって管理人的にはどうでも良いことだ。
他の車に乗り換えるとかということを考えると、このクルマだけワンペダルで運転できても意味がない。
逆に乗り換えた際にブレーキペダルを踏めなくなるのが怖いと思う。
ちなみにワンペダルというのは登録商標だ。
新型アクアはマーケティング的にはワンペダル(トヨタでは快感ペダル)を採用して日産に対抗しようとしている。
その中身はマイルドでワンペダルではすべてをこなせないということだ、では快感ペダルはワンペダルじゃないということだ。
このあたりトヨタはなかなかうまい。
新型アクアはヤリスと比較すると面白い
メカ的なことはちょっと置いておいて、クルマの全体的なことを考えてみる。
ヤリスは試乗したこともあるが後部座席まわりがいかにも狭い。
管理人はいくらコンパクトカーでもこんなに後部座席が狭いのはいただけないと考えていた。
そこに新型アクアが発売になって、ホイールベースがヤリスよりも長くて後部座席も広い。
つまり後部座席をほぼ使わない人にはヤリス、後部座席も使うという人には新型アクアという棲み分けができた。
あぁこういうことだったのかと一人納得した。
これで室内の質感が高く、乗り心地がしっとりしていたら断然フィットよりも良いと思う。
燃費も30km/Lを超えてくるということなのでコンパクトカーとしては最高水準だ。
つくづくトヨタのマーケティングがうまいと思った。
管理人はまだ新型アクアには試乗していないので、試乗する際にはぜひこういったところをチェックしてみたい。
今回はこのへんで
では