以前に日本未導入のフォレスター・クリーンディーゼルのことを書いたが、実はこのディーゼルエンジンはその他の車種にも積まれていて販売もされている。
スバルボクサーディーゼルのスペック
まずスバルボクサーディーゼルターボのスペックをみてみよう。
水平対向4気筒ディーゼルターボ 2.0L DOHC16バルブ
最高出力:150馬力/3,600回転
最高トルク:35.7kgfm/1,600–2,400回転
ディーゼルエンジンの特徴はやはりガソリンエンジンでは実現できない太いトルクが持ち味だ。
国内ではスバル車でこのエンジンを搭載した車種はまだデビューしていないが海外では複数の車種に積まれて実績を積みつつあるというか主力エンジンとなっている。
搭載されている車種は次の車種だ。
- レガシーツーリングワゴン
- レガシーアウトバック
- フォレスター
- XV
となりSUVのジャンルに入る車には全てディーゼルモデルが存在することになる。
ヨーロッパではディーゼルが主流
特にヨーロッパではガソリン車よりもラインアップが豊富で、かつ優先順位が高いようだ。
我々日本人が考えているよりもディーゼル車が一般的なようである。統計を見てみると新車販売の半分以上がディーゼル車という数値もあるので日本と全く状況が異なる。
こうした背景からヨーロッパではディーゼルエンジンのラインアップが無いことにはセールスに全く繋がらないことが分かる。
したがって各社ディーゼルエンジンのラインアップを揃えているという訳である。またヨーロッパではディーゼルの排ガス規制がかなり厳しく販売するにはそれをクリアする必要がある。
日本でのディーゼル排ガス規制とは少し異なるが、日本でもかなり厳しい規制を課している。
日本へのクリーンディーゼル投入のタイミング
また社会的イメージの問題もあり現段階では日本にいつ投入するかのタイミングを見計らっている段階であろう。技術的には日本に投入可能なものは揃っているはずだ。
SUVと呼ばれるジャンルの車も時代と共に変化してきた、4WD車が全盛の時は重い車重をディーゼルターボの太いトルクで走らせることができ経済的だったので大いに受けたものである。
日本においてはSUV、今風に言うとクロスオーバーだがこういったジャンルの車の発展と共にディーゼル車が存在したということだ。
逆に言うと一般的なコンパクトカーやセダンにおいてディーゼル車の存在する余地が全く無かったのだが、現代においては静かで振動が少なければディーゼル車という事を意識することは無いだろう。
クリーンディーゼルが日本に投入されるのは我々一般人が再びディーゼルエンジンに魅力を感じて購買意欲を持ち出した時がタイミングと言える。それがいつになるのかは良く分からないが、もう少しの時間が必要なのではないだろうか。
個人的にはクロスオーバーに太いトルクで燃費が良いディーゼルはベストマッチだと考えるので早く導入になれば良いと思う。
ディーゼルエンジン搭載のラインアップ:レガシー
↑ スバルのディーゼル車のラインアップその1、フランスでのレガシー、ちゃんとセダンにも設定がある、ディーゼルモデルのほうが数が多いのが凄いところ、画像はメーカーサイトより拝借
ディーゼルエンジン搭載のラインアップ:アウトバック
↑ スバルのディーゼル車のラインアップその2、フランスでのアウトバック、こちらもガソリン車よりもディーゼル車のほうがラインアップで上に来ているところが!な点、画像はメーカーサイトより拝借
ディーゼルエンジン搭載のラインアップ:フォレスター
↑ スバルのディーゼル車のラインアップその3、フランスでのフォレスター、フォレスターに至ってはディーゼル車のみのラインアップ!これにもビックリ、画像はメーカーサイトより拝借
ディーゼルエンジン搭載のラインアップ:インプレッサ
↑ スバルのディーゼル車のラインアップその4、フランスでのインプレッサ、こちらもディーゼルのみのラインアップだ、画像はメーカーサイトより拝借
ディーゼルエンジン搭載のラインアップ:XV
↑ スバルのディーゼル車のラインアップその5、XVもディーゼルモデルをラインアップしている、しかし良く分からないのはこちらはボクサーディーゼルのマークが付いていない、スペックを見ると全く同じなのだがどういうことだか不明だ、画像はメーカーサイトより拝借
今日はこのへんで
では