スズキ新型「ハスラー」が大変気になる今日この頃である。
久しぶりに気になる車「ハスラー」
こんなに1つの車が気になるのは久し振りだ。前回は確か86が発売になるかどうかの時期だったような気がする。
そこで「ハスラー」について突っ込んで研究をしてみた。自分が実際に買うとなるとどのグレードでどの装備が必要なのか?をじっくり考えてみようと思った。
まずその前に自分が「ハスラー」をどのように使うかを考えてみた。
ハスラーの使い方
個人的には普通自動車は既にあるので、この代わりに普段の足にすることになる。つまり子供達の送迎とか買い物とか家内の近距離通勤だ。
そして私が狙っているのが時々は「ハスラー」を冒険に連れ出そうと思う事だ。
以前から一人でツーリングへ行くことが至上の楽しみなのだが、これに使ってみたいと思うのだ。行く先はオジン臭いがほとんど郊外の神社仏閣や歴史的名勝となる。
案外これが狭い場所だったり取付道路が悪路だったりすることがある。それに今までは敢行していなかったが冬場にもこうした場所に出かけてみたいと思うのである。そのためにジムニーの導入も真剣に考えてみたのだが、どうしてもユーティリティー的にNG(乗る人数と積載が不足する)であった。
私の場合、走る主なステージは郊外の一般道となり高速道路はほとんど使用しない。ただ一般道であっても結構な距離は走るので疲れない車が良い、と言ったところだ。
条件
- 燃費は良いに越したことは無い
軽自動車の最大のメリット!、ターボかNAか?
FFのターボで26.8km/L、FFのNAで29.2km/Lの燃費、結構差がある
- できれば4WDが欲しい
ジムニーみたいにクロカンアタックはしないが雪道は走りたい
NAの4WDで28.0km/L、NAのFFで29.2km/Lの燃費、あまり差が無い
4WD化での燃費落ち込みが少ない
- パワーはあるに越したことは無い
これもターボかNAかの選択だが高速を走らないのでターボは不要かも
- できればアイコン的装備のツートーンカラーが欲しい
せっかくだからツートーンカラーで楽しい雰囲気が良い
- 装備はそれほどデラックスでなくても良い
いたせりつくせりは不要だが最低限抑えるべきポイントもある
それは衝突安全と燃費向上の一連の装備だ
ハスラーの4WDを研究してみる
正月元旦に到着した例のカタログを見回しても、さらにスズキのホームページを見回してみても4WDの仕組みに関する記述が全く無い。
ネット上でベースモデルのワゴンRの4WDの情報を探してみる。ちょっと不思議な現象だ、フルタイム4WDとうたっているにもかかわらずその機構を解説したモノが全く見当たらないのである。せめてどういう方式なのかと言う情報は開示してほしいものだ。
しょうがないのでWeb上を検索して情報を収集してみた。するとビスカスカップリングによる俗に言うスタンバイ4WDだという情報がある。もしこれが事実だとすれば雪道等でのトラクションに関しては主駆動輪である前輪が空転を始めると初めて後輪へのトルク配分がなされるタイプである。シビアな状況ではこの方式はタイムラグがあるために難儀することがあるかもしれないと思う。
しかしながら「ハスラー」にはこれをカバーするグリップコントロールという仕組みがある。これなら発進時のトラクション抜けをカバーできるのでスタンバイ4WDであっても問題は無いのではないかと考えた。またヒルディセントコントロールと言うおまけも付くのだ。
結論
これまでのお話の結論として「ハスラー」のどのグレードを選ぶかと考えると次のようになる。
- 家内が乗るので2べダルは必須
CVTモデルを選択
- 4WDは必須
行動範囲を広げるためクロスオーバーとして是非選択したい
- ターボは不要なのでNA
高速道路を使わないのでNAで十分だ
- グレードは中間のGグレード
NA+4WDで比較するとグリップコントロールやヒルディセントコントロールが付くのはGグレードから
アイドリングストップが付くのもGグレードから
レーダーブレーキサポートが付くのもGグレードから
- セットオプションは迷う
これにはディスチャージヘッドランプ/運転席シートリフター/チルト/アームレストが含まれて63,000円高となっている
内容を考えれば安いので是非付けたいところ
- ツートーンカラー
43,000円高となるがこれは各自の判断か、ただし色が限られる
個人的に今のところボディー色パッションオレンジで屋根はホワイトが有力
- 結果
GグレードのNA、CVT、4WD、セットオプション装着、色はパッションオレンジ(自動的にツートーン)
これで価格は1,439,550円(税込)となり結構な価格だ。
という内容になった。
↑ スズキ新型「ハスラー」のヘッドライトの違い、左からXグレードのディスチャージ、Gブレードのハロゲン、Aグレードのハロゲン、Gグレードはセットオプションでディスチャージを選択可能だ、個人的にはディスチャージには全くこだわらないが見てくれの車の表情が変わってしまうのが気になる、画像はメーカーサイトより拝借
↑ スズキ新型「ハスラー」のホイールの違い、一番高価なXグレードのみ左端のアルミホイールを装備する、個人的にはこのアルミホイールなら真ん中と右端の鉄ホイールのデザインのほうが良い、最近には珍しくデザインされた鉄ホイールだ、画像はメーカーサイトより拝借
↑ スズキ新型「ハスラー」のレーダーブレーキサポートの動作解説図、新車を買うなら今時この装備は必須だ、15km/h~30km/hでしか効果を発揮しないが無いよりは随分マシだと思う、誤発進抑制機能もCVTには付く、うっかりをカバーするには十分な装備だと思う、画像はメーカーサイトより拝借
こうしてグレードと装備を選択していくと全く無理なく選ぶことができる。他のメーカーはこれを装備するにはグレードを1つ上げないといけないとかセットになるとかの条件がきついが、この新型「ハスラー」の場合はそれほどでもない。実はこのモデルとオプション構成はかなり突き詰めたマーケティングの結果ではないかと思っている。
実際に我が家でこの車を発注するかどうかは今のところ全く未定だが、こうして車のグレードや装備を考えている時間が一番楽しいのではないだろうか。なんだかワクワクする瞬間だ。
軽自動車ではあるが久々にこうしたことを考えさせてくれるスズキ新型「ハスラー」には十分な魅力がある。
スズキが行う新型「ハスラー」に対するマーケティングは十分成功していると言える。
今日はこのへんで
では