この友人のEK9、2014年9月の終わりにセントラルサーキットへ出撃したわけだ。
弄りついでにサーキットから帰ってきてからHIDの取り付けも行った。
EK9のヘッドライトは通常のハロゲンでH4バルブとなっている。
ただしHIDを取り付けるとなるとバルブ交換のみでは済まず、バラストを固定するとかバッテリーからプラスの配線を引き回すとか様々な作業が必要なのだ。
電装系を弄る基本
電装系を弄る際に基本となるのはショートさせない事。
ショートさせるとヒューズが飛ぶだけではなくその機器が壊れてしまったり火災になったりするので非常に危険だ。
そのためには作業を始める前にバッテリーのマイナス端子を外して事が必要だ。
さらに電装系では特殊な工具も使用する。
例えば電工ペンチがある。
これは電線の皮むきをしたりギボシ端子を圧着したりする際に使用する。
さらに絶縁のためのビニールテープや配線の保護のためのコルゲートチューブやスパイラルチューブの準備をしておくと良い。
EK9のHID化のための配線
バルブを交換するのはH4のハロゲン球のみだとライトのユニットを取り外す必要は無く、プラグを抜き取りゴムのブーツを取り外しバルブを交換すれば良い。
今回は最近では大変小さくなったHID用のバラストをヘッドライト裏に固定しなければならない。
このためバンパーやグリルを外しての大手術となった訳なのだ。
配線しなければならない箇所
- HIDのコントロールユニットとバルブ
- HIDのコントロールユニットとバラスト
- コントロールユニットとバッテリー
配線自体はそれほど複雑なモノでは無いので、おおまかに位置決めをすると後は取り付け固定方法が重要。
付属部品はしっかり固定する
さらにこの友人のEK9はサーキット走行も行うのでシッカリと固定しないと走っている最中にバラストが脱落してしまうとえらいことになるので気を使う。
EK9の場合、元から開いているフレームの穴を活用してバラストを両面テープと結束バンド(タイラップ/インシュロック)でしっかりと固定した。
配線の引き回しもスパイラルチューブやコルゲートチューブを使用し、まとめた上で回転部分に触れないようにタイラップでしっかり固定する。
ライティングはシンプルが一番だ
基本的に管理人は後付けのHIDはあまり信用していない。
やはりライティング系統はシンプルなほうが良い。
ハロゲンでも全く支障はないのでそのままハロゲンを使用しているのが一番良いと思うのだ。
それに出先でバルブ切れしてしまった際にもハロゲン球なら手軽に手に入る。
しかし青白いHIDの照射光は見た目の印象が精緻に見える。
ハロゲン球ではなかなか出ない色温度なのだ。
ハロゲン球では管理人的に良いと思う色温度は5000ケルビン程度で、これより色温度が上がると夜でも雨の時が非常に見ずらくなる。
だから最近の青白い色温度のみを追求するのはどうかと思う。
まぁそんなことばかり言ってもしょうがないのでしっかり配線を行い試運転をしてから配線を固定し元に戻した。
これでしばらくは大丈夫だろうと思う。
後は少し走ってみてコネクターが緩むとかの初期の馴染みが出るのを待ってから対策をすることになると思う。
今回はこれでHIDの取り付けは完了である。
少し古いEK9であるが、これで少しリフレッシュだ。
車のライティングは特定の分野に関わる人には非常に大切な部分だ。
夜間の林道を走るようなラリーではかなり気を使ったセッティングを行う。
管理人管理人もこれまでは夜間に走ることが多かったが、最近では鹿と衝突が怖いので(2回も衝突した、いずれも自走不能)走っていない。
それまではZC31スイフトスポーツでもヘッドライトのHigh/Lowと連動したドライビングライトを導入していたものだ。
現在のEK9仕様
エンジン:ノーマル
エンジンマウント:無限
ミッション:ノーマル
デフ:ノーマルトルセンLSD
吸気系:ノーマル
排気系:マフラー5ZIGEN
ブレーキ:ノーマルキャリパー+ディクセルスリットローター前後
ブレーキパッド:前-制動屋RM551+、後-制動屋SP300
足回り:オーリンズDFVラバーアッパーマウント
無限強化ゴムブッシュ
タイヤ:ダンロップ ディレッツァ Z2 スタースペック205/45R16
ホイール:7J16インチホイール
ステアリング:モモ モデル08 レザー/ブラックスポーク
シート:ナニワヤバケットシート×2
ハーネス:サベルト3インチ4点式
ヘッドライト:H4タイプのHID、LEDスモールランプ
所有者:管理人の友人
今回はこのへんで
では