自動車ディーラーの営業マン事情に驚く 時代は確実に変わっているのだった

管理人はこの3連休に車のディーラーに出かけて営業マンとお話しする機会があった。
そこで非常に面白いお話を聞くことが出来た。
一昔前は車の営業マンって夜討ち朝駆けっていうイメージだったのが全く変わっている事だ。
少し前からこうした自動車の営業マンのスタイルが変わってきているのは感じていたが今回は決定的な事を聞いたのだった。

NCロードスター購入時の引き取りに行った時のディーラー画像

もうモーレツだけでは車は売れない時代

ユーザーとして車を購入する時ってまずはディーラーへ出かけて行き希望の車を見たり試乗したり見積してもらったりする。
その後、担当の営業マンからの電話や自宅への訪問攻撃を受けるというのが普通の事だった。
買う気が無い時なんかはそれをどうやってかわそうかとユーザー側も工夫していたのものだ。

だが何年か前からこうした動きは非常に少なくなった。
そもそもディーラーで記入した顧客カードの住所(つまり自宅)に営業マンが訪ねてくるという事自体がめっきりと少なくなった。
それにこちらから電話しない限り電話をもらう機会も非常に少なくなった。

メールでのコンタクトは結構ある。
しかし押しの弱いメールではそれを見て購入に動くという事は全く無いのだった。

つまり顧客のキャッチの仕方はそれほど変わらないがその後が非常に効率的になっているという事だろう。
見込み顧客から冷やかしを除いて確率の高い顧客から攻めるという方法論が定着したのだろうか。
こうなると誰かの紹介という繋がり方(リード)も非常に貴重な機会だろうと思う。
管理人TomTomは今まで何台かの車を購入したがその際に営業マンから知人友人を紹介してくれと言われた事は無い。不思議だ。

ディーラーの決算に向けた動きと言うのは変わらない

ディーラーによって異なるがその決算に向けた台数ノルマの達成というのは今でもある。
ユーザーにとってはこのタイミングは大変チャンスなのだ。
大幅値引きやオプションのサービス等が期待できるからだ。

こうしたディーラの事情は昔から変わらない。
おおむね決算は3月末の事が多いから3月末までに登録ができる時期なら良い条件が引き出せる可能性が高い。
やはりこうしたキワキワの突っ込みというのは瞬発力があるのでユーザー側も大いに期待できるのだ。

電車で通勤するディーラーの営業マン

管理人TomTomが今日一番驚いたのが営業マンが電車で通勤しているという事実だ。
これには前提があって会社所有の営業車に乗っているという事だ。

今回訪れたディーラーは電車の駅からそれほど離れてないのでまずまず便利な場所にある。
加えて前述のように夜討ち朝駆けをしなくなったので車が必要無いという事もある。
さらにディーラー側が営業車の距離を伸ばしたくないという事情もあるようだ。
営業車や試乗車はいずれ中古車として放出されるから条件を良くしておくということなのだろう。

考えてみればせちがない世の中になったと思うのだが経営面から見ると非常に合理的だ。
個人的には今までの自動車の営業マン像をひっくり返すようなインパクトがあると思う。
もちろん昼間は営業車に乗って営業活動を行うのでそれ自体は変わらない。
営業マンが営業車に乗って直行や直帰の機会を整理したという事なのだろう。

車で通勤しない車の営業マン、うーんこれはインパクト大だ。

車を販売する現場も確実に変化している

前述のような小さな変化を見ていると少しづつだが車の販売現場も変わってきているという事を実感できる。
一昔言われていたようにネットで車を買うのが普通になるという事にはまだなっていないがそうなる日も近いのかもしれない。

現実的にはオークション関係は業者向け個人向けともネットから入札する事が出来るようになった。
新車の場合はどうしてもユーザーが現物を見てみたいとか説明を聞きたいというニーズがあるために対面販売になっている。
これが不要になった時、ネットでも十分販売できる土台が出来上がるのだろうと思う。
それはそれほど遠くないはずだ。

今回お話しした営業マンは車への造詣も深くて車好きな雰囲気が伝わってきた。
それだけに車で通勤しない営業マンというのは初めて聞いたお話だし衝撃的だった。
面白い時代になったものだ。

もう一つ気になる事がある。
それは現在見積を作ってもらっている車種は全く値引きが無い事だ。
金額的にも用品的にもだ。
今回は営業マンの事もこうした実質値引きが全く無いという初めての事ばかりで大変新鮮なのだ。

今回はこのへんで
では