ルノーのトゥインゴはメルセデスのスマートとプラットフォームを共用するコンパクトカーなのはご存じの通りだ。
このプラットフォームは非常にユニークでRRレイアウトを取るのが最大の特徴となっている。
そのトゥインゴにハイパワーモデルが追加されそうな雰囲気になっている。
その新型トゥインゴの搭乗前にはTwinRunと呼ばれるプロタイプが存在していてかなりの凝り方だった。
こうした熱い思いを受け継ぐ新型トゥインゴのGTが2016年のグッドウッドで発表になる見込みだ。
その新型トゥインゴGTを見てみよう。
新型トゥインゴGTを見る前にTwinRun!
新型トゥインゴGTを見る前にそのコンセプトとなったTwinRunを見てみよう。
この車はリアミッドシップにエンジンを積むハッチバック車だがかわいい外観とはにつかわず中身はレーシングカーのような構造となっている。
このTwinRunについては以前書いた記事を見てほしい。
2013年に発表されたルノーTwinRunだが今見てもなかなかカッコ良い。
特にリアの造形は迫力がある。
画像では見えないがフロントにデイライトを装備していてコレがちょっと変わった雰囲気で車が表情を持っているようでかわいいのだ。
そのTwinRunのコンセプトは歴代のホットClioの焼き直しというか流行のオマージュだ。
新型トゥインゴGTのスペックはあまりない
さてお話を元に戻して新型トゥインゴGTの事だが詳細なスペックは全く発表されておらずエンジンに関してのみとなっている。
今分かっているスペックは次の通りだ。
エンジン:898cc ターボ
最高出力:110hp
最大トルク:170Nm
素のトゥインゴは89bhpで943kgなので重量がそれほど増加しなければ新型トゥインゴGTのパワーウェイトレシオは8.64kg/bhpくらいになると予想できる。
これは飛びぬけて素晴らしい数値ではないがコンパクトホットハッチとしてみればまずまずの数値だろう。
新型トゥインゴGTの画像
それでは新型トゥインゴGTの画像を見てみよう。
新型トゥインゴGTの外観はオリジナルのトゥインゴとそれほど変わらない。
フロントのデイライトはTwinRunと同じく非常にかわいらしく感じる演出だ。
新型トゥインゴGTのタイヤホイールは17インチ化されるが四隅に配置されているのでマンガみたいな印象だ。
RRレイアウトを感じさせるのはリアのナンバー部の通気口くらい。
オレンジにレーシングストライプが小さいくせに憎らしい演出。
リアハッチバックの塗り分けはVWのUP!と共通するアイコンだがあまり好きになれない。
新型トゥインゴGTを真後ろから見るとClio V6を髣髴とさせるものがある。
キャビンに対して下膨れのフェンダー部やナンバー当たりの通気口それにデフューザーと左右2本出しのマフラーが雰囲気だ。
もう少し車高を下げるともっとカッコ良くなると思う。
現代ではRRレイアウトの車は非常に少なくなってしまった。
60年代から70年代にかけては沢山のRR車が活躍しスポーティーなモデルも多かった。
最近ではALPINEが復活してきているがA110のようなRRモデルはでてきていない。
そうした流れを汲むのがこの新型トゥインゴGTなのかもしれない。
今回はこのへんで
では