この週末ガレージに籠もってバッ直を2系統引き込んでみた。
まだ全て完了していないがとりあえず音出しはできた。
懐かしいAM-044Cの重低音を聞いてクルマの中で悦に入っていた。
そんなことを書いてみた。
事前の配線計画は重要
前回、配線図を書いてよ~く考え頭の中に入れていたのだが…。
バッ直の作業をやり始めると、配線をどこに通すか、どれとどれが必要なのか、ということが混乱してくる。
それに現在の配線状況により分岐処理等々考えないといけないことも多い。
電源ラインと信号ラインを分けるということも意識しなければならない。
一番時間が掛かったのは配線をどこを通すのかということ。
例えば、バッテリーから引き込んだ電源ラインはステアリングシャフトの横から車内へ入れる。
そこからインパネ裏を通してオーディオスペースへ通すわけだが、どこが抜けているのか分からない。
というか最近のクルマはスペースが少なくなっていて分かりにくい。
配線通し工具を差し込みながら地道にルートを探すことに時間が掛かった。
じゅうたんの下を通すのにも一苦労だ。
これまた最近のクルマはじゅうたんがピッチピチで余裕が無くキッチリ装着されている。
この下に配線を入れていくのにも苦労する、こんなところにも配線通し工具を使用した。
配線通し工具が無ければできなかったかもしれない。
あ~しんど。
こだわるところはこだわるのだが…問題山積
せっかくバッ直をするのだからと、こだわるところはこだわった。
各端子は極力、はんだ付けする。
と、作業前は勢い込んでいたのだが…、途中で面倒くさくなり完遂できず。
これはショートを防止するためにもやらなければならない事だが。
各配線でボディー等に直接触れるところは配線保護材を使用する。
今回はスパイラルチューブだ。
コルゲートチューブを使用することも考えたが、管理人はなぜかあまり好きではない。
スパイラルチューブは編み込みが面倒くさいが、何本かをまとめる時、途中で合流したり分離したりできるところが大好きだ。
実際に作業を初めてみると問題山積だった。
パワーアンプは助手席下に積もうと思っていたが、バッ直キットの配線が足りない。
しょうがないので運転席下に設置することに変更した。
バッ直キットって絶妙な長さなのだ。
ま、こんな問題点をあ~でもないこ~でもないと考えながら、自分の持っている工具・材料・スキルでやるのがクルマ弄りの醍醐味でもある。
しかし暑かった
管理人が作業していたガレージは掘り込みなので直射日光は当たらない、だがこの週末の気温はグングン上昇して熱中症になったか?、と思ったほどフラフラだった。
扇風機を回して、麦茶を飲みながらの作業ではあったが、全身汗まみれだった、こんなの久しぶりだ。
暑いと頭がボーっとして間違える間違える、いっぱい作業を間違えてしまった。
さらに加齢から体が固くなっていてペダル奥とか無理な体勢を強いられる場面ではつい愚痴が出る。
延べ作業時間は1日半というところだろうか、なかなかに重労働だった、
太い配線を使用するとそれなりの問題がある
今回使用したバッ直キットは、パイオニアとエーモン共に3.0SQの電源ラインだった。
これらを途中で継ぐという時にどうしたものだろうと考え込んでしまった。
3.0とか3.5SQ対応のギボシが入手できれば良いのだが、リアル店舗でも通販でもなかなかお目にかかれない。
しょうがないので丸型端子を圧着してボルト・ナットで繋ぐという苦肉の策を取った。
不思議なのは、パイオニアのヘッドユニットCW911の説明書に、太い配線のオプションのバッ直キットを使用してくださいね、と書いてある。
だが実際にはヘッドユニットから生えている電源ラインやアースラインは細い配線なのだ(それでも他の配線よりは若干太い)。
これってバッ直で太い配線を持ってきても、ヘッドユニットから生えている配線が細いと意味無いのではないだろうか、と思ってしまった。
パワーアンプなんかは端子台があるので直接配線できるので問題ない。
火入れはドキドキする
今回はバッ直2組なので、まずはヘッドユニットに配線し火を入れてみた。
一発で動き出したので胸をなでおろしたのだった。
音はどうかと言われると、正直良く分からない。
というのは、停車した状態でクルマで音楽を聞かないから比較しようが無い。
いつもは走っている状態で聞いているからだ。
音が太くなったような気もするし、パンチが効いているような気もする。
どうにも歯切れが悪い。
停車している状態で聞いてみるとなんだか普段聞こえない音も聞こえる。
こんな繊細な音を出していたのだな、とかこんなに低域も出ているのだな、という感想を持った。
やはり走っているとロストする音や埋もれてしまう音が多いようだ。
なにはともわれ、こんな感じでヘッドユニットは大成功だった。
問題は、バッ直した21年前のBOSEのAM-044C(サブウーファー)とケンウッドKAC-629S(パワーアンプ)だ。
火を入れた時、アンプの動作LEDが点灯しやったと思ったが、なんとレベルが全く出ていない。
ええ~BOSEってこんな大人しい音しか出なかったっけ、と首をかしげてしまったのだった。
でも、すぐに気がついた。
パワーアンプのスピーカー端子は+-+-と並んでない。
+--+と並んでいるのだった。
つまり逆位相でスピーカーを繋いでしまったということ。
AM-044Cには面白いことにLRがあるが、ヘッドユニットから出るのは1CHしか無いので結局モノラルとなってしまう。
もちろんこれに対応してAM-044Cからの配線もLRがある。
すぐに気がついたのでパワーアンプに正しく接続したら鳴った、もう感激である。
なんせ21年前のサブウーファーとパワーアンプなのだ。
1時間ほど車内でイロイロいじってみたが、設定がきちんと反映されていて正しく動作している様子。
思っていたよりも量感があり、口径が小さなスピーカーだけにスピード感もある。
ゲインを上げるとそこそこドスドスするがあまり得意な感じではない。
こりゃ、音楽聴きながらのドライビングが楽しくなりそうだ。
管理人のJB74_ジムニーシエラは、未だにバラバラ状態でシート2席とも外した状態。
とりあえず音だけ出して確認しましたというところ。
この続きは2022年8月11日の山の日に続きの作業を行う予定にしている。
今回使用した部材は以下の通り。
今回はこのへんで
では