JB74_ジムニーシエラ ついに禁断の溶接によるラテラルロッドブラケット補強プレートに手を出す…

感慨無量ではある、なんせクルマに溶接で補強を加えたのは1986年頃のEP71スターレット以来だからだ。
管理人にとって実にほぼ40年ぶりになる。
このラテラルロッドブラケットの補強はかなり前から考えてはいたのだが踏み切れずにいた。
そんなことを書いてみた。

JB74_ジムニーシエラの足回りに対する不満があった

ある日ネットを徘徊していると石塚エンジニアリング製「ラテラルロッドブラケット補強プレート」を見つけた。


JB64_ジムニー、JB74_ジムニーシエラ用のラテラルロッドブラケット補強プレートに付属の石塚エンジニアリングのステッカー
JB64_ジムニー、JB74_ジムニーシエラ用の「ラテラルロッドブラケット補強プレート」に付属の石塚エンジニアリングのステッカー


そしてこのパーツを装着した人々の評判が非常に高いようだということも分かった。
個人的にかなり気になっていたのは間違いない。

管理人が感じるJB74_ジムニーシエラの足回りに対する不満は横剛性が不足していることだった。
コーナリングの際にGを掛けていくとホーシングが動くさまがよく分かる。
さらにコーナリング中にギャップが少しでも有るとVSCCなのかトラクションコントロールなのか不明だが制御が入る。
ブルブルとなって不快なことこの上ない、これをなんとかしたかった。

ひょっとしたら不整地を通過する際の振動でホーシングが暴れて、滑っていると誤解することによってVSCCが介入するのではないかと思った。
この症状を解決するには足回りの弱い部分を補強するということになる。

補強に対する考え方

ここに書くことはあくまで管理人個人の考え方であることを最初にお断りしておきたい。

普通にクルマに乗るだけであればボディ剛性やサスペンション剛性はノーマルで十分だ。
ここはメーカーが良く考えていて十分な強度剛性が確保されているのが通常だと思う。

しかしサーキットを速く走りたいとか特定の目的のがある場合は弱い部分を補いながら全体的なバランスを取る必要がある。
クルマ弄りで難しいのはこうしたバランスを取りつつも目的を達成するにはどうしたら良いのかということだろうと思う。

例えばサスペンションの剛性が不足しているような場合はその箇所を補強するパーツを投入する。
そして1箇所を補強すると必ず他の場所を補強する必要が出てくる。
こうしてバランスを取りながら全体の調和を取ることが必要だ。

ちょっと昔のラリーのお話

若い頃ラリーに没頭していた頃にボディ補強は地方戦レベルでも当たり前だった。
今から40年近くも前だから当時のクルマのボディやサスペンションの剛性も低かったのだろう。
当時の補強の目的はクルマが壊れないようにすること、次にコントロールを容易にすることだった。


ボディやサスペンション周りにそれなりの補強を入れると全く違うクルマになる。
コーナーでの挙動も異なるしドライビングの仕方も補強したクルマに合わせる必要があった。
大げさに言えばクルマを買い替えるような感覚だった。

思い返してみると管理人に一番に合っていたのはラリーで一番最後に乗っていたEP71スターレットだったと思う。
このクルマは新車で購入し、すぐにストリップしてホワイトボディから当板を使わずにスポット増しのみで補強したクルマだった。
これには事情があり、この年(たぶん1986年)は ”出場状態” で車検を通したクルマでないと競技にエントリーできなくなったからだ。
それまではバケットシートやロールバーは車検時に元に戻していた。
グレーゾーンとしてロアアームをはじめサスペンション各ピポットのピロボール化(今はNG構造変更が必要)とか当板を使用したボディ補強とかもあった。

こうした事情でこの時はロールバーもバケットシートも装備できなくなった。
足回りとガード類のみを装備したほぼノーマルの車両でラリー競技に出場するのは非常に怖かったという思い出がある。

ボディのチューニングは難しい

ちょっとお話が脱線してしまったが管理人はこうして補強全盛の時代とノーマル化の両方の時代にラリーをしていた。
この時に感じたのは補強に関してはバランスが難しいということ。

補強しすぎるとコントロール性が変わってしまい手に負えなくなる場合もあった。
耐久性も問題だった、補強を入れたボディ反対側にクラックが入ったりした。
要するにコントロール性や耐久性、その他モロモロの部分がバランスを崩してしまう。
この時ボディはサスペンションの一部だと感じたし、ボディやサスペンションのチューニングは非常に難しいものだと思った。

現代のJB74_ジムニーシエラについて考える

管理人が今乗っているJB74_ジムニーシエラは競技に出ることもないし趣味で普通に乗っているだけだ。
4WD車だがハードなクロカンはしないし、やり過ぎは環境破壊につながるということも感じている。
たまに未舗装林道を走るくらいだ。


だがノーマルでこれだけ不満を感じる足回りのクルマも珍しい。
現代のクルマなら普通に走っている限り不満に思うことは昔と違って非常に少ないと思う。

管理人が前に乗っていたJW5_S660も足回りやボディは普通に乗っている限りノーマルで十分だった。
嫁さんが今乗っているZC6_BRZも全てがノーマルで特に不満はない。
あえて言えば両車ともブレーキ周りは交換した。
もちろんサーキットへ持ち込むようなことになればアチコチ弄ったに違いないとは思う。

それに引き換えJB74_ジムニーシエラはどうだろう。
たぶん足回りのセッティングの幅が広すぎて、ノーマルに合わしてあるというところが当たりかもしれない。
ノーマルのサスペンションなら今回気になったラテラルロッドブラケットの剛性も気にならないのかもしれない。
管理人の場合は20mmアップのかなりレートの高いスプリングとダンパーを入れたことでバランスが崩れたのではないか。

ただ管理人はJB74_ジムニーシエラを主にツーリングの足として使用している。
その行程のほとんどが舗装路なのだ、だから舗装路を快適に走れる足回りに変更したという経緯がある。
これはメーカーが想定する使用方法からは外れてしまっているのかもしれない。

それで補強はどうなん?

昨日クルマ屋さんからラテラルロッドブラケット補強プレートを溶接してもらったJB74_ジムニーシエラを引き取ってきた。
町中の舗装路を15分程度走っただけだが、横剛性は大いに上がったという感触を持った。

それが快適さにつながるのか、と問われればちょっと違うのかもしれない。
サスペンション自体のスタビリティは向上するが、快適性は突き上げがきつくなる方向なような気がしている。

現時点ではまだまだ情報不足である、もっともっと様々な場所を走らないと分からない。

ただ管理人が一番の理由とした、『コーナリング中にギャップが少しでも有るとVSCCなのかトラクションコントロールなのか不明だが制御が入る』という点についてはかなりマシになるのでは無いかと感じている。
これからジックリと様子を見てみたい。


JB74_ジムニーシエラのフロントに溶接した石塚エンジニアリング製の「ラテラルロッドブラケット補強ブラケット」、走り込んでいくとどうなるのか楽しみだ
JB74_ジムニーシエラのフロントに溶接した石塚エンジニアリング製の「ラテラルロッドブラケット補強ブラケット」、走り込んでいくとどうなるのか楽しみだ
JB74_ジムニーシエラのフロントに溶接した石塚エンジニアリング製の「ラテラルロッドブラケット補強ブラケット」、まさか溶接による補強に手を出すなんて想像できなかったがこういう部分も楽しい、ある意味原始的で人間臭い
JB74_ジムニーシエラのフロントに溶接した石塚エンジニアリング製の「ラテラルロッドブラケット補強ブラケット」、まさか溶接による補強に手を出すなんて想像できなかったがこういう部分も楽しい、ある意味原始的で人間臭い
JB74_ジムニーシエラのリアに溶接した石塚エンジニアリング製の「ラテラルロッドブラケット補強ブラケット」、ジムニー系の良いところはこうした余地が沢山残っているところ、完全ではなくって弄りがいがあるとも言う!?
JB74_ジムニーシエラのリアに溶接した石塚エンジニアリング製の「ラテラルロッドブラケット補強ブラケット」、ジムニー系の良いところはこうした余地が沢山残っているところ、完全ではなくって弄りがいがあるとも言う!?
JB74_ジムニーシエラのリアに溶接した石塚エンジニアリング製の「ラテラルロッドブラケット補強ブラケット」、裏から見たところ、丸く肉抜きされているところが心憎い
JB74_ジムニーシエラのリアに溶接した石塚エンジニアリング製の「ラテラルロッドブラケット補強ブラケット」、裏から見たところ、丸く肉抜きされているところが心憎い
JB74_ジムニーシエラのリアに溶接した石塚エンジニアリング製の「ラテラルロッドブラケット補強ブラケット」、リア足回り全景、現代では速くもないし原始的なクルマだがなんだか楽しいのが良いところ…、反面これを沼とも言う

今回はこのへんで
では