オッサンに限らずモータースポーツするにはヘルメットが必要だ。サーキットを走行会で走る時、ひょっとしたら競技に出場する時にはヘルメットとグローブが必須になる。仕上げにはレーシングスーツがあれば完璧なのだ。
しかし目が悪い人も多いだろう、特にオッサンは近視に遠視に老眼それに乱視がある人もいる。だからドライビングの際にはメガネが必要なのだ。しかしヘルメットとメガネと言うのは相性が悪いものだ。
ヘルメットの重要性
スポーツ走行する際のヘルメットの重要性は言うまでもない。頭部を保護するためにもキチンとした規格を通ったヘルメットを装着すべきだ。公式競技に参加する際にはヘルメット自体の規格の有効性もチェックされるので気を付けなければならない。
ヘルメットは自分の頭にあったサイズのモノを選択する事が重要だ。ユルユルだと万が一の際に脱げたりずれたりするので気を付けたい。従ってヘルメットを被った際には顔が歪んでしまうのだ(ルックス的にはイマイチだ)。
ちなみに管理人はアライヘルメットのGP-5W(Amazon)という4輪専用モデル(クローズドカー用)を使用している。オッサン的にはもっと軽いヘルメットが欲しい。
ヘルメット装着時はこんな感じ
ヘルメットをかぶる時にはスパルコのフェースマスク(Amazon)を装着するようにしている。これはヘルメット屋さんに教えてもらったのだがヘルメットの内貼りを保護するためだ。2輪用のヘルメットと異なり4輪用のヘルメットの内貼りは洗濯ができない。このためなるべく直接汗が内貼りに付かないようにするためだ。ただでもキツキツのヘルメットがフェースマスクでますますきつくなるのだ。
こんな状態でヘルメットを被っているのにメガネを掛けようなんて至難の業であることがお分かりだろうか。管理人はサーキット走行の際にはコンタクトレンズを装用してしのいでいたがメガネを掛けたい時もあるだろう。こういった時にどうするのかという事がメインのテーマだ。
↑ ヘルメットの下にフェースマスクを装着の図、ヘルメットはアライのGP-5Wでその下にスパルコのフェースマスクをしている、ヘルメットは頭へのフィット感が非常に重要、情けない顔をしているのではなくヘルメットがキツイので顔が歪む程度の圧迫はしょうがないことなのだ、汗が直接ヘルメットに付かないので臭くならない、もちろんフェースマスクは毎回洗濯する(笑)、この状態でメガネをするのは至難の業ということが分かるだろうか
できればメガネは無い方が良いが
ヘルメット装着時にメガネはできたらかけない方が良い。というのは走っていると自分の汗や熱気でメガネが曇ってしまうのだ。これは非常に困る。
ヘルメットのシールドが曇るのなら応急措置として走りながらグローブで拭くこともできるがメガネを拭くことはまず不可能だ。 これを解決しようとするとコンタクトレンズを利用するということになるのだがこちらもリスクがある。
以前自分でも体験したがコンタクトレンズが走っている最中にずれてしまう事だ。ササっと直せればよいが、そうでないときはピットインして直すしかない。
メガネもコンタクトレンズもそれなりにリスクがあるものだ。
ヘルメット用のメガネで皆さん苦労しているようだ
探してみるとヘルメット装着時用のメガネと言うのは結構ある。特に2輪乗りの方向けが多いようだ。考えてみればヘルメット装着が一番多いのが2輪乗車時だろう。
4輪でヘルメットを装着する人って競技に参加する人かサーキットを走る人で2輪人口に比較すれば極々少数派であることが理解できる。 そこで2輪用のヘルメット装着時用メガネをじっくり見てみた。かなり様々な工夫がなされていて苦労の跡が伺える。ポイントは次の点だ。
- ツルの部分がヘルメット装着時に差し込みやすい形状と強度
- レンズが幅広で視界が広い
- ノーズの部分に一工夫
↑ Fit-Bikeというヘルメット用眼鏡フレーム、これはショップのオリジナルだ、ツルの部分が2重で丈夫そして短くヘルメット装着時に差し込みやすくなっている、それにレンズがカーブしていて端っこの視野を広げている、画像はネット上から拝借
↑ こちらはRidingEyeWearというメガネフレーム、同じくツルの部分に工夫が凝らしてあり差し込みやすい形状と厚さとなっている、レンズもカーブしていて視野が広い、画像はネット上から拝借
↑ KazuoKawasaki MP920(Amazon)というメガネフレーム、こちらもライディング用に作られている、ツルの部分に力が加わってもレンズにストレスが加わらないように特殊な構造になっている、いろいろ工夫してあるようだ、画像はネット上から拝借
眼鏡にクモリ対策も必要なのだ
フレームやレンズをヘルメット装着時用に選択しても走る時に曇ってしまうとどうしようもない。
そこは市販の眼鏡用の曇り止め等で対策する必要がある。また車内のエアコン吹き出し口を顔に向けて送風するのも良いだろう(エアコン掛けると遅くなるので注意)。
こうした手間を考えると事情が許せばワンデータイプのコンタクトレンズを使用するのがベストかもしれない。
カッコから入るのは良い事だ
何のスポーツでもそうだが専用のユニフォームがある。これはそのスポーツの動きを研究し改良して出来上がっている機能的なモノだ。
車のスポーツ走行の分野でも同じことが言える。これまで紹介してきたヘルメット、グローブ、シューズ、必用な人はメガネと言ったアイテムは必須だと思う。
ここから先はレーシングスーツやアンダーウェアを残すのみとなる。しかし公認モデルで無ければレーシングスーツは意外と安価で調達できる。この機会に機能的なレーシングスーツを調達してみるのも良いだろう。
↑ 上から下までカッコだけは素晴らしいオッサン達、公認モデルでなければレーシングスーツも安く調達できて雰囲気はバッチリ、一応ノーメックスという不燃素材だが1レイヤーである、腹が出ているのが笑える、決して腕前とカッコは比例しません、セントラルサーキットにて
是非安全に快適に車でのスポーツ走行を楽しんでいただきたい。
今回はこのへんで
では