つい先日管理人の乗るJB74ジムニーシエラは1年点検を受けたと書いた。
帰ってからよく考えてみると最近めっきり春めいていてどちらかというと暑い。
そこでスタッドレスタイヤホイールから夏タイヤホイールへ換装した。
そんなことを書いてみた。
そう言えばスタッドレスタイヤホイールは緊急調達したんだった
当初管理人は、夏タイヤのままでこの冬を乗り切ろうと思っていた。
しかし、年末の名古屋行きで豪雪に見舞われ、道路を走れないということよりも冬タイヤ規制が怖いと思って急遽スタッドレスタイヤホイールを年末ギリギリになってヨコハマ アイスガード SUV G075をポチったのだった。
結局、正月明けに装着したスタッドレスタイヤホイールで走ったのは1,645kmほどで距離は伸びてない。
しかし、スタッドレスタイヤの安心感は素晴らしい、多少凍っていても積雪があってもまず心配しなくても良い。
これは大きいと思った。
それに当初の理由である冬タイヤ規制にも当たり前だが対応できる。
これでどこへでも出掛けることができるようになってのは大きい。
管理人のようなツーリングで使用するならスタッドレスタイヤホイールは必要なのかもしれないと思った。
スタッドレスタイヤの良いところも見つけた
今回、何十年ぶりかにスタッドレスタイヤを履いたわけだが感心したことがいくつかある。
まず1つ目は、普通の夏タイヤの感覚で乗れること。
もちろん縦横のグリップはそれほど無いのだが、一般道を普通に走るには全く問題ない。
これは安心感がさらに大きい、雪のあるところでは当たり前だが、雪のない道でも普通に乗れるというのはありがたい。
2つ目は、望外に燃費が良いこと。
夏タイヤはオープンカントリーRTだが、明らかにこれよりはG075のほうが燃費が良い。
タイヤやホイールもスタッドレスタイヤホイールのほうが重いのに燃費が良いのだ。
全く期待してなかっただけに、条件の悪い時の走行性・燃費・操作性が思ったより良かったのは収穫だった。
ただ、絶対的な限界は低いので無理は禁物だ。
重さが全く異なる2種のタイヤホイール
さっそく交換作業を行ったわけだが、これまた新たな発見があった。
前回、夏タイヤからスタッドレスタイヤに交換した際にも感じていたことだが、明らかに重さが異なる。
夏タイヤホイールは、できるだけ軽くできるような組み合わせにしたのだった。
自画自賛ながら、その効果がよく出ていると感じた。
一方、スタッドレスタイヤホイールはそういう条件は無しで、丈夫で夏タイヤホイールと同じサイズという条件だった。
結局、デザインと価格で決めたわけだが、望外にもJWL-T規格のホイールだった。
スタッドレスタイヤも軽いものではなく、ごく一般的な在庫のあるタイヤ(ヨコハマG075)とした。
この組み合わせは非常に重い。
交換する際にタイヤホイールを持ち上げるのだが、持った感じが全く異なる。
ここまで違うものか、とビックリした。
重量を図ったことは無いのだが、手に持ってすぐに分かるくらいだから、1本で3~5kgほど異なるのではないだろうかと想像している。
ただ、JB74ジムニーシエラの場合はタイヤホイールが軽くなっても、それほど体感が変わるわけではない。
JB74ジムニーシエラのキャスター角の補正に思う
管理人は1年前よりJB74ジムニーシエラに乗り始めたわけだが不思議に思っていることがある。
それはリフトアップの際のキャスター角の補正方法だ。
車高変更の弊害
ご存知の通り、JB74ジムニーシエラやJB64ジムニーは車高を変更するとホーシングの角度が変わってしまう。
例えば、リフトアップすればホーシングは下を向く、つまりキャスター角が減ってしまうということになる。
この現象を補正するにはリーディングアームのホーシング側ピポットに偏心したブッシュを使用する。
これを考えた人は単純に凄いと思う、大発明ではないだろうか。
キャスターブッシュって大発明だけど
個人的に思うに、サスペンションの形式が理由で他に方法が無いというのは理解できる。
偏心したブッシュを発明した人には敬意を表したい。
だけど、今まで様々なクルマに乗り、競技もやってきたが、偏心したブッシュを使用するなんてことは一度もやったことがない。
ブッシュというのはご存知の通り、中心シャフトと周辺の間に緩衝材(硬質ゴム等)が入っているモノだ。
サスペンションにはこうしたブッシュ類が多数使用されているので皆さんも見たこともあるかもしれない。
他のクルマでは見たこと無い偏心ブッシュ
クルマのサスペンションに使用するブッシュは、基本的に360度どの方向からも衝撃を吸収するようにできている。
だから乗り心地が丸くなってゴツゴツした感じを減らすような働きをする。
チューニングでは、ブッシュのゴムの部分が動きすぎるのを嫌って、さらに硬い硬質ゴムやウレタンを使用したりすることもある。
だが、中心からずれた偏心ブッシュを使用することは無い。
個人的には偏心したブッシュには違和感がある
ブッシュの基本的な働きを考えると、この偏心ブッシュというのは本来の働きができないという事が分かる。
さらに、強い力が掛かった際に、偏心した部分に無理が生じることもあるのではないだろうか。
例えば、ゴムの薄い部分が裂けてしまったり、ブッシュ自体が回転したりということもあるかもしれない。
こうしたことを考えると、キャスター角の補正はしてみたいのだが偏心ブッシュは使いたくないというのが本音だ。
他に方法は無いのかしらん
偏心ブッシュを使用しないでキャスター角の補正を行うには、リーディングアーム自体を補正済のモノに交換してしまうという方法もある。
また、リーディングアームのボディ側のピポット位置を下げるアダプターのようなものもある。
補正済みリーディングアームは、ジムニー関連のショップから多数ラインアップされているので種類は豊富にある。
ただ、2点ほど気になることがある。
ひとつは、車検の際に強度計算書が必要になりそうなこと。
クルマのサスペンションのアーム類を純正品と異なるパーツに交換するとこうしたことは発生する。
面倒くさそうだ。
もうひとつは、交換するリーディングアームがシッカリしたものなのか、ということ。
強度が不足したり、造りが悪いとサスペンションアームなだけに重大なダメージを受けることになる。
まぁ自己責任で、ということなのだろうがイマイチ踏み切れない…。
個人的には、ホーシング側のブラケットを延長するとかの方法で補正できないかと思っているのだが、こうしたパーツは出てこない。
エキスパートの多いジムニー業界だから、できるならもう出ていると思うのだが難しいのだろう。
もう少し考えてみることにしようと思う。
今回はこのへんで
では