早いもので今年も年末の最終週の一歩手前というところ奇しくもクリスマスイブである。
さて今年は皆さんにとってどんな年だったろうか。
管理人はイロイロあった、そして物欲に負けまくってしまった…。
そんなことを書いてみた。
今年一番のトピックはJB74ジムニーシエラがやって来たこと
管理人にとって今年一番のトピックスは、JB74ジムニーシエラが手元に届いて乗り始めたことだ。
ここしばらく、走りに徹したクルマが多かったのだが、大きく方向転換だった。
それには管理人の思いというか心情が大きく影響している。
さらに身体的な事情(要するに加齢だ)もある。
そのあたりを振り返ると。
ある時、速く走るだけで良いのか、と考え込んでしまった(速いのは大好きなのだが)。
もっと、見るもの、味わうもの、があるのではないか、と感じたのだった。
もちろん、その両方(速く走ること と 味わうこと)を実現できる環境なら良いのだが、なかなか事情が許さない。
それに加齢のために腰の調子がイマイチだった。
最後はフルバケットシートで距離を走ると腰がダメになり辛かった(仕事にも支障が出ちゃった…)。
大好きなツーリングにも出かけられないのが一番辛かった。
それらを両方とも一気に解決するのがJB74ジムニーシエラだった。
ゆっくり走って、見たいものを見て、味わいたいものを味わう。
つまりクルマ自体ではなく、できる限りそれ以外に目を向けることにしたのだった。
管理人にとっては大きな心情の変化だ。
JB74ジムニーシエラは最初に一気に手を入れた
という事情があったのだが、ノーマルのJB74ジムニーシエラは管理人の理想とはかなり離れていたのも事実だ。
だから、自分好みにするために、納車と同時に一気に手を入れた。
具体的に言うと。
メカ部分として、まず手を付けたのが足回りだ。
硬いスプリング、締まったダンパー、少しだけ大径なタイヤとホイールを手に入れた。
だが必要最小限だ、これでJB74ジムニーシエラの運動特性はかなり改善されたと思う。
最低限の変更なのでジムニー系特有の補正パーツも不要だ(と思っている)。
乗る人の快適性では、まずシートに手を付けた。
加齢のためも腰痛に悩まされていたので、今度は普通のリクライニングシートとしてレカロSR-7Fを導入した。
これは大いに快適だ、やはりシートは非常に重要だと思う。
その次に手を付けたのはオーディオだった。
ゆっくり走るので車内の環境は非常に重要だ。
ヘッドユニットはサイバーナビを奢ったが、音は良いがナビ機能はイマイチ…。
そして、スピーカーをソニックデザインに変更した。
やっと耳が慣れてきたという感じだが、さらに自分好みに仕上げていきたい、発展途上である。
ここまでを納車とほぼ同時に導入した。
管理人のJB74ジムニーシエラは、今年(2021年)3月導入だが、この状態で7,000km以上を走っている。
管理人としてはかなり早いペースで距離が伸びている。
結果としては、今のところ上出来ではないだろうか。
ATを選んだのも正解だったと思う
実は管理人のJB74ジムニーシエラはATモデルだ。
クルマ好きならMT一択という感じもするが、実はオフローダーではそうでも無いと思っている。
MTは自分でミッションを選択して走るという楽しみが大いにある。
それは管理人もよく分かっているつもりだ。
あえて今回JB74ジムニーシエラのATを選択した理由というのは次のようなこと。
走る以外に、見るもの、味わうものを楽しみたいと書いた。
それで走る機能として最小限の操作としたかった。
ATだとシフト操作(楽しみでもあるが)を省略できる。
以前ランクルプラドに乗っていたときもATモデルだった。
この時、4WDで初めてATモデルに乗ったわけだが、これが意外と良かった。
林道のような極低速を多用する場合でもアクセルコントロールが楽だし、シフトの心配をしなくても良い。
トルコンスリップがある程度吸収してくれるのだった。
もちろん激しいクロカンでは圧倒的にMTが有利だと思うが、管理人が行くような場所や路面状況であればATモデルも快適便利だ。
もう一つATモデルが有利だと感じた事がある。
それはツーリング途中、例えば林道の途中などでエンジンを掛けたまま停車する時のことだ。
MTなら、エンジンを掛けたままだとニュートラルに入れてサイドブレーキを使用することになる。
だが、管理人はサイドブレーキってあまり信用していない。
サイドブレーキの機構を理解すれば分かるが、ブレーキパッドやシューをワイヤーで引っ張っているだけだ。
急斜面等の厳しい条件の場所では、サイドブレーキだけだとクルマが動いてしまわないかと不安が残る。
実際にサイドブレーキだけだと停止がキープできない場合も多々ある。
管理人がS660(MTモデル)に乗っていた時には、厳しい場所で停車する時にはエンジンを止めて、ミッションを1速なりバックに入れて停車したものだ(もちろんサイドブレーキも引いている)。
この時は停車するということを優先してエンジンを止めた。
実はココに考え方の違いが出る。
S660の時は停車することを優先して、エンジンを停止するという妥協をした。
管理人はエンジンを停止するということも怖いと思っている。
山奥の林道等でエンジンが再始動できないというは致命的だと思う。
だからこうした厳しい条件や場所ではエンジンを極力停止しないようにしている(昔からの習慣になっている)。
ATモデルの場合はP(パーキング)のポジションに入れれば、こうした問題からは開放される(ギアが噛み合ってクルマは動かない)。
安全に、安心してエンジンを掛けたまま停車することが可能だ。
たぶんこんなことを考えている人はごく少数派だと思うが、ここは譲れないところだと思っている。
スペアタイヤが付いているっ!
管理人がJB74ジムニーシエラを選択した条件のひとつに「スペアタイヤが付いている」ということがある。
今どきスペアタイヤなんて不要でしょ、と思う人が多数派だと思う。
ある時、管理人は残念なことを体験した。
それはS660で早朝ツーリングに出かけた時だった。
阪神高速の環状線を走っていると、後輪近くに衝撃を感じた。
高速道路上の何かを踏みつけてリアタイヤにダメージを負ったとすぐに理解した。
時間が経過するとそれは振動となって明らかにリアタイヤがダメなことが分かったので高速道路から流出して大阪市内の街なかの邪魔にならない場所に避難した。
後輪を見ると明らかにパンクだった。
S660の場合はパンク修理キットを装備していてスペアタイヤは無い。
パンク修理キットで後輪をなんとかしようと思ったが果たせずだった。
この時は結局レッカーを呼ぶという大層なことになり一日潰れてしまった。
レッカーでマイディーラーまで積載してもらい、結局後輪2本を交換した。
もちろんその日の予定は全くこなせず家に帰るしかできなかった。
もしこれがスペアタイヤを積んでいたらどうだったろう、と考える時がある。
たぶん、普通にタイヤ交換をしてツーリングを続行し、翌日にでもパンクしたタイヤを修理に出していたのではないだろうか。
つまりその日の予定はキチンとこなせるということだ。
スペアタイヤが無かったがために予定をこなせずだった。
予定がこなせないだけならまだ良いが、出先で帰ってこれなくなるということも考えられる。
山奥の林道でパンクやバーストしたら、と考えるとゾッとする。
管理人的にスペアタイヤは必須だと思っている。
走りと関係のないパーツ探しが楽しい
JB74ジムニーシエラに関しては意外な発見もあった。
それは走りとは全く関係のないパーツ探しが楽しいということだ。
具体的に言うと。
JB74ジムニーシエラは小さい車だ。
小さいだけに車内スペースは、手荷物のハンドリングをするにしろ、荷物を積むにしろ、かなり合理的に考えないと詰めなくなってしまう。
積めなくなってしまうだけなら良いが、クルマの機能をスポイルしてしまうことも起こりがちだ。
だからドライビングの際の操作や機能を邪魔せず、積みたいものをどう積むか、積むために何が必要なのか、を考えるのが楽しい。
それは、小さなアイボルトだったり、収納用のバッグやケースだったり、様々である。
これほど車内に荷物を積むのに真剣に考えたクルマは他には無いかもしれない。
若い頃のラリー競技の時を思い出した。
ラリーに参加している時には、競技車に荷物を積むのだから、必要最小限で軽量コンパクトにしなければならないという条件があった。
さらに、そのまま競技本番に参加してしまうのだから、走っている最中に動かないようにするとか、重量を軽くするとか、様々な制約があった。
それだからイロイロと工夫して、荷物を軽量コンパクトにまとめ、競技中に動かないよう固定、ということをやっていた。
これは身の回りのモノのような手荷物(着替えとか)もそうだし、競技に必要なヘルメットやグローブ、車載工具等の装備もこの範囲に入る。
そういうことを思い返しながら荷物の積み方を楽しんでいる。
一番大きな変化は?
管理人がJB74ジムニーシエラに乗るようになって一番大きな変化はなんだ、と言われると。
今まで行こうと思わなかった時期と場所に行こうと思うようになったこと。
だと答える。
時間的な制約、場所的な制約、が著しく減ったことだと思う。
それはJB74ジムニーシエラのプロの道具としての機能性が大きく影響している。
精神的にかなりの安心感があるのだ。
昨今の自然災害や悪天候、季節変動にも対応できる。
当然、事前の準備が必要だが、準備さえキチンとしておけばある程度の環境の変化には対応可能だと思う。
管理人は不整地の走行を趣味とはしていないが、道中に出くわした未舗装や悪条件はできるだけ安全に乗り越えたいと思っている。
それにはJB74ジムニーシエラはうってつけなのだ。
もうひとつ思うことがある。
昨今、日本の自動車メーカーのクルマは無駄に大型化しているが実際にはどうだろう。
都市部では道路整備も進み道は広く快適になった。
だが、地方部では道は悪く狭い、こうした現実を忘れた日本の自動車メーカーの姿勢には疑問を感じる。
JB74ジムニーシエラの車両サイズはミニマムだと思う(もちろんJB64のほうが小さいが)。
このクルマで入れないところは軽トラで行くしか無いだろう(4WDの軽トラは最強のクルマだと思う)。
ということで、狭い場所にも入っていけるという安心感も重要だ。
今、JB74ジムニーシエラに思うこと
現在の管理人のJB74ジムニーシエラに対する気持ちを聞かれると。
「非常に楽しい」と答えるだろう。
JB74ジムニーシエラは欠点も多い車で頼りないところもある。
うるさいとか乗り心地悪いとか…。
が、プロの道具としての安心感は確かにある。
それに、素材としての立ち位置が素晴らしい。
自分好みに仕立て上げる、育てると言ったほうが正確かもしれない。
逆に言えば、カスタム沼に入り込んでしまうということにもなる…。
管理人の場合はクルマ自体を弄るのは、ほどほどにしておく予定だ。
自分が求める機能を最低限満足できれば良い。
だが、それ以外にかなり散財しているのも事実。
例えば、管理人の場合はカメラだ。
JB74ジムニーシエラに乗って山奥の林道で素晴らしい景色に出会うと、アイドリングしたまま停車して、カメラでさっと写真を撮る。
またJB74ジムニーシエラに乗り込んで、さらに林道を進むという使い方が多い。
結局、ある程度散財してしまうのは間違いない。
それがどこに向かうかということなのだと思う。
今年、管理人はこうして幸せに過ごせた。
当ブログを見ていただいた方々にも感謝です。
今回はこのへんで
では