経験から、中古車の売却で良い条件を得る方法

管理人TomTomの車遍歴にあるように今まで十数台の車を乗り継いできた。
そこで今までの経験から車の売却時どのようにしたら良いのか?どうしたら得なのか?を書いてみることにした。
管理人TomTomの経験に基づく内容なのでこの通りには行かない事もあるだろうが参考にしてほしい。
ただし個人オークションでの車の売却は経験したことが無いので除外しておく。

中古車を売却の際の想定

車の売却の必要があるのは様々な事情があると思うが車を乗り換えるという事を前提として書いてみる。
乗り換える次の車が中古車でも新車でも現在乗っている車を高く売却し次の購入資金に充てたいというところは皆同じだと思う。

中古車の売却の際の心構え

中古車の価格と言うのは相場で動くものだ。
これは中古車を購入する時もそうだし、自分の乗っている車の売却の際にも言える事だ。
従って車の売却時にもタイミングがある。

当日渡し

良く聞くのは車の売却時に買い取り業者に査定してもらい査定当日に引渡ししてくれればこの価格で買い取るという条件が付くことだ。
これは個人的な経験から言えば対応する方が良いと思う。
どうせ売却するのだから高値で引き取ってもらえるのは良い事だ。

その差額が非常に小さいのであれば考慮しなくても良いと思うが、他の買い取り業者との価格差が5万円とかそれ以上になってくるとこの方が得だろう。
管理人TomTomの経験では今まで2件あり、ガリバーだけがこうした条件で他より高い買い取り価格を提示してきた。
バタバタするが逆に考えれば、事前に準備する事で車の売却の際に良い条件を引き出せる可能性があるという事だ。

車検残

車の売却の際に車検残は無いよりもある方が良い。車検が切れていると車を移動するのにもコストがかかるからだ。

必要なパーツ外し

車の売却の際に買い取り業者が査定に来た際この状態で渡すというシンプルな見せ方をした方が良い。
ナビやキャリア等のパーツを外すつもりなら査定前に外しておくことだ。

車内外の掃除

車の売却の際、もちろん査定をする側も見る車が綺麗な方が気分的にも良いし細かいキズの発見もできる。
汚れている事で大切にされていないという心証を与えてはいけない。
大事に乗っているので高く売りたいという意思表示を行うべきだ。

これは外装もそうだが内装も同様で不要なモノを車から下して掃除をしておく。
特にペットの毛と匂いは査定が下がるので要注意である。
また喫煙車というのも査定が下がる、禁煙車なら灰皿も綺麗に掃除しておく。

キズ補修

車を使用していると細かい傷はどうしても付いてしまう。
これを車の売却の際にヘタに隠さなくても良く擦り傷程度ならそのまま見せるのが良い。
ヘタに素人タッチペンをすると逆効果になってしまう事が多い。

ローンの残債

車の売却の際にローンの残債は無いに越したことは無い。
完済しているのなら車検証上の所有者欄を自分に書き換えておく。
しかしどうしても残ってしまっているようなら残債の額を正確に把握しておく。
車両売却時のローン残債の扱いには2種類あり、売却側が自分で清算する時と買い取り業者が清算をする場合もある。
管理人TomTomも両方のパターンがあった。
これは買い取り業者に相談するのが良い。

売ろうとする中古車がどんな車なのか?

車の売却の際のこれが非常に悩みの種なのだ。
現在乗っている車の特性により売却先がある程度絞られてしまう。
ということで売却する車を分類してそれ毎に考えてみることにする。

ケース1:競技車やノーマルに戻せないくらい改造している車

このパターンの車として過去に3台のラリー車、1台のキャンピングカーに乗っていたので車の売却の際には次の方法を用いた。

  • その分野の専門の車屋さん:競技車や改造車やマニアックな車を専門で扱う中古車屋さんがある
  • 個人売買:ラリー仲間のツテを頼って個人売買した、ニコニコ現金決済、名義変更を誰がするかに注意

やはりこういった車は同好の士(専門業者や個人)にそれなりの価値を見出してもらい売却できればベストだ。
同好の士ならパーツ類に価値を見出してくれる場合もある。
それが出来ない時には車の売却の際にできる限りノーマルに戻して通常のルートで売却を進めるしかない。
外した部品もオークション等で売却し購入資金に充てる。
管理人TomTomの場合の実際の売却先は次のような状況だった。

ラリー競技車(カローラ1台、スターレット2台):ボチボチでんなぁ

3台ほど乗り継いだが、個人売買と競技車を扱う専門ショップに売却した。
競技車の価格付は難しいのだがまずまずの価格だった。

キャンピングカー(ハイエースキャンパー特装):まぁまぁでんなぁ

キャンピングカーを専門で扱う業者さん(新車も中古車も扱っている)に売却。
良い条件を出してくれて比較的遠い所でも見に来てくれた。
現金を置いて乗って帰ったのが印象的だった。
ハイエースキャンパー特装、サライというモデルその2

メーター交換車(E51エルグランド):ボチボチでんなぁ

これはディーラーの都合でメーター交換になったケースだ。
車の売却の際にあちこちの買い取り業者に持ち込んだがメーター交換車として安い買い取り価格しか出せないと言われた。
最後にガリバーに持ち込むとメーターをディーラーが交換したのならその証明をもらう事を交渉してくれた。
そのおかげで通常の買い取りの土俵に乗り、当日引渡でさらに良い条件を出してもらった。
E51エルグランド

ケース2:ちょっと珍しい輸入車

珍しいと言っても様々なレベルがあるだろう。 クラシックカーの領域でなければ普通の買い取り業者さんも扱ってくれる。
ところが車は珍しい車とはいえ古くなれば基本的に価値が無くなってくるので、これも競技車と同様にこの種の車を多く扱う中古車屋さんが存在する。
そこへ売却できればベストだろう。 管理人TomTomの場合の実際の売却先は次のようになった。

シトロエン「C2」:まぁまぁでんなぁ

一括査定で最後は普通の買い取り業者さんガリバーに売却。
少し珍しい車だったがタイミング良く購入希望の顧客を持っており非常に良い価格を提示してくれた。
ガリバーは車の引き渡しを急ぐきらいがあるが、逆に当日渡しで良い条件なら即渡せるようにしておけば高く売れる可能性もある。
シトロエンC2のジョーヌラという黄色

フォルクスワーゲン「GOLF5 Pirelli」:ええんちゃいまっしゃろか

普通の買い取り業者さんハナテンに売却。
こちらも購入希望の顧客を持っていたのと台数限定車+車体色が黒だったので非常に良い価格が付いた。
受け渡しの相談にも乗ってもらい対応が良かった。
ゴルフ5ピレリ限定車

メルセデス V-Class (W638):あきまへん

この車は国産車ディーラーに下取りに出したのだが価格はそれほどでもないし、挙句の果てには事故車だと言い出す始末だった。
輸入車ディーラさんで国産車を買い取ってもらうのはまだ良いが、逆の国産車ディーラーさんで輸入車を買い取ってもらうのは避けた方が良い。
メルセデスVクラス

ケース3:普通の車の売却

管理人TomTomの経験で珍しい車の売却パターンは以上のような状況だった。
一方普通のパターンの車の買い替えの場合には次のようなパターンがある。
そのポイントは車を買い替える際に下取りで出すかどうかだ。

  • パターン1:1か所で購入(下取りあり)でトータルの出費金額?
  • パターン2:購入(下取り無し)+別のところで売却でトータルの出費金額?

この場合は事前に買い取り業者の買い取り相場を掴んでおくことが必要だ。

普通の中古車の売却:パターン1-次に買う車の下取りとする

繰り返すが事前に買い取り相場を知っておくことが大切だ。
要するにトータルで出費が少なく車が乗り換えできれば良い。
なので下取り価格が悪くても次に買う車と合わせて計算して良い条件になれば良い。
なにがなんでも買い取りだけを見て単独で高く買ってもらわなくても良い。
その点で注意したいのは次に買う車の下取り車がある場合と、無い場合の両方の価格をきちんと出してもらう事だ。
これが無いと比較しようが無い。
通常のディーラーも時により良い条件を提示してくることもある。
まずは次の車の購入見積と合わせて車の売却の査定をしてもらう事が必要だ。

普通の中古車の売却:パターン2-買い取り業者へ売却

便利になったものでインターネットで買い取り査定を依頼すると一気に複数の会社から連絡が来る仕組みを上手く使う、一括査定楽天)という奴だ。
管理人TomTomがシトロエンC2を売却した際には買取査定を1日にまとめた。
結局6社に1時間毎に来てもらい査定をしてもらった。
1時間毎なのでこちらの対応が非常に大変だった。

その中で基準となるのは昔はレッドブックと呼ばれる相場表、今はオークション落札価格を基準とした価格だ。
事前にある程度の買い取り価格を調査しておく。
買い取り業者には競合となるので、後日一番高い買い取り価格を提示した買取業者に売却すると最初から伝えておく。
買い取り業者側はなるべく早く結論を引き出そうとするが、ここはぐっと我慢してこの日だけは(翌日以降にお返事)引き延ばす作戦が良いだろう。
それでも前述した査定当日に引き取り出来るなら、という条件が出るかも分からないので条件次第だが渡せる準備はしておくようにする。
管理人TomTomのシトロエンC2の場合はこうして当日渡しで売却しスイフトスポーツに乗り換えた。

中古車の売却で良い条件を得る:まとめ

長文になってしまったが車を売却する際に良い条件を獲得するのは様々な条件がある。
いずれにしても事前の調査や準備がモノを言うので解説したように準備を十分しておくことが成功の秘訣だろうか。
それに交渉はダラダラとやってもしょうがないので短期決戦とすべきだ。
買い取り業者も相場や引き合いがあるので待つとしてもせいぜい1週間程度だろうと思う。

今回はこのへんで
では