前回、嫁さんのZC6_BRZのブレーキパッドをポッチたが週末に交換してみた。
ブレーキパッド交換は久しぶりだ、やり方忘れてないだろうかと心配だったが覚えていた。
そんなことを書いてみた。
今更ながらZC6_BRZのブレーキ構造
今回、管理人としては初めてZC6_BRZのブレーキパッド交換をやってみてイロイロと発見があった。
ZC6_BRZ/86_ZN6の発売は2012年だからちょうど10年経過、今ではフルモデルチェンジして旧モデルとなってしまった。
だから皆さんご存知のことが多いだろうが管理人にとっては初めて認識したこと。
まずフロントはスライドキャリパーの2ポットキャリパーだ。
だから作業内容が変わる、ということは無い。
パッドにはリリース時にローターから引き離すためのスプリングが付いているタイプ。
これは最近付いているクルマが多いような印象で様々な形式がある。
クルッとしたバネになっているもの(JB74ジムニーシエラはこのタイプ)。
今回のZC6_BRZのように細長い板バネがキャリパーの外まで出ている。
初めて見た、面白い。
リアはシングルポットで、普通のクルマのフロントシングルポットのようなキャリパー。
つまりパッド交換の際にピストンを押し戻すが、ネジらなくても良い、普通に押し戻すだけ。
まるでフロントのパッド交換を前後やるようなイメージで簡単だ。
こちらも初めて見た、面白い。
新規導入のフロアジャッキも使ってみた
先月2022年4月に購入した新しいフロアジャッキも初めて使用してみた。
やはり新品は良い、当たり前だが、確実に上がるし、位置をキープするし、なによりも安心だ。
今回はZC6_BRZのブレーキパッド交換には少し工夫してみた。
というのは、いつもジャッキアップした後にリジットジャッキ(馬)に乗せる。
この時リジットジャッキをかますポイントが大いに問題だ。
リジットジャッキを当てるポイントを指定しているクルマはあまり見たことが無い。
なんで今までは適当な場所に当てていたわけだ。
今回は純正のジャッキポイントに当てることにした、ここならこうしたことを想定して作られているので安心だ。
しかし少々問題がある。
純正のジャッキポイントは鉄板の合わせ目が垂直に出っぱっている。
ここにリジットジャッキを当てるには工夫が必要、そのままだと垂直に出ている鉄板を潰してしまう。
調べてみるとこうした用途にアダプターが発売されているようだ。
例えば、リジットジャッキのオプションとして鉄の入ったゴム製のモノ、それに車両側に取り付けてしまうモノがある。
いずれにしても構造は簡単、溝が切ってありココに垂直に出ている鉄板を入れてフロア面で荷重を受けるというもの。
そこで急遽手持ちの材料でなにか代用品はできないだろうか、と探してみた。
ガレージの端に木材が転がっていたのでコレを使用することにした。
具体的には木片2つで垂直の鉄板を挟み込み、コレにリジットジャッキを掛けるという単純なもの。
2つの木片を結束するのをどうしようと思ったがベルクロテープで巻いた。
実際に使用してみると最初木片が圧縮されメキメキと音を立てるが問題無さそう。
非常に簡単な構造だが目的は果たした(自己責任で使用した)。
もひとつ管理人が購入したフロアジャッキはメルテックのFA-30というモデル。
重視したのは最高位だった、これはJB74ジムニーシエラに使用するからだ。
だがZC6_BRZには、特にフロントはそのままでは入らなかった。
なので自作スロープを使用した、これなら全く問題ない。
ハブがサビサビ
さすがに5年間ノーメンテのZC6_BRZのブレーキ周り、ディーラーによる点検は受けていたが錆なんて取ってくれない。
純正ホイールを履いているのでハブ径とホイールのボアがピッタリになっている。
ここがサビサビになっている。
ディスクのホイールが接触する面と対向するホイール面もサビサビ。
これを地道にワイヤブラシでゴシゴシしてキレイにしておいた。
やはりキレイになると気持ち良いものだ。
ブレーキパッド交換は簡単
ZC6_BRZのブレーキパッド交換は簡単、特にブレーキ構造で書いたようにリアのピストンをねじらないでも良いので楽だ。
キャリパーのネジを緩め、下側を抜いてキャリパーを跳ね上げる。
純正ブレーキパッドを取り外し、新しいブレーキパッドを入れるだけ。
この時、キャリパー側にある各種板バネにダメージを与えないようにする必要がある。
ブレーキパッドを交換すると、すり減ったパッドから新品になるので厚みが増す。
ピストンを押し戻してやる必要がある。
車検を受けたところなので、ブレーキフルードも入れ替わってキレイな状態、量もMAXだ。
ピストンを押し戻すと、ブレーキフルードの液面が上がる、場合によっては溢れるかもしれない。
管理人はこういう時のためにフルードを吸い取るモノを用意している。
一般に使われる注射器のようなものではなく、以前使用していたワンマンブリーダーでボトルが柔らかいやつを使う。
ボトルに接続されたホースをフルードカップに突っ込んで、ボトルをへっこませてそれが元に戻る際にホースでフルードを吸い取る。
管理人はブリーダーとしてはストレートを使用しているが、ストレートのブリーダーボトルは硬いので吸い込むには不適、APのは柔らかい。
ブレーキパッドに焼きを入れた
ブレーキパッドって最初に使う際に熱を入れることをする。
ただしこれはスポーツパッドに限るということで良いと思う(ハッキリした基準は無いようだ)。
純正ブレーキパッド等では焼入れは不要だろう。
ということで今回も焼きを入れに行ってきた。
といっても特別山に行くわけでもなく、長い下り坂があれば良い。
管理人の場合は長い坂を下る際に、左足でブレーキを軽く踏んで右足でアクセルを普通に踏む。
MTでもATでも同じだ(両方ともこの方式でやってた)。
慣れない操作をすることになるので、できれば交通量の少ない場所で自己責任でやってほしい。
下り坂に十分な勾配が付いていてアクセルを踏まなくても良いならブレーキを踏むだけだ。
両足を使うこの方式なら平地でもできる。
こんな感じで軽くブレーキを当てながらブレーキパッドから少し匂いが出るくらいまで熱を入れた。
熱を入れると効き具合と踏み心地が少し変化する。
必要ならエア抜きをすればよいだろう、今回はエア抜きは省略した。
これでブレーキパッド交換は完了だ。
ZC6_BRZに少しづつ手を入れたい
嫁さんのZC6_BRZは5年を経過したが、走行距離も少ないためヤレは少ない。
ただし、これから距離と年月を重ねるとイロイロと出てくるだろう。
足回り(ブッシュ交換したい)とかタイヤホイールとか、手を入れていきたいと思っている。
いつもはJB74ジムニーシエラに乗っていて、たまにZC6_BRZに乗るとやっぱりええ感じ。
ダイレクトな反応やGの掛かり方が気持ち良い。
今までは放りっぱなしだったが、徐々にリフレッシュを兼ねながらできる限り長く乗りたいと思う。
今回使用した部材は次の通り。
今回はこのへんで
では