東京モーターショーへヤマハが4輪デザイン提案モデルを出展、ヤマハと4輪エンジンと車のデザインの関係

ヤマハ発動機と言えば主にトヨタの高性能エンジンを供給している会社という事は周知の事実だと思う。
ヤマハ発動機自体は一般的な4輪つまり公道上を走る自動車は作ってない。
今回は2015東京モーターショーに4輪のデザイン提案モデルを出展する予定ということだ。

2TG:トヨタの1.6LのDOHCエンジンの名器、左はTE47に積まれていた純正ソレックスキャブレター付きの2TG、右はそのすぐ後にEFI化された2TGでパンチが無くなってしまった、画像はネット上から拝借

↑ トヨタの名エンジン2TGもヘッド周りはヤマハだった、画像はネット上から拝借

エンジンメーカーとしてのヤマハ

ヤマハ発動機の歴史は他に詳細な説明があるのでここでは触れない。
主にトヨタとの間で昔からハイエンドな高性能エンジンを作るメーカーとして有名だ。
また一時期はF1にエンジンを供給していた事でも知られる。

つまりヤマハ発動機は4輪のエンジンに関して世界レベルの技術を持っている。
そんなヤマハ発動機が2015東京モーターショーに4輪のデザイン提案モデルを出展する。
ヤマハ発動機が2015東京モーターショーに出展するデザイン提案モデル

最近のヤマハを見ていると様々なデザインの可能性を模索しているように見える。

最近の車のデザイン傾向

4輪に限らず最近のデザインの傾向は少しレトロな方向が多くなっている。

ヨーロッパの自動車メーカーではオマージュと呼ばれる昔のモデルに発したデザイン傾向を現代的にこなしたモデルが多く発表されている。

例えば
VWのTransporter T6だったり

ルノーのAlpine Celebration Conceptだったり

BMWのBMW 3.0 CSL Hommage Rだったり

その例は数えきれないほどだ。

これは世界的なデザイントレンドとしてレトロ志向という風潮が強く顧客の受けが良いからだろう。
さらに狙っている年齢層にも関係していると思う。
若い世代には新しい感性として映るだろうし、古い世代には昔を思い出させるような感性だ。

ヤマハはどのような感性を表現したいのだろうか

そんな事を思いながらヤマハ発動機が現在発表している4輪のデザイン提案モデルのシルエットを見てみた。
シルエットからはスポーツカーのようだ。
そのシルエットは2シーターか2+2の形状になっていて後部はRX-7のような雰囲気を持っている。

エンジンでは世界でも有数の技術力を持つヤマハ発動機がスポーツカーのデザイン提案モデルを出展するのは大変興味深い事だ。
ひょっとしたらヤマハ製のスポーツカーがお目見えする可能性があるのだろうか。

2015東京モーターショーは大変面白くなりそうだ。

今回はこのへんで
では