先日届いたスタッドレスタイヤとホイールのセットを装着したことを書いた。
さっそくタイヤの皮むきをしてきたが一昔前のスタッドレスの経験しかない身には新鮮だった。
そんなことを書いてみた。
年に数回雪が降るか降らないか地域のスタッドレスタイヤって
関西、特に管理人の住む兵庫県の東の端っこではめったに雪は降らないし積もらない。
今回スタッドレスタイヤ導入にあたり非常に迷ったのがこの事だった。
スタッドレスタイヤが本領を発揮する機会は少ないのではないか、という懸念だ。
そんな懸念に勝ったのは、冬タイヤ規制が入った時の行動範囲の制限だった。
スノーフレーク印が付いていないタイヤでは冬用タイヤ規制の入った道路は走れなくなるという制限だ。
当初はタイヤチェーンで乗り切ろうと思っていたが出先でこうした規制に引っかかるのはつらい。
だがモノは考えようだ、舗装路も走れる冬用タイヤとして考えれば夏用タイヤの温存にもつながる。
管理人の場合はホイールも変わるので気分転換にもなる。
今回スタッドレスタイヤの皮むきに出掛けて、こうした考えを強く持ったのだった。
雪求めて走ってみたが…
今回は200kmほど雪がありそうな比較的近場を皮むきを兼ねて走ってきた。
路面は完全に凍結した場所は無かったし積雪路も無かった、
朝早い時間帯では凍結しているのでは?、という凍結剤が撒かれて黒々とした路面がせいぜいだった。
いつもに増してゆっくり・そろそろ・Gを掛けない運転に徹したのは当然だ。
もっと状況に応じて簡単に素早くタイヤを変更できるのなら毎日でも交換したいが現実はそうもいかない。
だけど、スタッドレスタイヤを履いているという安心感は大きいのは事実。
25年ぶりのスタッドレスは進化していた
管理人の頭の中には以前使っていたスタッドレスタイヤの印象が残っている。
それは、
スタッドレスタイヤで雪のない舗装路を走るとサイプが開いてしまいスタッドレスが痛む、
というものだ。
当たり前だが25年も経過すると技術の進歩は大きい。
今回購入したのは、
・ヨコハマ アイスガード SUV G075 185/85R16 105/103L
・レアマイスター プレミックス プディン 16X5.5J 5/139 インセット0 アイボリーホワイト
というスタッドレスタイヤとホイールの組み合わせだ。
スタッドレスタイヤはLT規格で乗用車用とは異なる。
そのLT規格のスタッドレスタイヤでほぼ舗装路を200kmほど走ってみた。
タイヤの空気圧はLT規格のため少し高めの260kPaとしている。
乗り心地は非常に良い、夏タイヤよりも良い。
これはブロックの高さと厚みがあるためにこう感じるのだろう。
さらに低温用のコンパウンドを使用しているので低い気温でも柔軟性を失わないということだろうと想像する。
反面、コーナリング等の横Gが掛かる場合は多くを期待しないほうが良い。
管理人のJB74ジムニーシエラの場合は、横Gが過大に掛かるとトラクションコントロールが介入してしまう。
一方、ブレーキング性能に重要な縦Gは、雪のない舗装路では比較的夏タイヤに近い、普通の感覚でブレーキが効く。
もちろん夏タイヤよりは少々鈍く制動距離も延びてしまうような感覚があるが大幅な感じではない。
燃費も意外と良いのでビックリした。
大人しく郊外の国道をほぼ法定速度で走ると、思ったよりも燃費が良い。
夏タイヤからスタッドレスタイヤに履き替えた後の平均燃費がかなり伸びたのにはビックリした。
懸案の雪のない舗装路を走る弊害はどうなん?
管理人が一番心配していた、スタッドレスタイヤで雪のない舗装路を走るとサイプが開いてしまう、という問題だ。
わずか200kmほどなので、それを考慮しないといけないが全く問題は無かった。
スタッドレスタイヤのタイヤ表面を確認してみたが、偏摩耗やサイプの開きは全く無い。
これにはビックリした。
もっとスタッドレスタイヤにダメージがあるものと考えていた。
思うに現代のスタッドレスタイヤは雪のない舗装路も走るということを大前提としているのは間違いない(個人的見解です)。
加えて、主な目的の積雪路や凍結路を走って問題ないレベルに仕上げているようだ。
これなら乗り方に少し気を使うだけで、冬の間のみに履く冬専用タイヤとして全く問題なさそうだ。
冬用のコンパウンドなだけに低温でも十分柔軟性をキープしている印象だ。
もっと分かりやすく一言で言えば、低温用タイヤって感じだろうか。
管理人の住む地域の場合は、低温用タイヤが必要になるのは1月から3月中旬くらいだと思う。
だか、出掛ける先によっては4月頭でも積雪路や凍結路が残っている場合もある。
夏タイヤと交換時期は出掛ける先によって使い分けることになりそうだ。
あたりまえだが25年の間にスタッドレスタイヤは大いに進化していたのだった。
今回はこのへんで
では