クルマによってリジットジャッキを架ける場所は異なる。
JB74_ジムニーシエラでは前後に伸びるアームに架けることになる。
一方ZC6_BRZではサイドシルの指定場所に架けることになっている。
今回はZC6_BRZ用にリジットジャッキのサイドシル用当てゴムを自作した。
そんなことを書いてみた。
前回自作した木製のリジットジャッキ用「当て」は壊れちゃった
ZC6_BRZ用にリジットジャッキ用「当て」は木製で自作した。
これはしばらく使ってはいたのだがZC6_BRZの重量に負けて破壊してしまった。
そこら辺に転がっていた木辺で作ったのだが重量に耐えきれなかったらしい。
今回タイヤローテーションの機会にZC6_BRZ用のリジットジャッキ用当てゴムを懲りずに自作することにした。
今回は木製ではなくゴムで作成することにした。
20mm厚のゴム板150mm✕150mmを2枚調達してきた。
ざっくりアバウトで適当にカットしたけど大丈夫
今回はゴム板をキチンとした図面を引いてカットしようと計画していた。
だがよく考えてみるとカットはカッターを使ってハンドカットとなる。
これじゃキチンと図面を引いてもアバウトにしか加工できない。
ということで最初から最後までフリーハンドで作ったのだった。
リジットジャッキの受け皿部分に合わせてゴム板に目安となる線を引く。
平面は比較的正確にカットできた。
が、問題は斜めにカットする部分だったりする。
斜めにカットするのをハンドでやると必ずと言って良いほど真っ直ぐに切ることはできない。
サイドシルを受ける垂直の溝をどうするか考えてみた
問題はサイドシルの垂直部だ、鉄板が合わさった部分は約20mmほどある。
これをゴム板とゴム板の間の溝に逃がしてフロアのフラットな部分を受けるという形状をどうするか考えた。
いちばん簡単なのは1つにつき3ピース構成にする。
一番大きなモノはリジットジャッキの受け皿部分を覆うもの。
これに小さなピースを2つ並べて、その間にギャップを作りサイドシルの垂直部を逃がす。
この形状が一番簡単だ。
構成は決まったのでどう組み立てるかをさらに無い頭を絞って考える。
ゴム板同士を固定するにはどうするか?
1つにつき3ピース構成とするのだが、これらを固定するにはどうすれば良いだろうか。
最初はボルトナットで固定しようと思ったのだが、表面にボルトが出ているとボディ側に傷が入ってしまう。
これは却下。
そこで管理人の好きなインシュロック(タイラップ)で結束することにした。
200mmのタイラップで長さは足りそうだ、問題はタイラップをどう引き回すかということ。
相手がゴム板なので加工は比較的やりやすい。
思い切ってゴム板にドリルで穴を開けて、この穴にタイラップを通すことにした。
4.8mmくらいの比較的大きな穴をこれまたフリーハンドで電動ドリルで穴を開けていく。
まっすぐ穴を開けれるかどうか心配だったがフリーハンドでもちゃんと穴あけが可能だった。
心配性なのでゴム板をリジットジャッキに固定したかった
最初の計画ではこうして作ったゴム板をリジットジャッキの受け皿に開いた穴にはめ込むボルトを入れようと思った。
ボルトナットで固定まではいかなくても、ボルトを受け皿の穴に入れることによりずれないのではないかと考えたのだった。
だがここでも問題があった。
それはボルトを通すことは可能だが、ボルトの頭の分だけゴム板を掘り下げて直接サイドシルに当たらないようにしないといけない。
この掘り下げるという加工は結構難しい。
ホールソーで円形に切るのはできたがその中を平らに掘るということが手持ちの工具ではできない。
カッターでチマチマ切り刻んでくといういうことしかできない。
カッターでしばらく格闘してみたが埒が明かないのでこれは諦めた。
重量が掛かるので容易にはずれないだろうという読みだ(本当は面倒臭いだけだが)。
自作リジットジャッキの当てゴムは大成功
こうして妥協を繰り返して作成したリジットジャッキの当てゴムをさっそくタイヤローテーションでZC6_BRZに使用してみた。
結果から言うと大成功だった。
ゴムの材質等々はあまり気にしていなかったが、重量がかかっても割れたりはしなかった。
サイドシルの垂直部についても20mmでは少々足りなかったようだが本来の目的は果たしてサイドシルが曲がったりということは無かった。
クルマ弄りってこういうところを考えながら、ああでもないこうでもないと試行錯誤するのが楽しい。
しばらくぶりに弄ったが楽しくってしょうがない。
材料費もしっかり覚えてないがゴム板2枚で1,000円くらいだったはずだ。
しばらくこれで使用してみたい。
今回はこのへんで
では