いゃ〜ビックリした、というのが正直なところである。
スッキリ、シャッキリ、サスペンションの本来の動きを取り戻したという感じだろうか。
そんなことを書いてみた。
最初にひとことだけ言わせてもらうと
JB74_ジムニーシエラのラテラルロッドブラケット補強は決して万人受けするものではないと思う。
当たり前だが組み合わす足回りによる、ということだ。
また溶接作業を伴うので元には戻せないことも考慮する必要がある。
管理人の場合、かなり硬いスプリングとダンパーの組み合わせなので乗り心地は悪化した。
よく言えば、よりダイレクトにクルマの動きを感じ取れる、悪く言えば硬い感じ角が立った感触になる。

溶接による補強はこうしたダイレクトな感じになることが多いと思う。
こうしたことを踏まえて読み取って欲しいと思う。
サスペンション本来の動き?!
ラテラルロッドブラケットの補強をして100kmほど走ってみて「随分シャキッとしたな」という感想を持った。
感触としては本来のホーシング位置が変わらず縦も横も位置決めがしっかりしたという感じ。
横方向のGを掛けてもグニュとした感じはない。
反面、路面からの入力がダイレクトに感じられ、コツコツと角のある当たりが感じ取れる。
さらに管理人のJB74_ジムニーシエラには純正LSDが装着されているのだが、その「効き」が手に取るように感じれるようになった。
たぶん今までは余計に動くサスペンションによってLSDの働きが吸収されていたのではないかと思われる。
ドライビングも変えないといけない
ある意味正しく動くようになったサスペンションだが、このことでクルマの挙動も変わっているように思う。
まだ舗装路をわずがしか走ってない状態のインプレッションであることをお断りしておく。

あえて感覚的な表現をするなら、レベルは上がったがスイートスポットを外すとえらい目に遭うのではないかという感じ。
今まではサスペンションが吸収していた領域がモロに挙動に出てくる。
ノーマルから見るとちょっとだけジャジャ馬になっちゃったという感じだろうか。
あくまでもこれは管理人のJB74_ジムニーシエラのお話である。
硬いスプリングとダンパー、それと純正LSDが原因だと思っている。
具体的にはFR車の基本に忠実なドライビングをやれば良いだろう。
コーナー手前ではブレーキングで前荷重、コーナリング中はアクセルでコントロール、という感じだろうか。
これができればコーナー出口でアクセルを開けて行った時に純正ではあるがLSDのグリグリ路面を蹴っている感じを味わうことができる。
これができずに、例えば十分に減速できずオーバースピードでコーナーに入ってしまった時なんかは盛大にアンダーステアがでるんじゃないか?と感じるような足回りだと思う。
何事も基本に忠実であることは大事だ。
乗り心地はどうだ?
乗り心地に関してはシャキッとしたが角が出たというのが正直なところ。

この乗り心地、どこかで味わったような感覚だなと思ったが、すぐに思い出した。
そう、昔のラリー車のような感じなのだ、少し懐かしく思った。
元々硬いスプリングとダンパーを入れているので乗り心地は硬い、体感的な硬さは今まで以上に感じるようになった。
サスペンションが動いて吸収していた領域を吸収しなくなったということだと思う。
一番期待していたコーナリング中の荒れた路面でのVSCCまたはトラクションコントロールの介入だが、今のところは出ていない。
もう少し走り込んでみないとよく分からないというのが正直なところ。
総合的には?
JB74_ジムニーシエラのラテラルロッドブラケット補強についてはサスペンションを正しく動かすという意味では良い方法だと言える。
ただし、が付く。
硬いサスペンションを組んでいると、よりハードな乗り心地になるのは間違いない。
ひょっとしたらノーマルサスペンションであればかなりの乗り心地改善が期待できるかもしれないと思う。
組み合わすサスペンションによるということだ。
経年変化としてどうなるかが少し心配だ。
補強した箇所、補強したがゆえに別の場所にストレスが掛かるということもあり得る。
これだけは様子を見るしか素人には術がない。
最後に、ボルトオンとは異なり溶接することで元に戻すことが難しくなるということは覚悟したほうが良い。
今回はこのへんで
では